マッチングアプリで出会った人のやりとりは、マッチングアプリ独自のメッセージ機能で行うのが一般的。
しかし「気になる相手ともっとこまめに連絡とりたい!」と思った時「ラインを交換できないかな」と考えたことがある人も多いのではないでしょうか。
一見するとマッチングアプリのメッセージ機能でも十分な気はしますが、やはり、さまざまな世代に浸透しているラインの方が使いやすいと感じる人の方が多いでしょう。
そこで本記事では、マッチングアプリで出会った人とライン交換する方法と、ライン交換後の連絡方法についてご紹介していきます。
1. ライン交換で得られるメリットとは?
気軽に連絡を取ることができるようになる
ライン交換をすると、マッチングアプリを介さず、他の友人、知人と同じような感覚で、気軽に連絡を取ることができるようになります。
また、ラインを使ったやり取りは、誰もが簡単に、手軽にできるということがメリット。
マッチングアプリを介したメッセージのやり取りでは、まずアプリを立ち上げて、ログインして、受信ボックスを開いて……と、ラインに比べると多くの手順があるケースが多く、結構面倒です。
もらったメッセージに返信をしようにも、多くの手順を踏んでメールの受信ボックスまでたどり着かなければならないというのは、手間がかかり、次第に届いたメールにすら目を通さないようになってしまうでしょう。
しかし、ラインであれば、他のメッセージをチェックするついでに見ることができたり、アプリの操作方法にも慣れていたりと、気軽に使うことができます。
また、携帯電話やスマホの設定次第では、ロック画面であっても簡易的にメール内容を表示できるので、届いた瞬間にすぐに受信画面にアクセスすることが可能。
今やラインは老若男女誰もが使っているので、年の離れた異性とも気軽にコミュニケーションを取ることができます。
お互いに親近感がわく
ライン交換は、誰とでもするものではありませんよね。親しくなった人、もしくは、親しくなりたいと思った人としか交換しないでしょう。
だからこそ、マッチングアプリ内で、アプリに登録したIDを使ったメッセージのやり取りをするよりも、アプリを飛び出して、プライベートでやり取りをすることで、お互いに距離を近く感じられるようになります。
二人の間を隔てていたハードルが下がって心の距離が急接近したような感覚になると、マッチングアプリでやり取りをしている時には伝えられなかったような大胆なことを言えるようにもなるかもしれません。
ライン交換をすることで、真剣交際にもつながりやすくなります。
アプリを退会した後も繋がっていられる
マッチングアプリは、今や数えきれないほどたくさんの種類があるからこそ、多くの人が気軽に入会や退会を繰り返し、乗り換えていきます。
ライン交換をしていなければ、アプリを退会した後は疎遠になってしまいますが、ライン交換をしていれば退会後も繋がりを持ち続けることができるのがメリット。
ライン交換をした人と恋人関係にならなかったとしても、友人として他の男性を紹介してもらったり、ライン交換をした者同士が窓口になって合コンを主催したりなど、どんどん出会いの幅が広がっていくことも期待できます。
2. ライン交換後の連絡の取り方
ステップ1.まずはお礼ラインから
ラインで連絡先を交換しただけでは、単に、相手の「友達リスト」に名前が載るだけです。
メッセージのやり取りをすることで初めて二人だけのトークルームができるので、まずは「連絡先を交換してくれてありがとう」という意味を込めたお礼メッセージを送りましょう。
このお礼メッセージでは、「これからよろしくね」という簡単な一言や、スタンプだけでもOK。
また、これからはマッチングアプリではなく、ラインで連絡を取ってもいいかということも確認しておきましょう。
まずは、トークルームを作って「あなた」という存在を相手に意識してもらうことが大切です。
ステップ2.数日後に改めて一言メッセージを
ライン交換をしたものの、あまりに長く連絡を取らない期間が続くと、せっかくの縁が遠のいてしまいます。
ですから、つながりを持ち続けるためにも、適度な頻度で相手に連絡をし続けることがおすすめ。
はじめにライン交換をしてから相手から何のコンタクトもなければ、数日後、こちらから「お疲れさま」とか「今日は寒かったね。風邪ひかないようにね」など、何気ない一言メッセを送ってみましょう。
