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あまり人を信用しない
「自己憐憫」という言葉を知っているでしょうか。読み方は「じこれんびん」です。この言葉は、自分のことを可哀想に憐れむという意味です。
この記事ではそんな自己憐憫に陥りやすい人の特徴や、自己憐憫の克服方法をご紹介しています。思い当たる人は、ぜひ読んでみてください。
自己憐憫(じこれんびん)という言葉を聞いたことがありますか? 自己憐憫とは、自分で自分を可哀想と憐れむこと。
「自分はなんて不幸なんだろう」「自分は可哀想な人間」とネガティブに自分を決めつけてしまう人は意外と多いはず。
誰だって自己憐憫に陥ってしまう時はありますが、ネガティブになったり卑屈になり過ぎたりするのは、いいこととは言えませんよね。
自分は不幸だと決めつけてしまうことで、どんどん負のループに陥ってしまうかもしれません。
自分で自分のことを可哀想と憐れむ意味の「自己憐憫」ですが、その意味だけでは補えないニュアンスもあったりします。もっと深く意味を知っていくためには、どうすればいいのでしょうか。
そこで「自己憐憫」の類語について調べてみました。類語とは意味が似ている言葉のことで、類語を調べて知っておけば、その意味について深く理解できるでしょう。
「自己憐憫」の類語の1つめは、「自己嫌悪」という言葉です。この「自己嫌悪」という意味を詳しくみていきましょう。
「自己嫌悪」とは自分というものが嫌になること。自分を疎ましく思う気持ちのことを言います。
自分が思い描く理想と現実が違い、今置かれている自分の状況が嫌になるということです。自分のことを可哀想に憐れむ「自己憐憫」と似ていますね。
「自己憐憫」の類語2つめは、「自己否定」という言葉です。この言葉の意味も深く掘り下げていきましょう。「自己否定」とは、読んで字のごとく自分のことを否定してしまうという意味です。
自分で自分のことを責めてしまったり、こんな自分はダメなんだと思いこんでしまうのです。これも「自己憐憫」の意味と似ていて、自分で自分のことをマイナスに思ってしまっています。
「自己憐憫」の類語3つめは、「自己卑下」です。この言葉の意味とは何なのでしょうか。「自己卑下」とは、自分で自分のことを大したことのない、劣っている人間だと考えることを言います。
誰に何かを言われたからではなく、自分で自分のことを卑下してしまうのです。自分で自分のことを可哀想だと憐れむ「自己憐憫」と似た意味を持っていますね。
自己憐憫は自分のことを嫌いになってしまう、マイナスな考え方と言えるでしょう。自己憐憫の思考を強く持っていると、生きていくのが辛く苦しいと感じやすくなってしまいます。
では、そんな自己憐憫に陥りやすい人というのは、いったいどんな特徴を持っているのでしょうか。ここからは、自己憐憫に陥りやすい人の特徴を見ていきましょう。
「自己中心的」とは、自分のことばかりを考えてまわりの人たちのことを考えないことを言います。では、どうして自己中心的な人が自己憐憫に陥りやすいのでしょうか。
それは自己中心的な人は自分のことばかりを考えて、まわりが自分のことをわかってもらえないという状況に憤りを感じます。
その憤りが積っていくと、まわりの人にわかってもらえない自分は可哀想だと自分で自分を憐れむようになるのです。
自分がうまくいかなかったり思いどおりの結果が得られない時、それが自分のせいではなく自分が置かれている環境のせいにする人がいます。
こういう人も自己憐憫に陥りやすい人の特徴です。置かれている環境のせいにする人は、自分は悪くないと考えます。
それなのにひどいめに遭っていたり思いどおりにいかないということは、自分は可哀想な人間なんだと考えるようになるのです。
トラウマを抱えている人も、自己憐憫になりやすいと言われています。このトラウマを抱えているというのは、今まで生きてきた中で負った傷がいまだに癒されていない状態のことをいいます。
誰かにいじめられた経験があったり、親からじゅうぶんな愛情をもらっていないまま大人になってしまったりすると、自分は可哀想な人間なんだと思いこんでしまうのです。
