株式会社VASILYが、運営する国内最大級のファッションアプリ「iQON」上で面白い意識調査を実施しています。
この調査、「かぶりコーデ」にまつわるものなのですが、そもそもかぶりコーデとは、女性同士で偶然にも同じような服装になってしまうことを指すワード。
あえてお揃いにするのではなく、あくまでも偶然似通ったファッションになってしまう状態って、結構恥ずかしいですよね。
「iQON」では、このかぶりコーデにまつわる調査を、女性ユーザー617名を対象に行いました。
今回はその結果をご紹介したいと思います。
この調査ではまず、「会社や学校で偶然ファッションがかぶったら、どんな気持ちになりますか?」と題して回答を募集しています。
これによると、全体の38%が「恥ずかしい」と答え、もっとも多い意見だったとされています。
確かに、意図せずお揃いになってしまうのは恥ずかしいですよね。
仲良し同士ならまだ笑って済みますが、これがあまり仲良くない女性とかぶっていたら、自分も相手も、それから周囲も反応に困りますし……。
次に多かったのが「ビックリ」で、28.1%を占めています。
3位は「嫌な気持ち」で、こちらは18.2%でした。
男性の場合、多少ファッションがかぶっていても何とも思わないケースが多いと思うのですが、一方で女性の場合は、これを気にする傾向にあるようですね。
この調査では、かぶりコーデになってしまった私服の、その後の扱い方についても質問をしています。
「かぶってしまった後にそのファッションを着るのをためらいますか?」という問いかけに対して、回答の約半数にあたる49.9%を占めていたのが「ためらう」。
やっぱり全体の半数近い人は、一旦誰かとかぶったファッションを、そのまま継続して選択することには抵抗を抱くようです。
また、回答を年齢別に見ると、特に40代以上の方は70%以上が「ためらう」と答えていたことも見逃せません。
若い頃に比べると、この年代に差し掛かる頃の方が、かぶりコーデに敏感になっているということでしょうか。
服装って、ファッションセンスの問題だけじゃなく、個性の発露でもありますから、なるべく他人とはかぶらないのが理想ですよね。
ただ、時期によって流行るファッションを取り入れるのもオシャレのうちですから、この延長線上に全く同じコーデをしてしまう女性が複数人集まってしまうことも、ない話ではありません。
かぶりコーデは流行がある以上は100%避けることの難しい問題ということでしょうね。
肝心なのは、かぶりコーデになってしまったと実感した場合、その場をどう乗り切るか、ではないでしょうか。
いっそのこと、あまり仲の良くない相手とかぶったとしても、それを明るいトーンで「かぶっちゃったね!」と切り出して仲良くなるきっかけを作ってもいいでしょう。
photo by Muffet