「相手への気遣い」と「返事の必要がない一言である」ということを意識したメッセージにするのがポイントです。
ステップ3.いよいよデート! お誘いはシンプルに
ラインで親しくなることができたら、いよいよ「一緒に出掛けませんか?」とデートに誘ってもいでしょう。
デートに誘う時のメッセージは、シンプルにまとめることがおすすめ。なぜなら、ラインというアプリ自体が気軽に使えるものだからです。
「相手に嫌われたくない」「失礼だと思われたくない」と慎重になるあまり、長文メッセージでデートのお誘いをすると、重い人だと思われ、相手に敬遠されてしまうでしょう。
あくまでもサラッと、一言、二言程度でデートに誘うのが成功のコツです。
ただし、デートのお誘いは、ラインメッセージのやり取りで十分に親しくなってからの方がベター。
ラインを交換してくれたということは、相手もあなたに対して心を開いてもいいと思っている証拠。ですから、「デートをする」というのは、想定内の出来事なのです。
ライン交換をした当日や、それほどやり取りを重ねていないのに唐突に「今度デートしませんか?」などと誘えば、相手はびっくりしてしまいます。
ある程度、お互いに信頼関係を築いてからの方が、うまくいく可能性が高いですよ。
ステップ4.ライン通話でさらに関係を深める
デートの約束を取り付けることができたら、今度は相手に電話をしてもいいかどうかを聞いておきましょう。
デートで待ち合わせをする時に、メッセージよりも通話の方が便利な時が多いので、それを口実に聞いてみるというのもいいかもしれません。
メッセージのやり取りから受ける印象と、実際に音声通話をした時の相手の印象では、まるで違うことがよくあります。
直接声を聞くことで、今までは、画面上の文字でしか知ることのできなかった相手の違った側面を見ることができるかもしれませんよ。
3. 相手と良好な関係を築くためのポイント
あまりに頻繁に連絡しないこと
気になる相手とライン交換ができると、喜びのあまりしょっちゅうメッセージを送りたくなってしまうものですよね。
しかし、だからといって頻繁に連絡をすると、相手に迷惑をかけてしまうことになりかねません。それどころか「しつこいな」と思われれば、嫌われる原因にもなってしまいます。
相手に迷惑が掛からないように、程よい頻度でメッセージを送ることこそ、大人として必要なマナーでしょう。
既読スルーでも焦らないこと
相手にメッセージを送って「既読」がついたのに、全然返信がこない……。このことに落ち込んでしまう人は多いでしょう。
しかし、もしかすると、仕事が忙しくて返信する暇がないのかもしれないし、やむを得ずスマホや携帯を触ることができないなど、何らかの理由があるのかもしれません。
あなたにも事情があるように、相手にも同じように事情があります。
自分がメッセージを送った時に相手の都合がいいとは限らないので、相手のペースで返信してくれる時を待ちましょう。
疑問形のメッセージばかり送らない
「~だよね?」、「~だけどどう思う?」など、答えを求めるようなメッセージは相手にプレッシャーを与えてしまいます。
毎回のように疑問形のメッセージばかりを送り付けると、相手は次第にあなたに返信をすることがうっとうしくなり、とたんに連絡が途絶えてしまうかもしれません。
良好な関係を築くためには、気軽にやり取りをすることができる雰囲気を作ることが大切です。
ギャグやお笑い系スタンプは控えて
最近は、ラインスタンプにたくさんの種類の面白いスタンプが登場していますよね。
相手にメッセージを送る時のウケを狙って、ユニークだったりシュールだったりするスタンプを持っている人も多いと思いますが、マッチングアプリで出会った相手には極力送らない方がいいでしょう。
マッチングアプリで出会った相手は、あなたのキャラクターをそこまでよく知りません。またあなたも、相手のことをよくわからないと思います。
それなのに、自分が面白いと思うからと笑いを取るようなスタンプを送り付けては、相手が戸惑ってしまうかも。
マッチングアプリで出会った人に対するスタンプは、スタンダードで嫌味のない、ほほえましいものを送るのがおすすめです。
