愛があれば大丈夫、困難だって乗り越えられる・・・好きな人との結婚を考えた時、誰もが思うことでしょう。しかし実際には、愛だけではどうにもならない問題にぶち当たり、別れを選ぶカップルもいます。
今回は、4組の「好きなのに別れた」エピソードをご紹介。幸せな交際と結婚には何が必要なのか、ヒントを探ります。
◆好きなのに別れる理由1「仕事が軌道に乗りすぎた」
「大学時代から付き合っていた彼がいました。彼とは何でも話せたし、仕事に対する考え方にも共感できる仲。お互い励まし合いながら頑張れる、最良のパートナーでした。
交際から5年が過ぎたとき、私に仕事のチャンスが。しかしそれは日本で実現できることではなく、海外に行く必要がありました。彼は応援してくれる一方、帰国がいつになるかわからない私に『本当は行かないで欲しい』とも言ってました・・・。でも、諦めるという選択肢はなかったので『帰国がいつになるかわからないから別れたい』と伝えました」(31歳/クリエイティブ)
仕事にやりがいを持って取り組めるのは素晴らしいことです。まして、彼女のようにチャンスが巡ってきたならば、しっかり掴みたいはず。しかし、目標を実現するためには何かを犠牲にしなければいけないこともあるでしょう。
まずはお互いの仕事を理解し、それを「どこで」実現できるかまでを普段から話しておきましょう。そうすれば、最良のアイディアが浮かんでくるかもしれませんよ。
◆好きなのに別れる理由2「タイミングが合わなかった」
「関西に転勤中に誘われた合コンで知り合った彼と付き合い、1年ほど経った時のこと。私が東京本社に転勤することになったんです。
彼の会社は大阪本社。第一志望で入社したこともあり、今後も転職は考えていないようでした。しかし、彼の方が結婚願望が強かったこともあり『このまま結婚して関西に住もう』と言われました。もちろん彼のことは大好きでしたが、私も希望して入社した会社を辞めるつもりはなかったので、お別れすることになりました」(32歳/化粧品)
お付き合いが進むうち、結婚を意識するのは自然なことです。最近ではソロ男と呼ばれる「結婚しない」男性も増えているようですが、一方で結婚願望が強い男性がいることも確かです。そのため、結婚したいと思うタイミングがお互いにズレてしまうと、どちらかが我慢する状況を生んでしまいます。
今お付き合いしている相手がいるなら、結婚を視野にいれたいのか、そうでないのかを見極めておく必要があるかもしれませんね。
◆好きなのに別れる理由3「家族同士が仲良くなれない」
「中学時代から14年近く付き合っていた彼から、ついにプロポーズをされました。お互いの家族公認の仲だったので、結婚は自然な流れでした。
そこで初めて家族同士がじっくり顔を合わせることになったのですが、決定的な違いが・・・私たち家族は親戚が多くて付き合いも頻繁にあったのですが、彼の家族は親戚同士の交流がほとんどなかったようなのです。私たちの親戚との付き合いや家族行事、結婚式のやり方まで両家の意見は真っ二つに別れてしまい、『家族になれない』と判断して別れることになりました。結納まで終えていたのに・・・」(32歳/外資)
結婚は「家族」になることですから、当然2人だけの問題ではなくなります。家族の価値観が全く同じという人はいないはずですから、双方が理解し合うことが必要とも言えるでしょう。
彼女のように、結納までいってから判明するのは全員にとって大きなダメージとなります。もし結婚を視野に入れたお付き合いをしたいなら、お互いの家族がどうしても譲れない点は何かを知っておく必要があるかもしれませんね。
◆好きなのに別れる理由4「彼の母国に住めなかった」
「仕事の関係で知り合った韓国人男性と3年ほど付き合っていました。彼は転勤で日本に来ていたので、いつかは韓国に帰ってしまうとわかっていましたが、本当に大好きでした。
長く付き合っていたこともあり、彼の家族から『いつ結婚するんだ』と催促がくるようになりました。彼からも『結婚したい』と言われてとても嬉しかったのですが、それは私が韓国に行くことを意味します。文化が全く違うし、韓国での嫁業をきちんとこなせる自信がなく、なかなか決断できませんでした。それに、日本での仕事を辞めたくなかったですし。そのため、泣く泣く別れることにしました」(29歳/IT)
国際結婚が一般的になってはいるものの、全く文化が異なる地に飛び込むにはとても勇気がいります。また、国によっては女性が担う嫁の役割も違うので、日本人と結婚する以上に覚悟が必要とも言えるでしょう。
もし海外の男性とお付き合いするなら、彼の母国で生きることも想定しておくとベターかもしれません。
愛だけではどうにもならない結婚。ぜひ最善の道を見つけてくださいね。