仕事もプライベートも家族との関係も完璧にこなしているように見える女性。そんな人を見ると、「それに比べて私ときたら……」と落ち込んでしまうときってありませんか?
このモヤモヤした気持ちは、どうすれば取り払うことができるのでしょう。
あなたが思う「完璧な女性」ってどんな人?
「完璧な女性」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?
たとえば女優の北川景子ちゃん。顔も綺麗、スタイルも抜群、売れっ子女優、しかも旦那はイケメンで元総理の孫って……。「マンガかよ!?」とつっこみたくなるような完璧な女性です。
と、これは少々極端な例ですが、そこまでいかなくてもあなたの周りに一人はいるはず。仕事も恋愛も充実していて、誰にでも優しい。SNSの内容は充実しているし、全体的に女子力が高くて、非の打ち所がない完璧なあの子。なんだか一緒にいると引け目を感じてしまう……。
でも、考えてみてください。その子は本当に完璧なのでしょうか?
この世のものは、メリットとデメリットでできている
私が30年ほど生きてきて気がついたのは、「完璧なものはない」ということです。すべてのものに、メリットとデメリットがあります。地球を照らす太陽でさえパーフェクトではありません。太陽も、「みんなに好かれるぽかぽか陽気」と「暑過ぎて人を殺しうる日差し」があるのだから、表裏一体です。
同じように、あなたが完璧だと思っている女性も、実際は完璧ではないはず。「あの子は悩みがなさそうだし」と、決めつけていませんか。彼女にも悩んでいることがきっとあるはず。あなたにそれが見えていないだけです。
あの北川景子ちゃんでさえ「周りから怖く見られること」に悩んでいるようです! まあ確かに冷たそうな雰囲気はあるかも……なんて思ったりしませんか。北川景子にも悩みごとはある。人生イロイロですよね。
他人と比べずに「自分の売り」を見つけよう
この世界は、メリットとデメリットがうまく調和されて作られています。「あの子は完璧なのに私は……」と心配する必要はまったくありません。比べる必要もありません。他人と比べるということは、他人の尺度で生きていること。自分の人生なのに、それってちょっと、なんだか変かも。
完璧女子と比べたり、完璧女子になろうとせずに、「私の売りは何だろう?」と考えてみてください。徹底的に考えるのです。すると、コンプレックスに思っていることが、案外「売り」になったりします。
たとえば私。独身であることがコンプレックスだった時代もありますが、「独身だから書けるコラムがある」ということに気がついてから、今では胸を張って「独身デース!」と自己紹介しています。身長が低ければ、デートで高いヒールを履けるし、胸が小さければ着物が似合う。一重だったらアジアンビューティーで外国人にモテるし、人見知りの人は奥ゆかしい女性なのです。
あの子と違うポイントを徹底的に考えて、自分の売りにしていきましょう。そのうち自分のことが好きになっていくし、他人と比べることがなくなります。コンプレックスも、考えようによっては意外と需要があるものですよ。