心理カウンセラーが教える「DV男」の特徴4つ

付き合うまではとても優しく思えたのに、「実はDV男だった」という悲しい恋愛を経験する人も意外と多いものです。DV男をパートナーに持つと、さまざまな暴力を繰り返され、心も身体もボロボロになってしまいます。

それを避けるためには、付き合う前に、彼がDV男かどうかをしっかりと見分けることが大切です。今回は、DV男の主な特徴をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. DVってどんなもの？身体的暴力以外にもたくさんある

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DVとは、ドメスティックバイオレンス（Domestic Violence）の頭文字を取ったもので、パートナー間で行われるさまざまな暴力のことを言います。暴力というと、相手を殴ったり蹴ったりする身体的DVをイメージする人が多いかもしれませんが、DVはそれだけに限定されるわけではないのです。

例えば、DVには精神的DVや性的DV、経済的DVなどがあります。精神的DVとはパートナーに対して、「汚いから触るな」「お前なんかクズだ」などという心理的に相手を追いつめる言葉を使ったり、態度を取ったりして、心に傷やダメージを負わせる暴力のことです。

また、性的DVはパートナーが拒否しているのに性行為を強要したり、ポルノの被写体にするなど、性的な嫌がらせを与えます。さらに、経済的DVはパートナーに自由にお金を使わせないなどの制限をして、相手の経済的自由を奪う行為のことを言います。

DVは、時に女性の人生を台無しにしてしまいます。そのため、DVの詳細をしっかりと知り、被害を受ける可能性を減らしましょう。

DV男は、付き合う前はとても優しいことも多く、その優しさだけを見てしまい、相手の本当の姿に気づかないこともあります。

しかし、優しさの裏にDVの傾向が大抵の場合は見え隠れしているものです。以下にお伝えするような特徴に当てはまったら、DV男の可能性が高いので、深入りする前にしっかりと観察することが重要です。

DV男は、総じて嫉妬深い人が多いものです。彼女が他の異性と話していただけでも、「なんで自分以外の男としゃべるんだ！」「どんな会話をしていたんだ」などと責めたてるので、女性側は仕事のことなど必要な会話さえ、異性とはできなくなります。

また、女性の携帯電話や手帳などを勝手に見て、「この人とは付き合うな」「自分以外の男性の連絡先はすべて消せ」と強いるケースもあり得ます。

好きだからこそ多少のやきもちを焼く男性はいますが、パートナーの生活や行動までを制限してしまうような嫉妬があるなら、DV男の可能性を疑っても良いでしょう。

パートナーが自分の希望通りのことをしてくれれば、誰だって悪い気はしないものです。しかし、親密な関係であったとしても、お互いに別の人間であることに変わりはありません。

そのため、意見の違いが生じた場合は、妥協点を見出すために話し合いをしながら、より関係性を深めて行こうと努力するものです。

ところが、DV男の場合は、相手の気持ちよりも自分が優先。どんなに彼女が不満を言おうが拒否しようが、自分の思うとおりになるまで相手を攻撃し続けたり、無理強いしたりして、我を通します。

一見、やわらかく感じても彼がなかなか自分の意見を曲げない言動を示すなら、注意してください。

DV男は、自信満々に振舞っているように思えても、実は自信がなく、自分に価値がないと心の中では感じている傾向にあります。自覚している場合も無自覚な場合もありますが、それを隠したいために、相手には威圧的に強く接します。

誰でも少なからずプライドは持っていますが、DV男のプライドは予想できないほど高いのです。

例えば、絶対に「ごめんね」と謝罪しない。相手がした小さなミスでも徹底的に責めて、自分がどれだけ立派なのかを示したがるなどの特徴があります。また、外食の際に店のスタッフに横着な態度を取ったり、必要のないクレームをつけて大騒ぎする人も存在します。

DV男の中には、社会的地位の高い人もいます。しかし、自分のお金をパートナーにはなかなか使わないというアンバランスな特徴もあるのです。

それだけならまだしも、パートナーのお金は自分のお金と思っている人も多く、お金を借りて自分のことに使うのは構わないと、平然としているケースも。

結果的に、相手の経済的自由を奪い、自分の意のままに操りたいとの願望が隠れていることがあります。

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DV男は、パートナーに暴力を振るっているという自覚がない場合がほとんどです。つまり、本人が問題を抱えているのであって、女性側は何一つ悪くありません。

そのため、「DVをされる私が悪いんだ」と思わずに、一刻も早くDV男から逃げましょう。相手よりも、自分の人生を大切にする決断をすることが大切です。