東京五輪まで1年を切り、色々なスポーツで日本代表となる選手が決まっています。
スポーツクライミングでも、男女1名ずつ代表選手が決まり、残り1枠をかけての争いとなりました。そんなクライミングの注目すべき女子選手をご紹介します。
野口啓代選手
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1989年5月30日生まれ、身長165cm
八王子で開催された世界選手権のコンバインドで2位になり、東京五輪の代表に内定しました。10代の若い選手が成長著しく、実力をつけてきている中でも自分の力を落ち着いて発揮できるベテランの強さが光ります。
W杯ボルダリングの14年、15年の総合優勝も飾る、日本を代表する選手です。ボルダリングでの安定した強さはもちろん、リードでも上位に食い込める実力を兼ね備えています。
選手としての強さはもちろんのこと、そのスタイルの良さでも注目を集めています。東京五輪を最後に引退すると言われていますが、きっと素晴らしいクライミングをオリンピックで見せてくれるでしょう。
野中生萌選手
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1997年5月21日生まれ、身長162cm
世界選手権のコンバインドでは5位に入り、日本人選手としては野口選手についで2位でした。W杯ボルダリングでは、16年度総合優勝を果たしました。
ボルダリングの強さに加え、スピードでも日本記録を持っています。日本人選手が中々上位に食い込めないスピードで順位を上げることができれば、コンバインドでもも良い結果が伴うでしょう。
19年度の戦績は、後半になって上がってきていますので、代表に決まれば、メダルも十分に期待ができます。
伊藤ふたば選手
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2002年4月25日生まれ、身長160cm
17歳とユース世代ながら、世界選手権のコンバインドでは7位入賞しています。ボルダリング、リード、スピードとどの種目でも安定しているバランスの良い選手です。
スピードでは、野中選手の出した日本記録に肉薄する8秒台の好記録を世界選手権のコンバインド決勝で出しています。
2017年のボルダリングジャパンカップでは、野口選手や野中選手を抑えて優勝を飾りました。日本代表を十分に狙える実力を兼ね備えた選手です。
森秋彩選手
2003年9月17日生まれ、身長154cm
伊藤選手同様、ユース世代でありながら、8月に開催された世界選手権では目覚ましい活躍を見せました。リードで3位、コンバインドで6位に入っています。今年度はW杯でも上位に食い込んでおり、成長著しい選手です。
小柄な体型による軽さを生かしたスタイルから、筋肉をつけて体重とパワーをアップし、パワフルな課題でも好成績を残せるようになったことがコンバインドの結果に表れています。厳しい日本代表争いの有力な候補の一人です。
ヤンヤ・ガンブレット選手
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1999年3月12日生まれ、身長162cm
日本選手にとって一番のライバル選手が、スロベニア出身のヤンヤ・ガンブレット選手です。世界選手権では、ボルダリング、リード、コンバインドで優勝しました。
19年度のW杯のボルダリングでは無敗の強さを誇り、リードでも複数回優勝しています。強いだけではなく、とても美人さんということでも話題になっています。
日本選手にとって、大きな壁と言えますが、ボルダリングかリードのどちらかでガンブレット選手より上位に着くことができれば、コンバインドで競うオリンピックでは十分に勝てる可能性はあります。
メダルを争う海外女子選手
日本選手のライバルとなる、世界選手権のコンバインド決勝出場選手をご紹介します。
ショウナー・コクシー選手
1993年1月27日生まれ、身長164cm イギリス出身
世界選手権コンバインド3位。ボルダリングのW杯優勝経験もあります。
アレクサンドラ・ミロスラフ選手
1994年生まれ、 ポーランド出身
世界選手権コンバインド4位。18年、19年の世界選手権スピードで優勝しています。スピードでは無類の強さを誇る選手です。
コンバインドでは各種目の順位を掛け算し、数字が小さい方が上位となります。そのため、どの種目もそこそこという選手より、アレクサンドラ選手のような得意種目がある選手が決勝に残りやすいと言えます。
まとめ 見ているだけではもったいない!? ボルダリングをやってみよう
世界トップレベルのクライミング技術は、見ているだけでもその凄さが分かります。その凄さを生み出すしなやかな筋肉は、バランスも良く女性として羨ましいスタイルです。
紹介した女子選手のようなスタイルを目指して、ボルダリングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ボルダリングはレベルに合わせた課題も多いので、最初の一歩が踏み出しやすいです!