外岩デビューするなら! ボルダリング用マットの機能と選び方

ボルダリングジムに通っていると、外岩の話を聞く機会もありますよね。

「自然の岩を登るのにも興味はあるけど、危なそう」「ウェアやシューズ以外に何が必要か分からない」という人もいるでしょう。

外岩でボルダリングを行うには、安全性を確保することが必要です。室内でのボルダリングで使用しているアイテム以外にも、揃えなければならないものが出てきます。

今回は、外岩でのボルダリングに欠かせないボルダリング用マットの機能や役割についてご紹介します。

外岩デビューするなら! ボルダリング用マットの機能と選び方

ボルダリング用マットの役割

ボルダリングジムでは、壁の下に厚手のマットが敷かれていますね。これはクラッシュパッドと呼ばれるボルダリング用の衝撃吸収マットです。

ウレタンを重ねたもので厚手のスポンジのようなつくりになっており、落下の衝撃を吸収して怪我を予防する役割があります。走り高跳びの着地用マットにも似ていますね。

「外岩ではパッドを使わないほうが格好いい」「このくらいの高さなら大丈夫」という人もいますが、硬い地面に繰り返し飛び降りていると怪我や関節を痛める原因となります。

思わぬ事故につながるおそれもありますので、外岩のボルダリングでも必ずマットを使用しましょう。

ボルダリング用マットの種類と選ぶポイント

ボルダリング用マットには、タコスタイルと呼ばれる折り目のない一枚タイプと、折り目に合わせてたたむヒンジタイプがあります。最近は、間に荷物が挟めるなど使い勝手の良さからヒンジタイプが多いです。

サイズは大きければいいというものでもありません。持ち運びや使う人の体型を考慮して選ぶ必要があります。長さが120cm以上あれば成人男性でも問題なく使えますよ。

機能面では、滑り止めが付いていたり、ヒンジタイプでも折り目部分が補強されていたりとマットによって工夫がみられます。

クッション性は、マットの厚みだけでなく使用されているウレタンによって異なります。実際に触ってチェックできるといいですね。

外岩デビューするなら! ボルダリング用マットの機能と選び方

ボルダリング用マットの使い方

ボルダリング用マットを登る場所の真下に広げます。

このとき、マットを広げる場所の環境にも注意が必要です。地面に石がたくさんあれば、できる範囲で取り除きましょう。落下時の安全確保だけでなく、マットのダメージも減らせます。

登っていくうちに横や斜めに移動する場合は、最初にマットを広げたところから落ちる場所もずれていきます。二人であれば登っている人に合わせて、パートナーがマットを移動させます。一人のときは落ちそうな場所の真下か、最後に登りきるところに合わせてマットを敷きましょう。

ボルダリング用マットのお手入れ方法

大切なマイマットは、できるだけ長く使いたいですよね。ボルダリング用マットを長く使うためには、日頃の使用方法とお手入れが重要になります。

お手入れのポイントは、ウレタンの劣化を防ぐことです。使い終わったら、まずは汚れを落としてカビが発生するのを防ぎます。

泥やチョークの汚れもブラシなどで丁寧に落としましょう。持ち帰ってからは、早めに乾燥させます。直射日光を避けて、風通しの良い場所で乾かしましょう。

あらかじめシートを敷いて使うなどの濡らさない工夫も効果的です。

保管は広げた状態が望ましいです。折り目をつけない、重さを加えないことでウレタンへの負担が少なくなりますよ。

ボルダリング用マットを購入するなら

ボルダリング用マットは、専門のメーカーのものであれば安全面・機能面ともに問題ありません。購入の際は、安心できるブランドのものを選びましょう。

一方で、ボルダリング用マットは安くても数万円からと大きな買い物になります。購入を迷っている場合、まずはレンタルで試すのもオススメです。

マットのレンタルは、クライミングジムや岩場近くのキャンプ場などで行っています。実際に使用して使い心地やサイズ感などを確認してみましょう。

ちなみに、ボルダリング用マットはオーダーメイドも可能です。オーダーメイドであれば色や形、サイズも自由です。自宅に壁を作りたくなったら検討してみてはいかがでしょうか。

外岩デビューするなら! ボルダリング用マットの機能と選び方

まとめ

ボルダリング用マットについて知っていただけたでしょうか。安全を確保する上でも、自分にあったマットを使うことが一番です。

お気に入りの一枚を見つけて、安全で快適な外岩デビューを目指しましょう。

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