「気持ちが冷めてしまった」「好きだけど将来を想像できない」などの理由から、交際中の彼との別れを考え始めるときもあります。でも、すぐに別れを切り出すことはやめましょう。一時の感情で別れを決めてしまうと、時が経ってから後悔する場合もあるのです。
つらい出来事が続き、別れを考え始めたときは、一度、昔の自分に問いかける時間をつくってみましょう。
「彼氏と喧嘩するたびに『もう別れる!』とか言っちゃうけど、昔の写真や思い出の品を見ると『やっぱりこの人しかいないよな』ってなります。きっと別れたいという気持ちも本心ではないんですよね。」(29歳/美容師)
喧嘩やマンネリなど気持ちが後ろ向きになってしまう状況が続くと、別れを意識してしまうときもあります。でも、そんなときこそ交際当初の気持ちを思い出すことが大切なのです。
彼と別れるべきか悩んだときは、昔の写真や日記を見返してみましょう。楽しい出来事を思い出しているうちに、彼に対する気持ちにも変化があらわれるはずです。
彼に対して不満がたまり、そこから別れを考え始める女性もいます。でも、それって本当に彼だけに原因があったのでしょうか。
「彼ばかりが悪いと決めつけて別れちゃう子もいるけど、自分にも何らかの原因があると思うんだよね。私は彼と別れたいと思うときは、まず自分の悪い部分を探すようにしています。」(27歳/医療事務)
彼に許せない部分があったり、物足りなさを感じたりしたときは、同時に過去の自分の言動も思い返すようにしてみましょう。もしかすると、自分自身にも何かしらの原因があったのかもしれません。
そして、お互いに悪い部分があったのであれば、別れではなく、話し合いなど別の方法で解決させましょう。決して別れることだけが答えではないのですよ。
まわりの環境の変化についていけず、焦りや不安を感じる女性もいます。しかし、そこで別れるという選択肢を選ぶと、必ず後悔してしまうのです。
「まわりが結婚したり、幸せそうな生活を送ったりしているのを見て、焦りから彼との関係を考えなおしたこともありました。このままで良いのかなって……。でも、結局は自分が彼と一緒にいたいかどうかなんですよね。焦りから別れなくて正解でした。」(32歳/営業)
交際や結婚は他人との勝負事ではありません。まわりと自分を比べ「私だけ幸せじゃない」「彼と一緒にいても幸せになれない」と焦り、別れるという選択をすることはやめましょう。
本当に大切なのは、自分が彼と一緒にいたいかどうかです。焦りや不安の気持ちがあらわれたときは、まず自分の本心に耳を傾けるようにしましょう。
好きで付き合った相手であれ、気持ちの変化により別れを選ばなければいけないときもあります。しかし、一時の感情だけで別れを決めてはいけません。そのような終わりを迎えても、いずれ自分が後悔してしまうだけです。
彼と別れるべきかで悩んだときは、落ち着いて考える時間をつくるようにしましょう。
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