今回は恋愛初心者から質問の多い「異性とどこで出会えばいいの?」「初対面で何を話せばいいの?」について解説します!
あわせて、「今さら聞けない!超初心者のための恋愛入門講座・第1回(アルテイシア)」と「第2回 恋愛初心者が絶対するべき3つのこと(アルテイシア)」もぜひ読んでみてくださいね!
第2回「恋愛初心者が絶対するべき3つのこと」で「自分のほしいものを明確にしよう」と書きました。自分のほしいもの、すなわち目標が明確になったら、次はスケジュールを立てましょう。
たとえば現在30歳で「結婚して子どもは2人ほしい」という目標なら「1年以内に結婚相手に出会い、32歳で結婚、33歳で第一子を妊娠」というふうに。
短期間で結婚につながる相手を見つけたい人は、恋活じゃなく婚活に絞ることをおすすめします。というのも、自分は結婚したいのに相手はまだその気がなくてズルズル時間が経過……というのは、超あるある案件だから。
最近「結婚が決まった」と報告をくれた女性の多くは「結婚相談所で出会った」と言います。
結婚相談所は入会時に10万円とかかかるし、独身証明書・卒業証明書・源泉徴収といった書類の提出が必要なことも多いため、ガチで真剣に結婚したい男性にリーチできます。ゆえに、短期間で結婚につながりやすい。
「今すぐ結婚したいわけじゃないし」という女性も、いずれは結婚につながるような、真剣に付き合える相手を求めているなら、それなりに真剣度の高い場(会費や参加費がそれなりにかかる婚活サイトや婚活パーティー等)をおすすめします。
なぜなら、お気軽な出会い系などには、セックス目的のヤリチンも潜んでいるから。そして、初心者はヤリチンセンサーの感度が低いから。
経験豊富な女子は、女慣れしたスマートな男・強引に口説いてくる男・ボディタッチしてくる男……などに出会うと、ヤリチンセンサーがピッカンピッカン点滅します。
一方、経験の少ない女子はヤリチンの手練手管に慣れてないため、雰囲気に流されがちだし、強引に迫られると拒めないことも多い。
それを敵方もわかっているため、オクテな初心者はターゲットにされやすいのです。
婚活中の読者から「真剣に付き合おうと言われたのに、セックスしたら連絡が途絶えた」「実は既婚者だったことが発覚した」といった報告も寄せられます。
そういうクソカスどもは凄腕のアサシンに抹殺してほしいところですが、「うちはアサシンを雇っているのでご安心を!」とうたうアプリやサイト等はないため、自衛するしかありません。
ヤリヤリ詐欺被害に遭わないために、拙書『オクテ女子のための恋愛基礎講座』の「ヤリチンの見分け方と撃退法」をぜひ参考にしてください。
また「婚活よりも自然な出会いがいい」と希望する女性は多いけれど、初心者はフリースタイルだとどう戦っていいかわからないもの。
「連絡先を聞くべき? LINEを送るべき?デートに誘うべき?」などすべて自分で判断&行動しなければならないし、いざデートしても「相手はどういうつもりで会ってるんだろう? 私と付き合う気はあるの? いずれ結婚する気は?」など、すべて自分で確認しなければなりません。
その点、婚活なら「お互いに結婚相手を探している」という目的が明確だし、「まずはメッセージのやりとりをして、メッセージの印象が良ければ会う約束をして、会ってみて印象が良ければ2回目のデートに進み、計3~5回ぐらいで交際するか否かをジャッジする」など、だいたいの流れが決まっています。
結婚相談所などはカウンセラーに個別のアドバイスももらえるため、初心者にも戦いやすい場と言えるでしょう。
また紹介やコンパ等と比べて、圧倒的に多くの人にリーチできるのもメリットです。
出不精な人でも、パソコンやスマホで自分の求める条件で検索できるし、写真やプロフィールで合いそうな人を探せるし、「子どもを希望するか」「共働きを希望するか」等の項目を確認できる場合も多い。
知らない異性と話すのが苦手な人も、リアルで会う前にメッセージのやりとりでお互いを知れるし、文章でも人柄や相性はけっこうわかるものです。
