この記事では、彼女の両親へ挨拶に行く際に持参したい手土産についてまとめています。
手土産を選ぶにあたり気をつけるポイントや挨拶に行く際に気をつけること、注意点なども紹介しています。結婚や同棲を決めた方や今後挨拶に行く機会がありそうな方はぜひ読んでみてください。
1. 彼女の両親へ挨拶するときの手土産の選び方のコツ4つ
結婚の挨拶や結婚を前提としたお付き合いをするために、相手の両親へ挨拶に行く際は手土産を持参すると喜ばれます。
しかし、改まった挨拶に持参する手土産なので、何を渡しても良いというわけではありません。手土産の選び方には、いくつかのポイントがあります。
ここでは、彼女の両親へ結婚の挨拶に行く際に持参する手土産の選び方のコツをご紹介します。
1:両親のリサーチをする
手土産として持参するものは、やはり食べ物が定番です。食べ物は人によって好みが左右されるので、予め彼女のご両親がどんな食べ物が好きなのか、リサーチしておきましょう。
ご両親の苦手な食べ物や健康上の理由から控えている食べ物があれば、手土産の候補から外しましょう。アレルギー等の配慮も必要です。手土産を選ぶ際に、彼女と一緒に選ぶのもおすすめです。
ご両親の好きな食べ物を手土産にすれば、グッと距離が縮むこともあります。
2:日持ちのするものを選ぶ
彼女の両親へ手土産を持参する際は、日持ちのするものを選びましょう。
賞味期限の近い手土産を渡してしまうと、場合によっては彼女の両親に負担をかけてしまいます。また、印象としては、両親に対して気遣いが足りていないというマイナスな印象を与えてしまう可能性も考えられます。
食べ物を手土産に持参するマナーとして、日持ちしない生菓子よりも日持ちのする焼き菓子やゼリーなどを選ぶと良いでしょう。
3:縁起の良いものや数を選ぶ
結婚や結婚を前提とした挨拶に行くため、縁起の良さや数も意識するのがベターです。両親の年代によっては、縁起の良さを注視する方もいるでしょう。
また、手土産の数に決まりやマナーはないため、1品でも問題ありませんが、祖父母と同居していたり、家族が多いご家庭へ挨拶に行く際は、家族の人数分準備しておくと好印象です。
4:熨斗をつけるのかつけないのか
結婚にまつわる挨拶に持参する手土産には、熨斗は不要です。
熨斗は本来、お祝い事の贈り物に添える飾りとして知られています。結婚の同意をもらうために訪問する挨拶の手土産に熨斗をつけるという行為は、熨斗の本来の意味から外れてしまいます。両親によっては「気が早い」と、失礼にあたると考える人もいるでしょう。
ただし地域柄、熨斗をつけて挨拶に行く風習がある家庭も存在するので、予めリサーチし必要な場合は熨斗をつけましょう。
2. 彼女の両親へ挨拶するときにおすすめの手土産6選
彼女の両親へ挨拶するときに渡す手土産について、選び方のポイントを押さえてから買うようにしましょう。
ここでは、先ほどお伝えした選び方のポイントを押さえた上で、一般的におすすめの手土産をご紹介します。ぜひ、彼女の両親への手土産選びの参考になさってください。
1:地元のご当地グルメや名産品
出身地が彼女の家庭のルーツと違う場合、あなたの地元のご当地グルメや名産品を手土産に持参しても良いでしょう。
地元の品は、その土地でしか販売されていないことも多く、その土地に縁がない人にとっては珍しい場合もあるため、喜ばれることも多いでしょう。また、手土産が話の話題にもなるので、何を話せば良いかわからない人にもおすすめです。
ただし、彼女の両親の好みをリサーチした上で、好みにあったご当地グルメや名産品を選ぶ必要があります。
2:フルーツ
健康志向の両親への手土産には、フルーツはいかがでしょうか。フルーツの盛り合わせはもちろん、その季節に旬を迎えるフルーツを渡すと喜ばれるでしょう。
鮮やかで美しい色合いのフルーツは、高級感があります。また、他の贈り物と違って好みに左右されにくい品なので、失敗することも少ないでしょう。
3:和菓子
和菓子は、結婚の挨拶として縁起の良い商品が多いことから、手土産の定番になっています。また、和菓子はあっさりと食べやすい商品が多く、両親世代にとっては馴染みが深いので、喜ばれることも多いでしょう。
