最近は、好きなタイプとして「面白い人」を挙げる人が少なくありません。男女共に、一緒にいて楽しい相手を恋愛対象に見るのです。また、男性は特に、笑顔が素敵で明るい女性を好みます。どんなに美人でも、始終しかめっ面をしているようなタイプは、彼女には選ばないのです。
でも、「一緒にいて楽しい」って、どういうことなんでしょう?
この頃は、女芸人がモテているニュースを少なからず耳にしますが、だからといって、ボケやツッコミが上手だとか、個性的なギャグを持つといった女性が一般男性にウケているとは思えません。
今回は、男性が求める「彼女候補になる、楽しい女性」の定義を見ていこうと思います。
男性は女性に対して、芸人のような笑いは求めていません。お笑いが根深く浸透している関西圏であっても、狙って笑いを取りに行く女性がモテるわけではないのです。
もちろん、クスッと笑えるようなギャグやお決まりのネタがあるなら、男性と二人きりになった時に、心の距離を縮める手がかりにしてもいいでしょう。けれどそれは、一つで十分。立て続けにおちゃらければ、逆に「真面目に付き合う気がなさそう」「ムード台無し」と、ガッカリされてしまいます。
ただし、笑いを完全無視するのは危険です。好きな男性が思いがけずボケた時は、見過ごさずにちゃんとツッコんであげましょう。どんなにつまらないオヤジギャグでも、それなりにリアクションしてあげるのが礼儀ですし、今時は笑いをどう切り返すかによって、器用さや愛嬌、社交性といった魅力を見極められるようです。
女性よりも男性の方が下ネタには寛容ですが、絶対に笑いを誘えるものであっても、下品な話題は避けましょう。普段の言動が真面目だとか、周りからお堅いイメージを持たれる女性ほど厳禁です。印象は一気に悪くなりますし、男性が笑ってくれるにせよ、心の中では「彼女候補」から「お笑い担当」に格下げされるかもしれません。
好きな男性の前では、やっぱり上品に振る舞うべきです。もし、おちゃらけキャラで通っているなら、好きな人といる時は封印してしまいましょう。恋する乙女は下ネタなんか言わない、清らかさを漂わせたいものです。
男性が一緒にいて楽しく感じるというのは、つまり「思わず笑みが浮かんでくる朗らかさがあること」なんですね。緊張した空気や、つい遠慮してしまうムードの中では、誰だって笑顔になんかなれません。自然と頬が緩むような雰囲気を持つ女性が、男性には好まれるのです。
また、男性を楽しませ、喜ばせるのが上手な女性は、ずばりモテます! 褒めるのが得意で、聞き上手であり、自分を良く見せるのが上手い女性は、恋愛対象に見られやすいでしょう。
実際に、相槌を器用に打てる人は、相手の懐に入りやすく会話も長く続きます。「楽しいおしゃべりができる女性」が、男性から敬遠されるわけがないのです。
もし、「自分は口下手で、会話が苦手」と思うなら、微笑んでいるだけでもいいでしょう。口角を上げて、いつもニコニコと明るい表情を見せていれば、穏やかな雰囲気が自然と漂い、男性も近づきやすく感じます。
相槌上手な女性は確かに好感度が高いですが、ずっと「そうなんですかー」ばかり言っていたり、口では相槌を打っても顔が無表情だったりするのはNG! 男性は、話をちゃんと聞いてくれていないと判断します。
好きな男性と話す時は、全ての意識を鋭く尖らせて、気を抜かないようにしましょう。また、街コンや合コンなどの出逢いの場でも、発言や表情には細かく気遣うべき。「一緒にいて笑顔になれる楽しい女性」として振る舞えば、確実に恋を引き寄せます。
そして、リアクションにバリエーションをつける時に注意したいのは、質問続きにならないこと。好きな相手については何でも知りたいとか、自分はしゃべるのが得意じゃないからといって、質問ばかりするのは危険です。一緒にいて楽しいどころか、疲れると思われてしまいます。また、お互いに気になっている状態では、男性も女性に聞きたいこと、知りたいことがあるので、自分から好きなものなどを率先して話すと良いでしょう。
Written by 沙木貴咲