本音の「ありがとう」を!愛する人にちゃんとキモチを伝えるには?

いま、この記事を開いたばかりだと思いますが、まずは目を閉じてください。そして心のなかで、自分に問いかけてみましょう。「あなたが、あなたの人生で、本当に大切だと思う人はだれですか?」

 

お父さん、お母さん、兄弟、姉妹、パートナー、ペット……送ってきた人生によりけりでしょう。でも、だれにでも、必ずひとりはいるはず。

大切な人には、「心から感謝している」「その人がいなければ、いまの自分はいない」「愛している」……さまざまな感情を抱いていると思います。

今回は、感謝の気持ちを胸のうちから解き放って、相手に伝えてみることをおすすめします。

 

顔を思い浮かべれば、心が温まる、あの人に向けて

顔を思い浮かべれば、まるで春の木漏れ日のように、穏やかでやさしい気持ちになれる。そんな人があなたの周りにいるなら、それはとても喜ばしいこと。

ところで、あなたの大切な人に、最後に感謝の気持ちを伝えたのはいつでしょうか? 素直にあなたの心を、伝えることができましたか?

ご存じの方も多いと思いますが、いま話題になっている「ふだんプレミアム」(Panasonic)のWEB動画では、結婚式にのぞむ父と娘のあいだで、自分の気持ちをプレゼントのような形にして伝える姿が、感動に感動を呼んでいます。

なんでもない日常に感謝する……簡単なようで、難しいことですよね。ふたりはどのようにして、感謝の気持ちを伝え合ったのでしょうか。

 

LOVE DRESS #愛してるをカタチにしよう(#ShowYourLove)

 

なんでもない日常が、なぜ心を温かくしてくれるの?

結婚式を迎えるため、準備をする娘。ウェディングドレスをつかい、父親へ感謝の気持ちを伝えることを決めました。

 

子どもの頃の楽しかった思い出。そのひとつひとつを振り返りながら、当時父親が着ていた洋服を洗い、縫い、丁寧にウェディングドレスにしていきます。

 

さて、娘の姿を見た父親の反応は……?

 

LOVE DISH #愛してるをカタチにしよう(#ShowYourLove)

一方、こちらは父親目線の動画。父親も、娘に対して自分の思いを伝えるために、手作りのお弁当作りにチャレンジします。

 

料理をしながら、「(娘は)切り干し大根が好きだった」など、過去の思い出が呼び起こされていく父親。

 

ほとんど料理をしたことがないにもかかわらず、一生懸命お弁当を作ります。

もう、観ているだけで、温かい気持ちに……。私はこのあたりから、涙が……。

 

人は、気持ちを伝えると、なぜ感動するのでしょう? 心が動かされる気持ちの伝え方とは、どういったものなのでしょう?

 

お弁当は、けして高価なものでもなければ、目新しいものでもありません。

高級ブランドの時計やバッグなど、高価で新しいものをプレゼントしてもらうと、たしかにちょっといい気持ちになります。でも、そんな特別なものをもらったときの嬉しさと、お弁当など日常のなんでもないものを通して得られる充実感や満足感は「なにかが違う」のです。

その「なにかが違う」には、時間や手間が関係しているのではないでしょうか。相手を思いやり、相手の喜ぶ姿を想像する時間、そして相手のために時間をかけて、相手に渡したいと思うプレゼントを用意する手間。

人の心を動かすものとは、プレゼントの中身や内容ではなく、プレゼントを渡すために相手をどれほど思いやっていたかが伝わった瞬間。ちっぽけな自分のために、だれかが時間と手間をかけて、最大限努力してくれたことを感じたとき、人は心動かされるのではないでしょうか。

 

本当に相手に伝わる「ありがとう」の伝え方って?

動画では、娘はウェディングドレスをつかって、父親はお弁当をつかって、相手に「思い出」を渡しています。

お互いが一緒に過ごした時間、娘が子どもの頃に好きだった食べ物、父親の仕事をする姿……そのような思い出たちを「私は大切にしています」と伝えることが、相手に感謝の念が伝わるミソになっているのでは、と思います。

あなたが心から大切にしている人に「ありがとう」の気持ちを伝えたいなら、まずは日常の思い出をさぐって、その人との最高の思い出を見つけ出してみてください。そして一番幸せな思い出を見つけたら、メールでも、手紙でも、お弁当でも、なんでもいいのでカタチにしてみましょう。

相手を思いやる、まずはそれ自体が、とてつもなく幸福で、素晴らしいものだと思います。どうか、大切に。

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