以前にも書きましたが、浮気なんて私にはあり得ない! と思っている人に限ってはまってしまう……というのはままあること。
『パートナーがいて愛してもいるんだけど、実は何となくうまくいっていない』という方は、もうそれだけで立派な浮気予備軍なんです。
そ、そんなあ。おどかさないでぇ。
いいえ。脅かしているわけではなく本当に。
今回は、自覚のないあなたが何かのきっかけで泥沼にはまりこんでしまわぬよう、浮気をタイプ別にご紹介しましょう。
パートナーが自分に興味をなくしたみたい。一緒の時間も少ない。若い頃から彼だけで、私は経験が少ないと感じている。……そんな人は、今の自分にどれぐらいの魅力や価値があるのか知りたくなって、他の異性と関係を持ってみたくなることがあるようです。
結婚して間もない頃に起こりがちな浮気。自分の選択が正しかったかどうか不安になり、他の相手ならもっと幸せで、今のような摩擦やケンカは起こらなかったのでは? という思いを抱えている時期、そのときにヨソの異性が現れると惹かれてしまうらしい。
今の生活で何が必要なのか、何が足りないのかも分からなくて鬱々としている。ほんとうはパートナーにウンザリしているのに、正面切ってそれを告げる勇気はない。ここで一気に爆弾を投下してしまえば、関係がよくなるのではないか? そんな気持ちで始めてしまうタイプの浮気。
ことを荒立てるのが目的なので、あえてパートナーにバレるように仕組んでしまう場合も……。
パートナーが浮気をした、復讐のために自分も浮気をしてどんなに辛い気持ちになったか思い知らせてやる!という意識で起こしてしまう浮気。罪悪感と自己嫌悪しか残らないタイプ。浮気相手も可哀相。
腹いせなのか、愛なのか、自分でも分からないことが多い……。
会社で昇進した、ダイエットに成功した、試験に合格したなど、自分の価値を高める成功を手にした時に起こる浮気。がんばった自分をパートナーは評価しないし、関係にも新鮮味がない。といった時、自分にはもっとふさわしい相手がいるはずだと思ってヨソに目がいってしまう。タイミングよく尊敬する上司に誘われたりすると……
ある心理学者が、
“理想的な浮気、そんなものはこの世に存在しない”
といっているように、誰も傷つけない浮気などありません。
バレなきゃいいでしょ、って?
いえいえ。嘘、怒り、罪悪感がつきものの浮気は、必ずどこかで自分自身の心に傷を残してしまいます。
『この私が一体どうしてこんなことに……?! 』
そう思ったときにはもう手遅れだったりします。
パートナーだけでなく自身の心を踏みにじるようなことのないよう、浮気に足を踏み入れそうになったときは、本当にそれでいいのか? を、もう一度胸に問いかけてみてください。
参考文献
「セックスしたがる男、愛を求める女」
アラン・ピーズ+ バーバラ・ピーズ 主婦の友社
Photo by Rachel.Adams