最近の若者はネガティブ思考な人が多いと言われています。そんなネガティブな考えを持っている人も、自己憐憫に陥りやすい人と言えるでしょう。
自己憐憫は、ネガティブな思考回路です。自分のことを可哀想だと憐れんで、自分が嫌になって自分を否定してしまいます。
何をやってもうまくいかないと思ったり、どうせ失敗するんだという負の感情を抱きやすい人が自己憐憫に陥るのは、必然にも感じてしまいます。
実は周りにかまって欲しいという思いが強い人も、自己憐憫に陥りやすい人の特徴といわれています。それはいったいどういうことなのでしょうか。
自分で自分を可哀想だと憐れむというのは、裏を返すと自分のことを褒めて欲しい、優しくして欲しいという欲求のあらわれだったりするのです。
「こんなに自分は可哀想なんです」というアピールをして、周囲にかまって欲しいと望んでいるのです。
自己顕示欲とは周囲の人から注目されて、そして認めてもらいたいという欲のことをいいます。そしてその欲が強いと自己憐憫に陥りやすいのです。
自己顕示欲が強いと、人からの注目を、良い意味でも悪い意味でも集めます。しかし悪い意味で注目されたくないと考える人は、自分はとても可哀想な人間であるというアピールをすることで悪い感情を受けないように演出をしているのです。
自分のことを可哀想だと思うと時はどんなときでしょうか。それはきっと誰かから悪く言われたとか、悪い状況に陥っているという時でしょう。
つまり自分は被害者であるという意識がそこには働いています。被害者意識が強いと自分のことを可哀想だと思い続け、自己憐憫という思考に拍車をかけます。
被害者意識が強い人は、ずっと自分が可哀想だと思い続けてしまうのです。
ナルシストというのは自己愛の強い人のことを指すことが多いです。つまり自分のことにとても関心があり、自分のことに対してとても敏感な人のことです。
そんな自己愛に溢れているナルシストの人は、自己憐憫に陥りやすい人だといえます。他人の不幸には一切気付かず、自分だけの不幸にとても敏感で、その結果自己憐憫な考えにおよぶのです。
ナルシストは自分のことを特別な存在と考えている傾向があります。ということは、自分だけが特別な存在だと感じている人も、自己憐憫に陥りやすい特徴だといえます。
「自分はまわりの人間と違い、とても不幸で可哀想なんだ」と感じると、それが特別なことのように思える人がいます。
その特別さに浸りたくて自己憐憫に陥るというのが、自分だけが特別な存在だと感じている人の深層心理です。
自己憐憫は自分のことを可哀想に憐れむことです。つまり現実に起きている問題から目を背け、可哀想な自分にばかり慰めて問題を解決しようとしません。
現実逃避をする人は、自己憐憫に陥りやすいのです。目の前に起きた問題に立ち向かうのは、とても勇気がいることでエネルギーも消費します。
それができない人が、自己憐憫の思考になり、現実逃避をすることで問題の解決を先送りするようになります。
自己憐憫の思考は自分自身を苦しめ、問題の解決もできないままずっと成長できない考え方です。自己憐憫を続けていけば、いつか心が耐えられなくなってしまうでしょう。
そうならないためにも、自己憐憫を克服するための方法を考えていきましょう。そしてそれを実行していき、自己憐憫をする自分から生まれ変われるようにしていきましょうね。
自己憐憫は自分のことばかりを考えている状態で、だからこそ苦しくなるのです。そんな状況から脱するためには、自分のことを客観的に観察することからはじめましょう。
自分のことを客観的に観察すると、自分が今自己憐憫になっていることに気付けます。そしてそれに気付けた自分を褒めてあげましょう。
そうすると自分の思考がとてもクリアになり、自分のことを可哀想に憐れむのを止めることができますよ。
自己憐憫に陥る人は、さまざまな問題をいっぺんに考えて、その不安におしつぶされている傾向があります。そんな時は、まずは目の前にある問題を解決することにだけに集中してみましょう。
