初めてでも楽しめるボルダリングですが、自分だけ中々上達しないと思うことも出てくるのではないでしょうか。
自分のペースで楽しく行うだけでもよいですが、もっと上手になってかっこよく登りたい! そんな方へ向けたボルダリング上達の一助となる本をご紹介します。
ボルダリングの上達に必要なものとは?
ボルダリングの上達に必要なものはいろいろあります。フィジカルの面では全身を使うスポーツなので、体幹がしっかりしていることや柔軟性が高い体であるということが挙げられます。
どのようなスポーツにも言えることですが、その競技を行う上でのテクニックの修得も必須です。
繰り返し行う=経験で上達はしますが、壁を超えるためにはどのような目的をもっていくかという点が重要です。
自分の苦手を知り克服していくことや、上手な人とは何が違うのかという観察をすることで、目的は明確になっていきます。
柔軟性や体幹を鍛えるのであれば、ボルダリングを行わなくても自宅トレーニングで対応できますが、技術は中々一人では身につきづらいです。
周りに上手な人がたくさんいて、気軽に聞けるような環境であればよいのですが、中々そのような環境に身を置くことは難しいと思います。
そんな時に役立つのが、ボルダリングのムーブやテクニックを紹介しているクライミング解説本です。
基本的なムーブやテクニックを理解して脱初心者へ! クライミング解説本3冊
「スポーツクライミング教本」
その名のとおりクライミング技術修得の教科書的1冊です。
ホールドの種類といった基本から、足の置き方、ムーブ、実践的なクライミングテクニックまで幅広く書かれています。
ムーブでは重心や体重移動の方向などが分かりやすく書かれており、イメージが掴みやすいです。
なぜそうなるのかという理論もしっかりと書かれているので、知識としてしっかり頭に入れておくだけでも、ジムでの練習の中身が変わってくるでしょう。
URL:完全図解 スポーツクライミング教本 すべてのクライマー必読の教科書決定版|Amazon
「誰でもはじめられるボルダリング」
日本人女性初のプロクライマーである尾川とも子さんの著書です。
タイトルのとおり入門書的な1冊ですが、写真や図解を用いた分かりやすい解説の他に、経験に裏打ちされたテクニックやトレーニング方法は、経験者にも役立つ内容となっています。
「ボルダリング基本ムーブと攻略法」
プロクライマーの野口啓代さんが監修する1冊です。
ホールドの持ち方といった基本や足の置き方、ムーブから2級程度の上級課題へのチャレンジまで幅広く解説されています。
AR動画連動で、スマホで動画が見られるのも特徴です。本を持ち込んで練習をするのは少し恥ずかしい気もしますが、スマホであれば練習中にでも気軽に見られます。
ボルダリングをより楽しめる体作りを! ストレッチのおすすめ本2冊
ボルダリングは壁を登るため、怪我のリスクが高いスポーツとも言えます。怪我は日常生活にも支障がでるため、できる限り避けたいところです。
どのスポーツにも共通していますが、運動前後のストレッチは怪我の予防や良いパフォーマンスをするために大事なものです。そんなストレッチのおすすめ本を2冊ご紹介します。
「世界一伸びるストレッチ」
青山学院大学陸上部の長距離ブロックでもトレーナを務めた、中野ジェームズ修一さんによるストレッチ本です。
体のしくみからストレッチのコツ、部位別にやり方が紹介されているので、伸ばしたい部位を的確に伸ばしていける、スポーツ前後のケアに適した一冊です。
「すごいストレッチ」
ずぼらヨガの著者として有名な崎田ミナさんによるストレッチ本です。
マンガ形式で読みやすく、日常生活のすきま時間でも取り入れられるストレッチも紹介されています。
URL:職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす すごいストレッチ|Amazon
読み物としても面白い クライマー向けの専門雑誌 ROCK&SNOW
上達を実感するとますますボルダリングが楽しくなっていきますが、実感までに時間がかかることもあります。
そんな時に落ちてしまいそうなモチベーションを上げてくれるのが、年4回発行されているクライマー向けの専門雑誌ROCK&SNOWです。
クライマー選手へのインタビューや、外岩の情報、トップ選手のトレーニング方法など内容は多岐にわたります。
読み物としての面白さもありますし、雑誌ならではの「今」知っておいてうれしい情報が手に入る点もおすすめするポイントです。
URL:ROCK&SNOW|山と渓谷社
まとめ 本を読んだらボルダリングジムへ!
忙しくて中々ボルダリングジムへ行けないという方も、筋トレ、ストレッチ、イメトレの3点セットを続けたら、きっと変化を感じると思います。
実際に本を手に取って読んでみると、ボルダリングしたい! という気持ちがふつふつと沸いてくる(はず)ので、そのテンションで時間を見つけて、是非ボルダリングジムへ行ってみてください。
以前だったら解決の糸口すら見えなかった課題が、少し手が届くものになっているかもしれません。