ボルダリングがオリンピック競技になる!「スポーツクライミング」の魅力とは?

2020年に東京で開催される第32回オリンピックでは、いくつかの新種目が追加される予定です。その一つが「スポーツクライミング」。ボルダリングとはどのように違うのでしょうか。また、競技を観る人、これから競技を始める人にとって、どのような魅力があるのでしょうか。

今回は、2020年が楽しみになるような見どころ情報をご紹介。日本代表選手に選ばれる可能性の高い、注目美人選手もチェックしましょう!

ボルダリングがオリンピック競技になる!「スポーツクライミング」の魅力とは?

オリンピック種目になったスポーツクライミングとは

「オリンピック種目にボルダリングが追加された!」とは聞くものの、「スポーツクライミング」や「フリークライミング」などにたような言葉がたくさん出てきて、違いがわからない! という人も多いのでは。
ここでは、種目の違いや2020年オリンピックのクライミング競技に関する情報をご紹介します。

「ボルダリング」と「スポーツクライミング」の違い

ボルダリングは、スポーツクライミングの種目のひとつです。もともとスポーツクライミングには、素手で登る「ボルダリング」、ロープを使う「ロープクライミング」があります。

今回オリンピック種目となったスポーツクライミングでは、クライミングを3種類に分け、その合計得点で勝敗を決めることになっています。

オリンピックでは3種目が観戦できる

オリンピックの種目に追加された「スポーツクライミング」は、3種類のクライミング競技を同時に行い、合計得点を競います。(2018年6月時点)

それぞれの種目の特徴をご紹介します。

■スピード
世界共通の壁(高さ15メートル、95度に前傾)が2つ用意されており、二人の選手が同時に登ってスピードを競います。一度でもフライングをしたら失格となります。
現在の世界大会の戦績を参考にすると、優勝タイムは男子では5~6秒、女子で7~8秒ほど。

■ボルダリング
高さ4メートル程度の壁に極限まで難しく設定されたコースを4分の制限時間内にいくつ登れるかを競います。選手は初見でルートを考えながら登ります。時間、集中力、体力をうまく使い、完登を目ざします。

■リード
6分の制限時間内に高さ15メートル以上の壁のどの地点まで登れるかを競う競技。選手は安全のためにロープを着用し、壁に埋め込まれた器具に掛けながら登ります。

一手でも上に到達するよう急いで登る必要がありますが、一度でも落ちたらその場所が記録となるので、慎重なプレイが求められます。ボルダリングがオリンピック競技になる!「スポーツクライミング」の魅力とは?

観戦の見どころ

ボルダリングをはじめとするスポーツクライミングの魅力はどのようなものでしょうか。せっかくの東京開催ですから、ぜひ会場に足を運んで観たいですよね。

主な見所は3つ。アクロバティックな動き、カラフルなホールドと演出、ライバル同士も応援し合う風潮です。

まず、ボルダリングの世界大会の動画を一度でも見れば、その魅力が伝わるでしょうか。

スポーツクライミングでは、四肢をダイナミックに動かし、重力に逆らって壁を登っていきます。時には忍者のように壁を駆け、ジャンプし、ギリギリのタイムでゴールしたりします。
人体そのものの躍動は、他のスポーツとは違った迫力を感じます。

また、カラフルなホールドも観戦する上での魅力でしょう。幾何学模様のようなものから、アメーバのようなデザインのものまで。大会会場は、まさにインスタ映えする空間です。

さらに、ボルダリングはライバル同士も皆仲間同士であるかのような雰囲気で試合が進められて行きます。
サッカーや野球のように、敵と味方が明確に別れているというよりは、個人がいかに記録を伸ばすかという戦いなので、敵対心をむき出しにしたプレーはありません。ライバル同士でも「ガンバ!」と声を掛け合うのは、ボルダリングならではの魅力でしょう。

これからボルダリングをはじめる人にとっての魅力

ボルダリングは、とても簡単なスポーツです。ハシゴを登ることのできる人なら、誰でも登れます。もちろん上達しようと思えば鍛錬が必要ですが、「初めてジムに行ったら手も足も出なかった」ということはほぼないので、安心してチャレンジできます。

また、ボルダリングは用具レンタルも豊富なので、初期投資が少なくて済みます。ボルダリングがオリンピック競技になる!「スポーツクライミング」の魅力とは?

2020年のオリンピックで活躍が期待される選手

オリンピックで活躍が期待されるボルダリング選手(男子)

ここでは、筆者の独断と偏見で注目選手をご紹介します。まずは男子から!

【楢﨑智亜選手】1996年生まれ。2016年の世界選手権で優勝経験あり。
参考:https://www.jma-climbing.org/athlete/profile/tomoa-narasaki/

【高田知尭選手】1995年生まれ。ボルダリングを始めてわずか3年で日本代表入りしたという才能の持ち主。
参考:https://www.jma-climbing.org/athlete/profile/tomoaki-takata/

【藤井快選手】1992年生まれ。ジムの店員さんでもある選手。2017年のボルダリングジャパンカップで優勝経験あり。
参考:https://www.jma-climbing.org/athlete/profile/kokoro-fujii/

オリンピックで活躍が期待されるボルダリング選手(女子)

【野口啓代】1989年生まれ。数々の受賞歴を持つ、日本を代表するクライマー。インスタグラムアカウントもオススメ。
参考:https://www.jma-climbing.org/athlete/profile/akiyo-noguchi/

【伊藤ふたば】2002年生まれ。2017年の第12回ボルダリングジャパンカップで優勝。しかもものすごく美人さん!
参考:https://www.jma-climbing.org/athlete/profile/futaba-ito/

【森秋彩】2003年生まれ。第13回ボルダリング・ジャパンカップで3位入賞。
参考:https://www.jma-climbing.org/athlete/profile/ai-mori/

日本人選手の活躍が期待される、新しいオリンピック競技「スポーツクライミング」を、ぜひみんなで応援しましょう。

「その他 ~ コンペや関連情報 ~」カテゴリの最新記事