結婚する相手の兄弟構成が気になる女性はいませんか?
というのも、よく「結婚相手に長男はやめた方がいい」なんて謂れを耳にしたことがある女性も多いでしょう。
昨今はそれほど長男、次男と気にする風習は無くなってきているとはいえ、彼の家族事情によっては、気になる女性も少なくないのでは。
そこで今回は、相手の兄弟構成によって起こり得るかもしれない問題から、結婚時に視野に入れたい彼の兄弟構成について考えてみたいと思います。
昔から「長男の嫁はやめておいた方がいい」と言いますよね。一番の理由は長男が家を継ぐ可能性が高いことで、相手のご両親と同居しなければいけないリスクがあるからかもしれません。
相手のご両親と上手くやっていければいいのですが……。世間では嫁と姑の関係に悩んでいる人たちがたくさんいることから見ても、残念ながら一般的には上手くいかないケースが多いそうです。
ましてや、ここに女兄弟がいたなら、その中に混じって家のなかでやっていくのは、もっと気苦労が多くなってしまいそう。
同居するとなれば、将来彼の親御さんの面倒を見なければいけない可能性も出てきますよね。そうなると、ますます親御さんとの関係が心配になってきます。
また、長男は家を継ぐ役割があることで、子どもの催促。家業を営んでいればその手伝いをさせられる可能性も……。挙げたらキリがありませんが、長男と結婚する女性の負担がこれだけでも簡単にイメージできるのではないでしょうか。
反対に「結婚するなら次男がいいよ」という、謂れを耳にしたことはありませんか? 昔から家を継ぐのは長男の役割と決まっていることもあり、結婚相手の狙い目は次男と言われることが多いもの。
でも、最近は長男、次男と気にする風潮が少なくなってきていますよね。そのため、てっきり長男が親御さんの面倒を見るかと思いきや、「次男の方が仲がいいから」と介護をお願いするというケースも出てきそう。
そうではなくても彼のお兄さんが結婚している場合、長男夫婦との関係も考えなければいけないかもしれません。長男夫婦が相手のご両親を熱心に面倒みていれば、次男夫婦としてサポートしなければいけない場面も出てくるように思います。
ですので、次男だからと安心せず、彼のご両親はもちろん、長男の旦那さんお嫁さんとも積極的にコンタクトを取っていく必要がありそうですね。
現代に多い一人っ子ですが、兄弟がいないことで周りのサポートを受けづらいのが問題に挙げられるかもしれません。それこそ彼に兄弟がいれば、次男夫婦に協力を仰ぐこともできるでしょう。
ですが、それができない一人っ子の場合、女性側の負担がさらに増しそうです。ましてや一人っ子は、相手のご両親に可愛がられて育っているタイプが少なくないもの。
また女性側が一人っ子の場合、どちらかが家を出なければならず、相手のご両親が寂しがるという問題も考えなければいけないかもしれません。
それぞれの兄弟構成別の問題を見てきましたが、いかがでしたか。彼の兄弟構成がどうであれ、共通して大事なのは“彼の人柄”、また“彼とご家族との関係”に尽きるかもしれません。
彼が長男であったとしても、幸せな結婚生活を営んでいる夫婦はたくさんいます。彼の親御さんとも上手くやっていけるかどうか悩んでしまった時は、彼の人柄、彼とご家族との関係をよく観察しておきましょう。
まずは彼との信頼を確かなものにして、彼のご家族との関係にも気を配れれば御の字。そうすれば、意外と彼の兄弟構成が気になることは薄れてしまうかもしれませんね。
writer by 柚木深つばさ
photo by bluesbby