尽くしてくれる男性には2種類います。
(1)彼女がウザがるほど尽くす男性
(2)ほどよく尽くす男性……こんなところだと思いますが、両者ともに共通するのは、彼女を目に入れても痛くないほど、彼女のことが好きだということです。
今回はそういう男性に、尽くす女性になる方法を学んでみたいと思います。
さっそくご紹介しましょう!
「彼女に尽くすのは、1に忍耐、2に忍耐です。かなり年下のわがままな彼女なんですが、やっぱりかわいいので、彼女の気まぐれはすべて受け止めます。忍耐力がないとできないです」(35歳・通信)
たしかに彼女に尽くしている男性って、忍耐強いイメージがあります。
が、忍耐力って、どうやって身につけるのでしょうか? 彼女のことが大好きであれば自然と忍耐強くなるのでしょうか? 粗相ばかりする犬を飼えば、人は自然と忍耐強くなるのでしょうか?
よくわかりませんが、ここでいう忍耐って、ただ耐え忍ぶわけではなく、相手のすべてをいったん受け入れる、ということだろうと思います。
彼女がわがままを言ったからといって「こいつはわがままでどうしようもない女だ」と、性急に結論づけるのではなく、「今、彼女はわがままを言っているなあ」と思うだけ……たとえばこういうことですよね。
ゆっくりのんびり生きるクセをつけてみるといいかもしれません。今の世の中はなんでも性急に結論を求める傾向にあるので、意識してゆっくり生きてみると自然と忍耐力が身につくのでは?
だいたいすぐに結論を出しちゃうから、人は怒るわけですから、結論を出すのを先送りして、相手をよく観察することに意識を向ければいいのです。
「たとえば今週末、彼女とデートという予定がわかっているのであれば、デートのパターンを3つくらい立てます。(1)映画に行く(2)買い物につきあう(3)郊外にドライブに行く……3つくらい予定を立てて、それぞれのデートで彼女がなにを望むのか、イメージします。郊外にドライブに行くと、きっと彼女は途中でトイレに行きたがるなと思えば、事前にトイレの場所をネットで探しておくとか……そういうイメージと段取りを繰り返します」(28歳・飲食)
だいたい人に尽くすのがうまい人って、こういうイメージが豊かです。
シミュレーションがうまいと言い換えてもいいかもしれません。
拡大解釈をすれば、いつもアタマの中に彼女がいるわけです。いつもアタマの中の彼女と会話をしているわけです。
尽くす基本は、きっとここにあると思います。
「当たり前ですが、手料理を美味しく作れないと、尽くしたうちに入らないです」(29歳・自営業)
理由は「外食はいずれ飽きるときがくるから」だそうです。
たしかにそうかもしれません。飽きずとも、たまにはおうちでゆっくりごはんでも……という日に、手料理を振舞ってくれたら、誰だって尽くされているという感じがしますよね。
「女性に尽くそうと思えば、マメに連絡をとるべきなんです。重たいメールではなくて、おはようメールとか、おやすみメールとか、今度いつがお休みなのか? とか、そういうメールです」(32歳・不動産)
尽くしている男性って、ホントにマメです。
マメに相手の予定を聞いて、マメにデートに誘います。
マメに相手の気分を聞いて、マメに精神的なフォローをしています。
いかがでしたか?
1に忍耐ときて、がっくりきた女性もいるかと思います。
でも、女性には、女性ならではの「尽くすための手立て」があるはずです。母性本能です。
女性は、子どものような顔と、父親のような顔の2つの顔を持っている男性のことを好きになる傾向があるとよく言われます。
男性の子どものような顔に惚れた瞬間、あなたは極めて忍耐強くなり、アタマの中に四六時中彼がいるようになり、手料理を覚え、マメに連絡をし、尽くす女性になります。
母性本能に火がつかないうちは、無理に忍耐力を養って、尽くす女性に変身しようとしたところで、ちょっと無理だろうと思います。恋愛は我慢大会ではないからです。
Written by ひとみしょう