4. ライン交換で注意しておきたいこと
マッチングアプリにはいろんな人がいる
マッチングアプリに登録している人のすべてが純粋に「出会い」を求めているわけではありません。
中には、違った目的をもって登録している人も多いということを知っておきましょう。
たとえばよくあるのが、既婚者や体の関係を目的としたヤリモクの人。マッチングアプリは、手軽に男女が出会うことができる分、そのメリットを悪用したケースです。
また、失恋直後でひどく落ち込んでいたり、極度の寂しがり屋だったりなど、メンヘラ気質の人がよりどころとして登録していることも。
そのほか、同業者が市場調査のために潜り込んでいたり、何か商品を売りつけようとしている営業であることもあります。
見極めるのは非常に難しいですが、「いろいろな目的の人がいる」ということを覚えておくだけでも、危険を回避するための方法になります。
すぐに「会おう」というならちょっと待って
まともなメッセージのやり取りもなく、すぐに「明日の夜空いてる?」など会う約束を取り付けようとする人がいれば、ちょっと待って。
本当に関係を深めたいと思う相手には、会うまでに慎重になるものですが、とにもかくにも「会いたい」と連呼してくる人は、ヤリモクの人かもしれません。
長文ばかりのメッセージを送ってくる人も要注意
メッセージが来るたび、画面を何度もスクロールしなければならないほどの長文を送ってくるような人は、メンヘラ気味かも。
普通の感覚を持った人であれば、相手に迷惑がかかることを考慮して、よっぽどのことがない限り読むのに苦労するほどの長文メッセージを送ったりはしないし、もし送ったとしても「長文でごめんね」など、文末に相手を気遣う一言を添えるものです。
長文ばかりを送り付ける人は、自分のことばかりを主張するわがままな人かもしれません。
非常に神経質であったり、メンタルが極端にデリケートだったりなど、あなたが疲れてしまう原因になりかねないので、注意した方がよさそうです。
5. ラインを交換することで生じるデメリット
プライベートが丸見えになるかも
ラインIDを相手に知られることになると、もしあなたがSNSにIDを紐付けしている場合、これまで自分の投稿した内容を全部見られてしまう可能性があります。
またそれだけではなく、出身地や居住している場所、学歴や現在の職場など、何もかもプライベートなことが流出してしまうことも危険です。
マッチングアプリには、前述のように、出会いを求めているという人だけではなくいろいろな人が紛れ込んでいることがあります。
たとえば、業者の人にラインIDを教えてしまった場合、流出した個人情報が悪用される危険性があるということも頭に置いておかなければいけません。
マッチングアプリでいくら親しくなったからとはいえ、見ず知らずの相手とライン交換をする時にはたくさんの危険がはらんでいるということを覚えておきましょう。
付きまとわれる可能性も
ライン交換をしたことによって個人情報が相手に伝わると、あなたに付きまとわれる可能性があります。
ラインの「タイムライン」や、紐づけしたSNSに頻繁に日々の行動をアップしている人は特に要注意。
あなたの普段の行動パターンを相手に把握されてしまうことで、ストーカーなど付きまといを受ける羽目になるかもしれません。
友人、知人を巻き添えにしてしまうこともある
あなたのラインのIDをマッチングアプリで出会った人に教えたことで、あなたとラインでつながりのある友人や知人を巻き添えにしてしまうという可能性もあります。
タイムラインでは、「いいね」やコメントを残した人の名前をタップすると、その人の情報を簡単に手に入れることができます。
マッチングアプリで出会った人がこれを悪用し、あなただけでなく、友人や知人を何らかのターゲットにするということも十分にあり得るのです。
あなたが発端になって周りの人にも迷惑をかけることになるかもしれないということを念頭に置いておきましょう。
6. まとめ
マッチングアプリで知り合った人とライン交換をして、より親密なやりとりを始めている人は少なくないようです。
ただし、ラインは個人連絡先ですから、交換する相手をよく見極めなければならないのは事実。
ご自分の身を守るためにも、最後にご紹介した注意点もふまえてラインを交換するよう心がけてくださいね。