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シニア婚活ブーム到来! 独身生活を捨て婚活する理由3つ

シニア婚活ブーム到来! 独身生活を捨て婚活する理由3つ

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# 婚活パーティー # 心理 # 結婚

婚活といえば20~30代の男女がするもの、というイメージが強いかもしれませんが、50代、60代のシニア世代による婚活、いわゆる「シニア婚活」がブームとなって久しいです。

気ままな独身生活を続けてきたシニアたちが、なぜ婚活を始めるのか。どんなゴールを目指すのかなどについてまとめました。

1. シニア婚活が静かなブーム、それはなぜ?

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シニア婚活が注目され始めたのは、2008年に年金分割制度が施行された頃からと言われています。年金分割制度により、離婚しても夫が支払っていた厚生年金を妻が受け取れるようになり、熟年離婚が増えたためとされています。

熟年離婚が増えれば、結果的にシニア世代の独身者も増えます。独身者が増えれば婚活し始める人も増える…… という流れで、シニア婚活に注目が集まりだしたのではないでしょうか。

2. 気ままな独身生活を捨て、婚活する理由

シニア婚活を始める人にも、いろいろな事情があるでしょう。配偶者と離別もしくは死別した人と、生まれてこの方ずっと独身を貫いてきた人。さらにずっと独身だった場合も、望んでそうなったのかそうでないのか、といった違いもあります。

これらをひっくるめて、「なぜシニア世代と呼ばれる年代になっても婚活をするのか」について、主な理由を挙げました。

一人の老後が寂しい

若い頃は気ままな独身生活を謳歌できていても、加齢とともに体は自由に動かなくなり、病気や怪我の心配が出てきます。

健康でいるときは意識しなくても、周りに大病をした人がいたり、大きな災害が起こったときなどにとくにそう感じる人が増えます。

自分に万が一のことがあった場合、一人ではあまりに心細い…… そんな「安心」を求める気持ちからシニア婚活を始める人が多いようです。

人生を充実させたい

シニア婚活の場合、「価値観の合う人と生涯一緒にいたい」「一緒にいて楽しい、安心する人と連れ添いたい」という気持ちから結婚に至る場合が多いようです。

「一人で過ごすのも楽しいけれど、この人といるともっと楽しい」そういう相手を見つけて、結婚したいと思う。それは人としてとても自然な気持ちですよね。

経済的な不安

とくに女性の場合、老後の経済的な不安が大きいことから婚活を始めるパターンも多いようです。これも見方を変えれば「安心」を求める、ともいえますね。

3. シニア婚活での婚活方法

若い世代の婚活には、SNSやマッチングアプリなどを使用されることも多いですが、シニア婚活ではそこまでメジャーな方法ではありません。

どうしても利用者に若い世代が多くマッチングしにくいこと、ネットでの出会いに積極的になれない人が多いことなどが理由と考えられます。ではどのような方法が用いられるのか、見てみましょう。

結婚相談所へ入会する

元祖婚活! といえば、結婚相談所への入会があります。マッチングアプリや婚活パーティーなどと比べて入会金や会員費が高額になりがちなので入会へのハードルが高い分、会員のほとんどが真剣に結婚について考えている人で占められているのが特徴です。

比較的、経済的に余裕のある人が入会するケースが多いので、年齢層も高め。シニア婚活に力を入れている結婚相談所を選ぶことで、年齢が近い人と出会うチャンスも増えるでしょう。

婚活パーティーに参加する

多くの婚活パーティーは参加条件が設定されており、中には「シニア向け」「◯代限定」といったシニア婚活に利用しやすいものもあります。

こうした婚活パーティーを選んで参加することで、「せっかく参加したのに周りは若い人だらけで、全然話せなかった……」というミスマッチを防ぐことができます。

趣味を通じた出会い

直接的な婚活ではありませんが、趣味を通じた出会いからお付き合いや結婚に至るケースもあります。好きなこと、価値観が近いところから自然に知り合い仲良くなれるのがメリットであり魅力です。

ただ狙って出会えるわけではないため、婚活としてだけ見た場合は効率的に良いとは言えません。あくまで自然恋愛的に発生し、結果的に結婚に結びつくものですね。

4. まとめ

婚活というとどうしても若い世代がするものというイメージがありますが、「生涯連れ添うパートナーがほしい」「価値観の合う人とずっと一緒にいたい」「老後に頼れる相手が近くにいてほしい」という気持ちに年齢は関係ありません。

また、いろいろな経験をしてきたからこそ一から新しい家庭を作れる、パートナーとうまくやっていける、そういう面もありますし、婚活に「何歳だから遅すぎる」ことはないのです。

若い世代の婚活では法律婚(入籍)をゴールとすることがほとんどですが、シニア婚活ではそうとも限りません。

同居はするけど籍は入れない「事実婚」や、お互いに今までの家に住みながら会うときは相手の家に通う「別居婚」なども多いようです。

片方もしくは両方に子どもがいる、長い間住んだ家を離れられない、高齢の親の介護が必要など理由はさまざま。そういった事情を考慮し合い、お互いにベストなかたちを柔軟に模索していけるのも、シニア婚活の特徴かもしれません。