何でも知っているつもりだった彼が、急に異星人みたいに見える瞬間がありませんか?
彼のこと好きだけど、時々わからなくなる。
私が「好きよ」って言っても全然言葉で返してくれないし、小さな嘘もいっぱいつく。デートに趣味の悪いシャツは着てくるし、あちこち理解できないとこだらけ・・・。
そんなあなたのために、女性には理解できない”男性の謎”を解明します!
「愛してる」という言葉は、つきあいはじめの時期は大安売りで繰り出されるもの。男性の恋愛ホルモンの分泌がそうさせます。
そして彼の「愛してる」を聞いた女性の脳は「巣作り行動」を開始すると云われています。料理を勉強したくなったり、赤ちゃん連れのカップルが目につくようになったり。ところが皮肉なことに、男性脳は、それを脅威に感じてしまうんです。自分の口から出た言葉に、今日も明日もこれからもずっとしばられることに気づいて後ずさりし始める。……これが男性が「愛してる」を口にしなくなる理由です。慎重になってしまうんですね。
では慎重になった男性はいつ決心を固めるのでしょう。
…生物学的にいうと、男性が伴侶を選んで落ち着くのは、27歳ごろからと考えられています。その位の年齢を境にテストステロンという男性ホルモンの分泌が落ち着き、ひとりの女性との関係を長く続けることに関心を持つようになります。
基本男性は同じ女性とのセックスは5回で興味を失うといわれているのですが、ホルモンの分泌がおさまったこの年齢以降は、興味から深い愛情への移行が出来るようになるのです。27歳を過ぎても多くの女性とつき合って落ち着かない男性は、ホルモンの分泌が遅れているお子ちゃまということでしょうか。
わかりやす~い嘘をつく男性、いますよね。一緒に歩いていて巨乳女性の胸元に目をやったくせに「全然気づかなかった」と言ってみたり、聞いてもいないのに「俺は絶対に浮気はしない!」と宣言したり。
男性脳には女性との無用な衝突を避けるために「女性が聞きたいこと」を言おうとする傾向があります。女性にすればすぐバレる嘘なんて聞きたくもないのですが、それが男性の本能的な特徴らしい。
普段は嘘つきでなくても、女性の前で特に異性関係のこと、浮気に繋がることは、なんでもかんでも否定しようとする。……科学的研究の裏付けもあるようです。
男性には本能的に女性を怒らせたくないという意識が備わっているんですね。ま、女性は女性で嘘でも信じたいという欲求があったりしますが……。
女性はビキニを着たとき、前かがみにならないようにします。なぜなら、お腹の肉が気になるから。ところが臨月みたいなお腹だったり、むっちり体型なのに、身体にぴったりした派手なシャツを着たがる男性って案外多いですね。
男性だって自分の欠点や弱点は気にしていますが、プライドの高い男性本能は自分をどこかで美化してしまうのです。ピタシャツの男性って大抵高級な時計をしていたり、いい車に乗っていませんか? そういったモノを身につけることで、彼らは自分が「いい男」であると信じることが出来るんです。
男性の自信は社会的地位や収入、性的能力に基づく所が大きいので、それが充実しているだけで、鏡に映ったむっちり体型も、かなり美化されて見えるらしい。若さやスタイルに重きを置く女性とは価値観が違うんです。
いかがでしたか?
女性に分からない男性の言動のほとんどは、男性ホルモン”テストステロン”の仕業だといわれています。
怒ったり、悲しんだりするより、そこを理解して上手にコントロールすることを覚えた方が得をするかもしれませんよ。
参考文献
「セックスしたがる男、愛を求める女」
アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ 主婦の友社
Photo by addy35
Written by mami