とメリットを並べましたが、「それなりの金を払うんだから、そらメリットはあるわいな」という話です。
とはいえ「マッチングする出会いはどこに転がってるかわからない」のも真実。
私自身、独身時代は「伴侶はいねが~!!」とナマハゲのごとく婚活に邁進していましたが、夫とはたまたま近所のバーで出会いました。周りを見ても、バーや趣味つながりや友人の飲み会など、出会い目的じゃない場所で伴侶に出会ったという人も多い。
なのでフットワーク軽く、いろんな場に出かけるのがおすすめです。そして1番理想的なのは、それが婚活の息抜きになること。
婚活は心身ともに疲れるので、たまには息抜きが必要です。
ナマハゲ時代の私も「もう恋愛だの結婚だのどうでもいい……性別のないナメック星に行きたい……」と夜空を見上げて「死兆星が見える」と呟いていました。
そんな婚活疲れを癒すべく、酒好きの私はバーに通っていて、アムロ(CV古谷徹)の声がキッカケで……という話の続きは『59番目のプロポーズ』でどうぞ。
夫とは恋愛だの結婚だの意識しない場で出会ったので、素で接することができました。普段通り呼吸するように下ネタやオタネタを吐き、「恋愛対象としてはナシだけど、一緒にいて楽だな」と会い続けるうちに「家族になるってこういう人かも」と結婚に至った。
お互いリラックスして素の状態で会えることは、マッチングの追い風になります。
このように、婚活にも婚活以外の場にもそれぞれメリットはあります。まずは出会いの数を増やすべく、いろんな場に出かけてください。ただし、くれぐれもヤリチンには気をつけて!!
遊び人でもなければ、見た目やコミュ力やスペックに致命的な問題があるわけでもないのに、独身。そんなマトモな独身男子はオクテゆえに独身なのだ、と私はつねづね書いています。
オクテ男子は器用に女心をつかむトークなどできないので、「相手に楽しませてほしい」という受け身な姿勢は捨てて、「二人で楽しい時間を作ろう」という姿勢で臨みましょう。
その際、漫画やアニメやゲームが好きな女子は有利です。というのもオクテ男子はウェイ系よりもオタク要素のある人が多いし、ハイスペ(にもかかわらず独身)のオクテ男子はオタク率がかなり高い。
読者からも「『エヴァの話ができる女性なんて初めて』『婚活でジョジョの話ができるなんて思わなかった』など、すごく好評だった」という報告が多く寄せられます。
またペイズリーのバンダナを巻いてデュフフと笑うなど「THEオタク様」はおらず、ごく一般的な人がほとんどだった、とのこと。
そもそも初対面は「どんなお仕事ですか?」「休日は何してるんですか?」などありきたりな会話になりがちで、飽き飽きしている人も多い。それに「休日は何してるんですか?」に対して「カフェめぐり」「ショッピング」「ヨガ」とか返されても大半の男子はどう話を広げていいかわからず、盛り上がらないのです。
よってオタトークのできる女子に出会うと、俄然テンションの上がる男子は多い。
「漫画もアニメもゲームも全然わからない」という女子は、とりあえずジョジョを読みましょう。なぜなら拙者が好きだから、が1番の理由ですが、長寿漫画だしアニメ化もされて、世代を問わず好きな人が多いから。
初対面の会話では、相手の好きなものについてヒアリングしましょう。
シャイで口下手なオクテ男子でも、自分が好きなものについては話せるし、興味をもってもらうと嬉しいもの。特に好きな漫画・本・海外ドラマ・映画などを聞き出して「今度見てみますね」と言って後日その感想を送れば、LINE等の会話も盛り上がります。
また、お互いの好きな漫画などの話から「今度貸してください」または「今度貸しますね」と、貸し借りを口実に次のアポにもつなげられます。モノの貸し借りは、距離を縮めるのにとても効果的。
ジョジョやゴルゴやこち亀のように巻数の多い作品は、エンドレスに貸し借りが続くのでおすすめです。
「学生時代に好きだったもの、ハマったもの」について聞くのもおすすめ。
「今は仕事中心の生活で特に趣味がない」という男子も多いし、なにより、男は思い出が好きだから。
