「ボルダリングに行く予定だけど、ネイルをしていても大丈夫なの?」
初めてボルダリングに行く人は特に、こんな悩みを持った人がいると思います。やったことのないスポーツだとイメージが全然わかないですよね。
ボルダリングは老若男女が楽しむことのできるスポーツですが、ルールを守らないとケガをしてしまい、せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまいます。
今回は、ボルダリングをする際の「爪の管理」についてまとめています。
ボルダリングは、爪に対して非常に負担のかかるスポーツなんです。適切な管理をしてないと、爪の割れや欠け、二枚爪といったことになってしまいます。
爪についての正しい管理を把握しておきましょう。
ボルダリングでの爪の3つのルール
ボルダリングでも他のスポーツ同様に、爪の管理が必要です。
ルールを守らないと、自分だけでなく、他の人にも迷惑をかけてしまうかもしれません。
ポイントを3つにまとめてご紹介しています。
付け爪やストーンは厳禁!
まずはこの記事のタイトルにもあるネイルについてですが、残念ながら付け爪やストーンをつけるのは厳禁です。
ジムでも禁止をしているところは多いですし、なによりも自身のケガを防止するためにもルールは守りましょう。
付け爪やストーンをしていると、ホールドを掴みそこねた時に、引っ掛けたりぶつけたりするかもしれません。
また、壁から落ちた際に、自身の体や、他の人を引っ掻いてしまいケガをしたり、ケガをさせてしまったりする可能性もあります。
そして、何よりもキレイに仕上げたネイルを気にしながら登っていても、指先が気になってボルダリングに集中できないですよね。
爪の長さは、指の頭と同じくらいの長さ
爪の長さは、長すぎても短すぎてもダメ! 爪が長いと、ホールドに爪が引っかかってしまい、爪が割れてしまったり、はがれの恐れがあります。
また、深爪になるぐらいまで切ってしまうと、指先が痛くなるので、ホールドをつかむ力が入らなくなってしまいます。
適切な長さは、爪の白い部分を少し残しておいて、指の頭と同じくらいの長さ。
「自分で切るのは不安……。」という人は、ジムでお店の人に確認しながら切りましょう。
ジムで爪切りの貸し出しを行なっているところもありますが、他の人が使った爪切りが気になる人は、自宅の爪切りを持参していってください。
足の爪も忘れずに
ついつい手の爪ばかり気にしてしまいがちですが、足の爪も切っておきましょう。
クライミングシューズは自分の普段履いている靴よりは、多少小さめのサイズのものを履くと思います。そうなると、履いた時に指先を折り曲げる形になるんです。
もし、そんな状態で足の爪が伸びていると、他の指を爪で突き刺してしまい、痛くてボルダリングどころではなくなるので注意ですよ。
”飾るネイル”ではなく、「ベースコート」で”守るネイル”を
付け爪やストーンなどのネイルは厳禁と申し上げましたが、みなさんがいつも使っている「ベースコート」を活用することで、爪を保護することができます。
ベースコートはマニキュアを塗る際の下地というイメージが強いかもしれませんが、ベースコートは、爪の保湿や強化といった役割を持っています。
特にボルダリングは爪の乾燥には要注意です。ボルダリングで使用する「チョーク」は、手汗を吸いとるために手につけるものですが、これにより爪も乾燥してしまいます。
爪の乾燥は、二枚爪やささくれ、表面がボコボコしたり、割れやすくなるという状態になってしまいます。
まとめ
今回は、ボルダリングでの「爪」についてまとめています。
おさらいをすると、
◆ 付け爪やストーンのネイルアートはNGです。引っ掛けやぶつけてしまい、せっかくキレイに仕上げたネイルが台無しになってしまうかも。
何より、指先が気になってボルダリングに集中できないと楽しめないですよね。
◆ 爪の長さは、指の頭と同じくらいに切りましょう。深爪になるぐらい切ってしまうと、指先が痛くて登れなくなってしまいます。不安な方はジムで切るといいでしょう。
◆ 手の爪ばかり気にしてしまいますが、足の爪も忘れずに。ボルダリング用のシューズは、指を折り曲げるようにして履くので、爪が伸びていると隣の指とかを刺してしまいますよ。
◆ マニキュアの下地のようなイメージですが、「ベースコート」は爪の保湿と強化の役割を持っています。特にボルダリングは、爪が乾燥しやすいので、ベースコートで爪を守るためのネイルケアをしましょう。
お気に入りのネイルで行きたい!という気持ちもあると思いますが、TPOに適したネイルケアを施している人の方がかっこいいですよね。