たとえば会社で上司に怒られたとします。自己憐憫に陥りやすい人は、怒られた自分を可哀想に思って、そして仕事ができない自分を責めて、自分よりできる人を羨んで、自己嫌悪を重ねていきます。
そうなる前に、まずは原因を解決していきましょう。他のことは気にせずそれだけに集中していけば、自己憐憫に陥る暇もありません。
自己憐憫はネガティブな思考からはじまります。それを克服するためには、常にポジティブでいることを心がけましょう。自分は可哀想な人間ではないということを知りましょう。
今まで辛いことがあっても、こうして生きて未来に向かっているのはとても素晴らしく、素敵な人間である証拠です。「どうせ自分なんてできないんだから」と思うより、「どうせ自分はできるんだから」とポジティブに考えるようにしましょう。
自己憐憫について詳しくご紹介してきました。なんとなく知っていた人も、これで理解できたのではないでしょうか。ネガティブ思考の人や、自分だけが不幸だと思うことが多い人は自己憐憫に陥っている可能性があります。
ここまでご紹介した自己憐憫の特徴などと自分を照らし合わせてみて、自分が自己憐憫に陥っていないか確認してみてください。10秒で終わる診断を用意したので、自分自身に当てはめてやってみましょう。
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診断結果
自己憐憫に陥りやすい人の可能性10%
あなたは自己憐憫に陥りやすい人とは言えません。前向きでいつも明るいあなたは、自分の可能性を信じることができる人。辛いことがあっても、挫けず前向きな行動で立ち直ることができます。自分に自信を持っていますし、自尊心がある人でもありますから、卑屈になることは少ないでしょう。他人を比較することも少なく、マイペースな人なので必要以上に焦ったり悩んだりすることもないはず。それでいて、他人と上手く調和が取れる人ですから、人間関係も充実し、楽しい毎日を送ることができるでしょう。これからもその前向きな姿勢を忘れず、充実した毎日を過ごしてくださいね。
自己憐憫に陥りやすい人の可能性30%
あなたは自己憐憫に陥りやすい人とは言い難いです。明るく元気なタイプですし、自分に自信がないわけではありません。自分を可哀想だと思い込んでしまうことはまずないでしょう。落ち込むことがあっても、最終的には前向きな思考で乗り越えることができるはずです。
ただ、他人と自分を比較してしまう傾向もありますから、その中で自信をなくして自己憐憫に陥ってしまう可能性もあります。誰かと比べてしまうことは仕方のないことですが、自分の良さを忘れず卑屈にならないことが大事です。明るく前向きなあなたの魅力を忘れないことで、毎日元気に過ごしていけるでしょう。
自己憐憫に陥りやすい人の可能性50%
あなたはやや自己憐憫に陥りやすい傾向を持っています。一見明るく元気に見えますが、実はナイーブで神経質な部分があり、悩みやすいタイプです。その為、ネガティブに物事を考えてしまうことも多く、必要以上に悲しみを抱え込んでしまうこともあるでしょう。ちょっとしたトラブルやアクシデントを、必要以上に最悪なものと捉えてしまうことで、自己憐憫に陥りやすい状態になってしまいます。
物事を客観的に捉えて前向きに考えることで、自信喪失や卑屈になってしまうことを回避することができるはず。また、自分と他人をもっと素直に信頼することも忘れないようにしましょう。
自己憐憫に陥りやすい人の可能性80%
あなたは自己憐憫に陥りやすい人と言えます。自分が可哀そう、自分は不幸だと思い込んでしまうことで、陰気な人と思われてしまう可能性もあります。繊細で自己肯定感が低いタイプなので、何かとネガティブに物事を捉えてしまいやすいです。その結果、幸運な出来事や前向きな物事を見逃してしまうかも。物事を広い視野で捉え、前向きに考えることを意識していきましょう。
また、自己肯定感を高めることも大事。他人と比較することは、自信をなくす原因でもありますから、必要以上に周りを気にせず自分らしく生きることが大事です。前向きな気持ちを忘れず、自己憐憫に陥らないよう気を付けてくださいね。
KOIGAKU SHINDAN