和菓子の中でも、古くから縁起ものと知られている最中やどら焼きがおすすめです。ちなみに、「割れる」ということから「別れる」ということをイメージさせるおせんべいは避けた方が無難です。
また、生菓子などは日持ちがしないのもありますので、選ぶ際には注意するようにしましょう。
4:洋菓子
和菓子と同じように、洋菓子も人気の手土産です。焼き菓子やゼリーなどを選べば日持ちしますし、他の手土産と比べて比較的手に入りやすいことが魅力の一つです。
洋菓子では、縁起の良いといわれるバームクーヘンや高級フルーツを使用したゼリー、小分け包装されてさまざまな種類を楽しめる焼き菓子の詰め合わせなどがおすすめです。
5:お酒
彼女の両親がお酒好きなら、なかなか手に入らないようなお酒を手土産に選ぶのがおすすめです。さらに、食事の場での挨拶の場合、食卓に華を添えるようなイメージでお酒を渡すと喜ばれるでしょう。
お酒には、ワインや日本酒などさまざまな種類や銘柄があり、お酒の中でも好みが分かれるので、予めリサーチして両親の好みに合わせたお酒を選びましょう。
6:コーヒーや紅茶
食べ物の好みがわからなかったり、甘いものやお酒が苦手なご両親には、コーヒーや紅茶といったドリンク類の手土産も良いでしょう。
高級なコーヒーや紅茶は、自分で買う人も少ないので喜ばれます。また、ギフトボックスとして販売されていることも多いことから、手土産として選びやすいのもメリットの一つでしょう。
さらに、甘いものが好きな両親には、コーヒーや紅茶と一緒にスイーツをプレゼントすれば好感度が上がります。また、コーヒーや紅茶以外にも、高級な日本茶を選んでも良いでしょう。
3. 彼女の両親への挨拶時の気を付けるポイント6つ
彼女の両親へ挨拶に行く際は、手土産以外にもいくつか気をつけなければいけないポイントがあります。
ここでは、両親へ挨拶に行く際に気をつけるポイントを解説いたします。手土産に合わせて一つ一つの行動に気を配り、好感度を上げましょう。
1:挨拶に行く機会
将来を見据えたお付き合いの場合、彼女の両親へ挨拶に行くタイミングを見計らっている人も少なくないでしょう。
タイミングとしては、結婚を前提としたお付き合いを始めた段階、同棲報告、結婚報告する際に挨拶に行きましょう。毎回それぞれの機会で挨拶に行くことで、好感を持たれたり、両親との距離が深まるので、より良い関係が築けることでしょう。
2:挨拶時の日程と訪問時間
挨拶に行く際は、予め両親の都合の良い日時を確認した上で、二人のスケジュールを調整しましょう。アポなし訪問は失礼にあたるので、注意が必要です。スケジュール調整後、改めて両親に挨拶に行く日時を連絡します。
もし、両親に訪問時間の希望がなかった場合、お昼過ぎの14時頃から訪問すると良いでしょう。食事の時間にかからず、比較的ゆとりのある時間帯の14時頃から2時間ほどの滞在が望ましいでしょう。
3:挨拶に行くときの服装
挨拶に伺った際に彼女の両親に好印象を与えるため、服装にも気を配りましょう。結婚や同棲など、きちんとした挨拶に伺うので、基本的にはスーツの着用が望ましいです。
ベーシックカラーを基調としたシンプルなスーツに、清潔感のある白か薄いブルーのシャツ、スーツに合わせたカラーでチェックやストライプなどのシンプルなデザインがあしらわれたネクタイを合わせましょう。
4:玄関での靴の脱ぎ方
玄関での自己紹介や軽い挨拶が済んだら、靴を脱いで室内に入ります。実は、玄関での靴の脱ぎ方にもマナーがあるので、予め正しい靴の脱ぎ方について理解しておきましょう。
まず、室内に上がる際には両親から許可を得た後に靴を脱ぎます。靴を脱ぐときのマナーは、室内の方へ向かって靴を脱ぎ、中へ上がってから手で靴を揃えましょう。また、靴を揃えるときに、両親の方へ背を向けずに靴を揃えるのがマナーとされています。
5:手土産の渡し方
玄関での挨拶が済み、部屋に入ったらいよいよ入念に準備した手土産を渡すときです。基本的に手土産は、部屋に入ったタイミングで渡せば良いのですが、渡すタイミングに決まりはないので、その場の空気を読んで良いタイミングで渡しましょう。
