ボルダリングジムの数が増えて、クライマー人口も増加していますが、まだまだスポーツクライミングの映像がテレビで流れることは少ないですよね。
プロクライマーのダイナミックなムーブは見る人を魅了しますが、実際に自分がやってみるとそれが如何に大変なことであるかが身に染みます。
少しでも憧れに近づきたいという方へ向けた上達に役立つ動画から、ただただ見惚れるかっこいい系動画、はたまた癒し系の動画まで、ボルダリング動画を楽しみたい人へおすすめの動画をご紹介します。
まずは基本をおさらい。上達に役立つテクニック指南動画2つ!
ボルダリングは初めての人でもハシゴを登る要領で課題をクリアしていけるため、達成感を味わえます。
ボルダリングの課題は難易度によって○級と表され、数字が小さくなるほど難しくなります。
クライミングのテクニックを意識せずに登れるのは初級と言われる6級くらいではないかと思います。
運動の経験が豊富で、上手な人の動きと自分の動きの差を俯瞰できる人は、名前は知らなくても結果的に様々なテクニックを使用しています。
しかし、運動があまり得意でない人や筋力が少ない女性でも、どのようなケースでどういう動きをすると登りやすいかということを知っておくだけで課題攻略の幅が広がります。
まずは、上達に役立つ動画を2つご紹介します。
ダイアゴナル
ダイアゴナルとは対角線という意味で、対角線となる手足(右手と左足か左手と右足)を支点にして体をひねり遠くのホールドを掴みに行きます。
アウトサイドフラッギング
ホールドに乗っていない足でバランスをとります。足の組み換えを省略し、体力温存にも良いです。
世界トップレベルのテクニックが集結、主要大会で繰り広げられる華麗なムーブ
いつかは自分もできるようになりたいけど、とてもなれる気がしない、世界トップレベル選手たちの華麗なムーブをご紹介します。
楢崎智亜選手
フィジカルモンスターとも呼ばれている楢崎選手ですが、その名前が大げさではないことがよく分かる動画です。
課題にチャレンジする前に軽くジャンプをしていますが、マットの上で簡単にあの高さを出すのも難しいです。
野口啓代選
野口啓代選手のリード種目の動画です。ボルダリングほどのダイナミックな動きはないですが、随所にテクニックが散りばめられていて、野口選手の強さが良く分かる動画です。
高所恐怖症にとっては見ているだけでヒヤッとする高さを物ともせずに登っていきます。
第14回ボルダリングジャパンカップ
長尺になりますが、大会の雰囲気もよく分かる動画です。2019年1月に開催され、野中生萌選手が優勝しました。
現役の中学生や高校生といったユース世代の選手も出場しています。まさに日本一を決める大会と言えます。
スピードクライミング
速さで勝敗が決まるスピードは、予備知識がなくても分かりやすく観せるスポーツと表現できるでしょう。
集中力0で見られる、ほっこり猫のボルダリング動画
ボルダリングの動画は、自身の上達のためやトレーニング方法、プロクライマーの華麗なムーブなど目が離せず、ついつい集中してしまうものが多いです。
しかし、疲れが溜まっている日にはただただ癒されるためだけに動画を見たいということもあるのではないでしょうか。
そんな日にオススメの、猫によるボルダリング動画をご紹介します。肩の力を抜いて気楽に見ていただけたらと思います。
ボルダリングねこ
まさに猫のボルダリングです。小さいホールドも猫にとっては丁度いい足場といった感じでスイスイ登っています。
ロッククライミングをする猫
まさにロッククライミング! 名古屋城の城壁を登る猫の動画です。
途中上を見て様子を伺う姿は、まるでオブザベーションをしているようです。
これぞロッククライミング! 天然岩の攻略動画
ボルダリングというと室内で行うイメージがあるかもしれませんが、天然岩でもたくさんのボルダリング課題が作られています。
自然の形状をそのまま利用して登る天然岩でのボルダリングは、人工壁の課題とは違った達成感を味わえるでしょう。
自撮りの動画もありますが、外岩でのクライミングで死亡事故も発生している危険な行為ですので、絶対にやめましょう。安全第一が何よりも大事です。
スゴ技
どこを持つのか分からないような岩でも手足だけで登っていく、フリークライミングの醍醐味が凝縮された動画です。
動画を見たらいざ実践、ボルダリングジムへ行こう
ボルダリングを含めたフリークライミングは、全身を使うため身体能力に左右されます。
ですが、手の位置や足の運び方を考えることで身体能力をカバーできる部分もあり、性別や年齢を超えて楽しみやすいスポーツとも言えます。
ボルダリングに限ったことではありませんが、自分自身の姿を動画に撮ってもらうことは、癖や自分のイメージとのギャップに気づき、上達に役立ちます。
上達のために動画を撮影したい時は、他の人のプライバシーに充分な配慮をして、撮影の可不可をボルダリングジムへ確認した方が良いでしょう。
自分の動画ではなくても、休憩時間に練習したいムーブの動画を見てイメージを掴んでから実践するという方法もあります。
モチベーションアップや上達の助けとして動画を活用して、ボルダリングを楽しましょう!