ボルダリングに興味を持ってもなかなか始めるキッカケがない……。1回やってみたけどよくわからなかった……。そんな方、けっこう多いんじゃないでしょうか?
新しいことを始める時、最初の一歩がなかなか踏み出せないものですよね。
私たちリンクバル -ボルダリング- 編集部は、初心者・未経験者の皆さんにボルダリングの魅力をお伝えすべく、ボルダリングを趣味にしている皆さんに実際に始めたキッカケとボルダリングを続けている理由を伺いました!
誰でも最初は初心者だ! インタビュー回答者プロフィール
名前:梅津恒平 さん
年齢/職業:26歳/ボルダリングジムスタッフ
ボルダリング歴:8年
現在のグレード(レベル):インドア ~三段/外岩 ~四段+
ボルダリングに通っている頻度:週4回くらい
初めて行ったボルダリングジム:一番最初に行ったボルダリングジムは、秀岳荘です。
初めてボルダリングに行ったときのことを覚えていますか?
ん~あまり覚えていないですね。(笑)
ボルダリングを始めた理由は、大学にサークルがあったからです。
まぁ細かく言うと今でこそボルダリング人口は増えているけど、当時は競技人口が少なくてマイナースポーツだったからですね。
スポーツを始めた段階で、アドバンテージがあることが「嫌だな」と感じていました。
初めてボルダリングをやってみてどうでしたか?
あまり覚えていないんですけど、純粋に面白かったんだと思います。(笑)
ボルダリング以外にも12mのロープもやったんですよね。トップまで全部のホールドを使いながら自由に登って完登できたことは覚えています。
2回目のボルダリングはなぜ行こうと思いましたか?
大学のサークルに入ったというのもあるんですけど、やっぱりボルダリングが楽しいからですかね。
前回できなかった課題をやりにいこう! って思ったから行ったんだと思います。当時のことはあまり覚えていなくて……(笑)
ボルダリングを続けている理由は?
大学の夏休みとか長期休みのときに、大学の壁で登るよりも秀岳荘の方が交通費含めると安い&近いというのがあって、秀岳荘で登っていたんですよね。
通い続けて行くうちに、徐々にいろいろな課題が登れるようになってきてから、ボルダリングがとても面白くなってきたんです。
そのあとに大学の後輩ができて、彼らと一緒に登るようになったことが、ボルダリングを続けていた理由のひとつなんです。
まぁ、単純に“ボルダリングは面白い”っていうことなんでしょうね。
ボルダリングを始めて変わったことはありますか?
めっちゃ変わってますね。ボルダリングを始める前は帰宅部で、家に帰ったらゲームをする生活だったんです。何もスポーツをしていなくて……。
そういう意味では、学校が終わったあとに、「ボルダリングをやる」ということが増えたんですよね。
さらに卒業してから会社員として働いているときに、クライミングを続けていたおかげで、海外の外岩へ行ける転機が訪れたんです。
そのときに、「この道でやっていきたい!」と思い、思い切って会社を辞めたり、海外へ外岩を登りに行ったりしました。
クライミングに出会ったことで人生が大きく変わったと言ってもいいくらいガラッと変わりましたね。
また、長期間海外へ行ったことで、“英語が話せるようになった”というのもありますね。
よく行くボルダリングジムは? そのジムに通っている理由は?
Whipper Snapper gym(ウィップス)ですね。ここでクライミングの面白さをより知ったし、ここで強くなったということが、今現在通っている理由として大きいです。
課題を完登できたときの達成感だけじゃなくて、課題ひとつにとってもムーブがあったり、足の位置だったり……クライミングの細かい&深い面白さという部分をウィップスで学べました。
あとは、もともと海外の強いクライマーが好きだったり、海外に面白そうな課題があるのは知ってたりしていたんですけど、その課題が“どこの国のどこにあるのか、どうアプローチしていけばいいのか”が漠然としてたんですね。
だけどウィップスに通ううちに、そういう情報が明確に分かるようになって、“行動するにはどうしたらいいのか”という部分を学ぶことができましたね。
ボルダリングをするときの服装は? どこで購入している?
クライミングパンツにTシャツですね。今よく着ているTシャツは、ビショップやカナダのクライミングショップで購入したものを着用しています。
ブランドで言うと、プラナ・ヒッピーツリー・モンチュラあたりを好んで選んでいますね。
クライマーならではの悩みはありますか?
ん~クライマーならではの悩み……まるで悩みがないんですよね。(笑)
唯一言えば、最近手首を壊してしまったので、何をしていても痛いということがあったくらいですかね。
お酒も我慢していないし……ん~あとは……お金がないくらいです。(笑)
今後もボルダリングを続けていきたいと思いますか?
続けます!
会社を辞めて、海外へ行ったくらいから、「クライミング」はライフスタイルの中に確立してて。クライミングを辞めるっという選択肢は自分の中にはありませんね。
ジムで働いている&セットのお仕事をいただいているってこともあるんですけど、この先クライミング界にはずっと居たいなっとは思いますね。
ボルダリングを始めたいと思っている人へ一言!
ボルダリングは始めるのが遅いっていうのはないし、うまくいかなくたって誰も何も言わないし。
自分が本当にボルダリングを始めたい! と思ったらやってみるといいんじゃないかな!
(インタビュー:高松未樹)
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