周りから見ると順調そうに見える恋愛でも、必ず上手くいかない時があります。
山や谷があることは恋愛の醍醐味ですが、それを分かっていても、弱気になって立ち直ることができないということはあるでしょう。
そこでここでは、恋愛にネガティブになってしまった人に向けて、凹んだ時に自分を慰め、勇気づけてくれる恋愛の名言をご紹介します。
1. 「恋は決闘です。右を見たり、左を見たりしていたら敗北です」
恋は決闘です。右を見たり、左を見たりしていたら敗北です
引用元:『魅せられたる魂』ロマン・ロラン
フランスの小説家であるロマン・ロランの名言です。恋を「決闘」と表し、何事も常に、相手と正面から向き合うことを説きました。
浮気をすることはもちろん、相手との会話を避けたり、心を開こうとしなかったりすることも、「敗北」ということなのでしょうね。
恋人と上手くいかないのは、あなたが相手を真正面から見ないことで「敗北」しているからかもしれません。
2. 「遠くから見れば、大抵のものは綺麗に見える。」
「遠くから見れば、」と僕は海老を飲み込みながら言った。
「大抵のものは綺麗に見える。」
引用元:村上春樹『1973年のピンボール』
京都生まれの日本の作家、村上春樹さんの作品の1つにあるフレーズです。
これを恋愛に当てはめて考えてみると、二人の仲をこじらせているのは、あなたの理想が高すぎるからかも。
付き合う前にはとても素敵な人だと思っていたのに、いざ仲が深くなると嫌な部分がたくさん見えてきたと、落胆しているのでしょう。
誰でも「完璧な人」はいません。そもそも、あなたは完璧ですか?
この言葉には「現実と向き合いなさい」というメッセージが込められているのかもしれませんね。
3. 「愛はすべからくほどほどにするがよい」
愛はすべからくほどほどにするがよい、いのち長い愛はみなそうだ。
過ぎたるは及ばざるがごとし、というからな引用元:中野好夫/訳 『ロミオとジュリエット』 新潮文庫より
シェイクスピアの名作からの格言です。
最近、愛との関係がマンネリ化してきた……と嘆いている人はいませんか。
お付き合いをしていると、いつまでもラブラブな状態は長く続きません。仲良さそうに歩く熟年夫婦でも、長年の間に必ず一度はマンネリ期を経験しています。
ですから、付き合っているからといっていつもラブラブである必要などないのです。
むしろ、永く関係を続けたいの思うのであれば、初めから全力疾走をするのではなく、程よく力を抜きながらがいいということ。
彼との関係が多少マンネリ化したくらいで落ち込まなくても大丈夫ですよ。
4. 「愛する人の欠点を愛することのできない者は、真に愛しているとは言えない」
愛する人の欠点を愛することのできない者は、真に愛しているとは言えない。
It can’t be said that the person who can’t love the fault of the person who loves is loving truly.引用元:ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『格言と反省』より
ドイツの詩人であり小説家だったゲーテは、生涯にわたり、たくさんの格言を残しました。恋愛に関する格言で、多くの人の共感を呼んでいるのがこちらです。
付き合い始めてからある程度一緒に過ごしていると、付き合う前には見えなかった彼の欠点が見えて、凹んでしまうことがあるでしょう。
彼の欠点を許せるか許せないかは、あなたの気持ち次第。少しでも「まぁ、いっか」と思うことができるのなら、今後も彼と長く付き合っていけるでしょう。
どうしても許せないというのなら、残念ながら彼とは相性が悪いのかもしれません。彼の欠点を見て凹んでしまった気持ちは、欠点を容認して今後も付き合っていくか、この際別れるかを選ぶことで、解消することができるでしょう。
5. 「これだけは忘れないで。誰かを愛することは、神さまの顔を見れたようなもの。」
これだけは忘れないで。誰かを愛することは、神さまの顔を見れたようなもの。
引用元:ヴィクトル・ユーゴー『レ・ミゼラブル』より
彼とのすれ違いやケンカで落ち込んでしまった時に思い出してほしいのが、こちらのフレーズです。
彼と出会った時、彼のことはきっと輝いて見えたはず。なのに、急に憎らしくなったり、腹が立ったりするのは、初心を忘れてしまっているからかもしれません。
人を愛することは、「神」を見た時に匹敵するほど素晴らしいことなんだと再認識することで、彼への愛情を再確認することができるかもしれません。
6. 「十人十色というからには、心の数だけ恋の種類もあっていいんじゃないかしら」
十人十色というからには、心の数だけ恋の種類もあっていいんじゃないかしら。
引用元:トルストイ 『アンナ・カレーニナ』より
ロシアの思想家のトルストイは、恋の多様性を提言しました。あなたが今凹んでいる原因は、他のカップルと比べているからではありませんか?
例えば、彼の仕事がハードスケジュールだとか、遠距離恋愛中などでなかなか会えないことに、「あの子はしょっちゅう彼と会ってるのに、私だけ全然会えない」と、勝手に嫉妬していることがストレスとなっているのかもしれません。
人には様々なバックグラウンドがあり、それぞれに事情があります。環境の違う男女がくっつくのですから、そこで生まれる二人のペースは、他人と比べようのない完全オリジナル。
ですから、そもそも他の人と比べること自体が、おかしなことなのです。二人がよければ、それでいいんですよ。
7. まとめ
恋愛で凹んでいる人に向けてオススメの名言を集めましたが、いかがでしたか。何百年も前に存在した著名人の名言にも、きっと共感することができたでしょう。
恋をする気持ちというのは、いくら時代が進化しても変わることのないもの。ですから、現代の人だけではなく、歴史的な名作の中にも多くの恋の名言を見つけることができます。
落ち込んだ気持ちから立ち直るには、他の人の様々な考えに触れることです。ぜひ恋愛の名言を参考に、毎日をハッピーに過ごしてくださいね。