街コンや合コン、各種出会いのイベントなどの場でモテる男性といえばどんな人を想像しますか？

例えば周囲の人をぐっと惹きつける話術を持った人、ふるまい方を知っている人などがそれに当たるのではないでしょうか。

では具体的に、人を惹きつける話し方やふるまい方ってどうしたら身につくものなのでしょう。

才能やセンスがなくても、努力次第でなんとかなる？ とお悩みの方にご紹介したい“コツ”をお伝えします。

1. 人を惹きつける話し方のコツは、話すことじゃなかった？

1971年にアメリカで提唱された「メラビアンの法則」を知っていますか？ これは、話し手が聞き手に与える影響について数値化したもの。

この法則によると、聞き手に与える影響は、

• 言語情報（言葉による情報、話の内容）
• 聴覚情報（耳で聞き取る情報、声の大きさやスピードなど）
• 視覚情報（目で確認できる情報、ジェスチャーや表情、服装など）

の3つに分けられます。

さらに影響力の割合を見てみると、言語情報が7％、聴覚情報が38％、視覚情報が55％。圧倒的に視覚情報が多く、その次が聴覚情報。逆に言語情報がものすごく小さいことがわかります。

話し方と聞くと、どうしても話の内容に目がいきがちです。しかし実のところ、話し方でより重要なのはそれ以外の部分だということ。

つまり人を惹きつけるには、「何を話すか」より「どうやって話すか」がより重要だということです。

もしかするとこの事実は、受け取る人によってはおもしろくないかもしれません。

確かに、内容よりもそれっぽく見せる方が人を惹きつけるなんて！ と、ちょっと腑に落ちない点もあります。

しかし見方をかえれば、ちょっと工夫するだけで誰にでも人を惹きつける話ができるようになるとも言えます。

ある意味では、すべての人にチャンスがあるってことなんですね。

2. 街コンなどの出会いの場で女性を惹きつけるコツ

メラビアンの法則を踏まえ、街コンなど出会いの場で女性を惹きつけるための話し方のコツをご紹介します。

自分が喋っても、いまいち真面目に聞いてもらえないんだよな……と密かにお悩みの方は、下記のコツを少しでも意識してもらえればと思います。

ジェスチャーをまじえる

プレゼンのうまいビジネスマンを思い出してみてください。彼らはみんな、ジェスチャーやボディランゲージを巧みに使って話をしていませんか？

ああして身振り手振りをまじえて話すことで聴衆の目を引きつけているのです。

このプレゼンの法則は、街コンなど出会いの場に応用することも可能なのです。

ここぞというときは、ぜひオーバー気味にジェスチャーをまじえて話してみて。

表情を豊かに

視覚に訴える意味でいえば、表情すらも武器になります。

いたって普通の話をするときは穏やかな笑顔を心がけることで、余裕や落ち着き、誠実さなどをアピールできます。

もしくはちょっと緊迫した雰囲気に持っていきたい場合は眉間にしわを寄せてみたり物憂げな顔をしてみたり。

このように表情を作り込むことにより、聞き手は知らず知らずのうちに話に引き込まれていきます。

きちんとした服装をする

見た目が及ぼす影響は大きく、侮れません。自分をどんな人間に見せたいかによって服装を選ぶことで、相手に与える印象を操作することだってできるのです。

あなたが出会いの場で与えたい印象はどんなものでしょうか。それによって最新のトレンドを意識したファッションで固めるか、誠実で落ち着いた印象を与えるスーツで決めるかが異なります。

大きくはっきりと発声

聴覚に訴える方法でやりやすいのが、声の大きさをコントロールすることです。

ボソボソと小さな声で喋られても、ワイワイにぎやかな街コンでは聞き取りにくく、なにやら暗い印象を与えてしまいます。

そもそも何を喋っているのか伝わらないので、相手を惹きつけるどころの話ではなくなりますよね。

初対面の相手とのやり取りでは第一印象が重要になりますが、これは声や話し方についても同じ。

第一声を特に大きくはっきりと発声することで、一気に相手の意識を自分に惹きつけることができます。

抑揚をつける

ずっと大声、ずっと笑顔を絶やさないなど、一本調子で喋り続けられると聞き手としては飽きてきます。

だんだん会話の内容も頭に入ってこなくなりますよね。会話の内容、喋り方、トーンに抑揚をつけることで会話にメリハリが生じ、聞き手の集中力を持続させることができます。

みんながいる場ではハキハキ明るく喋り、いざ目当ての女性と二人きりのときは少しトーンを落として大人っぽさを演出するなど、メリハリやギャップをうまく利用することで相手の気持ちを惹きつけます。

会話のキャッチボールを意識する

例えばあなたがいくらお喋り上手でも、ずっと喋り続けられると聞く側としては疲れてきます。

会話はキャッチボールです。片方が喋り続けるのではなく、やり取りが必要ですよね。

例えば「ぼくはこう思うけれど、きみはどう思う？」といったように、合間合間に相手に対して言葉を投げかけ、会話に参加してもらうことを意識しましょう。

3. おわりに

話術が巧みな男性、話していて楽しくなれる男性は周囲から注目されますし、なんといっても街コンなどの出会いの場でモテます。

そう聞くと「おもしろい話なんてできないし……」としょんぼりしてしまいそうですが、実は人を惹きつける話し方のポイントは内容ではないのです。

視覚と聴覚のもたらす影響を上手に活用して、目当ての女性を惹きつける話し方を意識して。

ぜひ今回ご紹介したポイントを意識しつつ、次回のチャンスに活かしてくださいね！