手土産を渡す際には、気の利く一言を添えながら渡すと好印象です。
また、渡す手順としましては、まず紙袋から手土産を取り出します。手土産の包みの正面が両親の方へ向くように向きを整えます。リボンや熨斗をつけた場合は、両親の方に向けます。両手に持って手土産を渡しましょう。
6:帰るタイミング
一通りの報告が済んだら、彼女の両親との会話を楽しみ距離を縮めましょう。そうはいっても長居してしまっては失礼にあたるので、タイミングを見て帰宅の旨を切り出します。会話が途切れたタイミングで切り出すと良いでしょう。
帰宅の旨を伝える際には、時間を作ってもらったことのお礼と、おいとますることを伝えます。また、帰宅のタイミングは訪問から1時間半〜2時間を目処にすると失礼にあたらないでしょう。
食事に誘われたとき
食事に誘われた場合、無理に断らずに応じても問題ありません。両親は食事も一緒にするつもりで準備しているかもしれないので、その場の空気を読みながら両親の好意に甘えましょう。
食事に誘われた場合でも、あまり長居してしまうと相手側の負担にもなるので、20時ごろを目安に帰宅すると良いでしょう。
結婚を反対されてしまったとき
万が一、彼女の両親に結婚を反対されてしまったときは、挨拶の場でカッとなったりせずに、まずは冷静に両親の意見を受け入れましょう。なぜ反対されてしまったか、理由を知ることでその後両親を説得できるかもしれません。
理由を聞き出し、両親の心配事を解消できるように説得しましょう。
4. 彼女の両親への挨拶時の注意点3つ
彼女の両親へ挨拶に行く際の両親への接し方について、マイナスな印象を与えないためにもいくつか注意すると良い点があります。また、緊張のあまりに普段では考えられないような失敗してしまうこともあるでしょう。
予め挨拶に行ったときをイメージしておくと、いざというときも落ち着いて行動できます。ここで紹介する彼女の両親への挨拶時の注意点を確認しておきましょう。
1:話し始めに詰まって急かされる
改めて彼女の両親へ挨拶に来ている理由は、結婚や同棲を報告するためが多いでしょう。緊張して本来の目的である報告をなかなか切り出せずにいると、彼女の両親を不快に思わせてしまう可能性があります。
また、言葉を切り出せずおどおどしている場面を見ると、頼りない面が印象に残ってしまい、彼女の両親を不安にさせてしまいます。結果的に、結婚を認めてもらえないこともあるでしょう。
そうならないためにも、場が和み会話が途切れたタイミングを見て、きちんと必要な報告しましょう。
2:お酒を飲み過ぎてしまわない
食事の場での報告になるとお酒を飲むこともあり、彼女の両親から勧められる場面も考えられるでしょう。勧められたときに上手く断れず、言われるがまま飲んでしまうと人によっては体調が悪くなったり、酔ってしまい失礼な言動をしてしまう可能性があります。
失礼な言動や飲み過ぎで体調を崩してしまっては、マイナスな印象を与えてしまいます。
嗜む程度にお酒は楽しみ、飲み過ぎには気をつけましょう。
3:両親を不快にさせる会話をしない
人には話したくないことや価値観の違いによって不快に感じる言い方などがあります。もちろん、彼女の両親にもいくつか当てはまる話題や話し方があるでしょう。
彼女を通して事前にリサーチしておくと安心です。リサーチした上で、どんな話題や話し方にするか予めイメージしておくと良いでしょう。
5. センスのある手土産で彼女の両親への挨拶を成功させよう!
彼女の両親へ挨拶に行く際は、自分の存在を認めてもらえるか不安があったり、緊張で上手く振る舞えるか不安な人も多いでしょう。
彼女の両親の好みに合わせた手土産を準備し、事前に彼女にリサーチし、両親のことを知っておくことで、心にゆとりを持って接することができるでしょう。
また、訪問後のお礼の連絡もすぐに行うことで好感度も上がります。挨拶前から帰宅後まで、一つ一つのことをしっかり行うことで彼女の両親への挨拶を成功させましょう。