女同士が集まると「現在の話」で盛り上がるけど、男同士は「過去の話」で盛り上がる。
男友達は「同級生と集まると、いつも同じ思い出話をして同じところで笑う」と言っていて「そんなに今が楽しくないのか?」と気の毒になりますが、男は昔話が好きなのです。
実際、今の仕事の話を聞くよりも「学生時代にハマってたものは?」とか聞く方が、メッチャ嬉しそうにしゃべるもの。特に年齢が近いと同世代トークに花が咲きやすい。
ちなみに、女同士は元彼の悪口トークに花が咲く一方、男子は「高校時代、彼女と自転車二人乗りで下校してさ……」など、本人以外興味のないエピソードを語りがち。
映画『君の名は』も、まわりの男性陣は「感動した!!!」と小泉元総理化していた一方、女性陣は「男ってああいうロマンチックとかノスタルジーとかほんと好きだよね」と冷めた目線が多かった。
彼らは子ども時代や学生時代を思い出すことで、仕事中心のシビアな現実から逃れたいのかもしれません。
というわけで、子ども時代や学生時代のエピソードはおすすめです。
初対面の会話が苦手な人におすすめしているのは「自分年表」を作ること。
小学校・中学校・高校・大学・社会人……それぞれ「こんなことがあった」というエピソードを思い出して、年表を作ってみましょう。そうやって、ネタの引き出しを増やす&整理しておけば、会話が格段にしやすくなりますよ。
かつ自分年表を作っておけば、ババアになった時に懐かしく振り返ることもできます。
絶賛40歳の私は、壊れたロボットのように記憶が消滅していくお年頃。同世代の友人と集まって「高校時代、ハマってたバンドがあってさあ!……えーっと、なんて名前だっけ」なんて会話はザラで、タイムスリップとかしなくても「君の名は?」状態になる。
よって未来の自分のためにも年表を作るのはおすすめです。
第1回で書きましたが、かつての私は男子の前で「私は貝になったのか?」と錯覚するほど黙り込む、かと思ったら「今日こそ笑いをとってやる!」と蛮勇を発揮して、松野明美のようなテンションでしゃべりまくってドン引かれる。という地獄絵巻を繰り広げていました。
そこから学んだのは「男は面白い女が苦手なのではなく、テンション高すぎる女が苦手なのだ」ということ。
逆もしかりで、我々女も面白い男は好きだけど、初対面でいきなりひな壇芸人みたいなノリでワーッとしゃべる男は引きますよね?
しかし異性と接点が少なく、同性同士の会話に慣れていると、「やたらハイテンションで早口でワーッとしゃべる」をやってしまいがち。
特に「男にモテるより女にウケたい」「笑いをとれるなら死んでもいい」とM1芸人のようなド根性をもつ女子は、初対面で男子に引かれがちです。
そんな女子には「仁鶴トーク」を提唱しています。仁鶴トークとは、笑福亭仁鶴師匠のようにゆったりと落ち着いた口調で面白いことを言うこと。
面白さは貴重な魅力なのだから、それを隠す必要はなく、テンションと口調さえ気をつければよいのです。
また女同士の会話の時のクセで、つい自虐や毒舌に走ってしまう女子も多い。『オクテ女子のための恋愛基礎講座』で「ブストークとミラクルワード」を解説したところ「ブストーク、全部やってました!」と反響が大きかったので、ぜひ参考にしてください。
そして何より「今この時間を楽しもう」「相手のいい部分を見つけよう」という姿勢で臨んでください。
婚活中は特に「結婚相手としてアリかナシか?」と査定するような姿勢になりがち。そういうジャッジメンタルな態度が伝わると、相手は委縮してリラックスして話せなくなり、結果的に双方が楽しめなくなります。楽しい時間を作るには「自分は今、好きな人とデートしてるんだ」と自己暗示をかけるぐらいがちょうどいい。
第一話でも書いたように、恋愛はマッチング。マッチングのカギは出会いの数を増やすこと。
今回のアドバイスを参考にして、皆さんどんどん出会いの場に出かけてくださいね。
ニコニコ動画『アルテイシアの相談室』では、読者からの個別の相談にアドバイスしているので、こちらもぜひご覧ください!
written by アルテイシア