外見が良く、洗練されたファッションセンスを持つ女性は、確かに男性の目を引くでしょう。注目を集めやすいのは間違いありません。けれど、モテることと本命彼女に選ばれることは、まったく別の話なのです。とびきりの美女でもオシャレ女子でも、『売れ残り』になる人はいて、それは外見の良さが必ずしも恋を成功させるわけではないという証拠でしょう。
では、単にモテる人と、本命彼女・結婚相手として選ばれやすい人の違いは何なのか?
今回はそこらへんを探っていきたいと思います。
顔のつくりやスタイル、ファッションセンスがいわゆる並でも、彼氏が途切れない女性がいます。また、そういう人に共通する特徴は、『人間力の高さ』です。人としてちゃんとしている女性は、男性からただ注目されるだけでなく、真剣に愛されやすいでしょう。
ちなみに人間力とは……自ら学んで自ら考える力だとか、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力だとか、教養としての基礎学力・論理的思考力、コミュニケーションスキル、公共心、規範意識、他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力……などなど。調べていけばさまざまあるようですが、要は『人としてマトモ』だということです。
年齢相応の教養と常識を持っていて、他人を普通に思いやれる女性を、男性は求めているのです。
たとえば、さまざまなメディアで「好きな女子アナランキング」なるものが作られていますが、2015年の週刊ポスト【好きな女子アナベスト10】で1位に輝くのは日本テレビの水卜麻美さんであり、2014年のORICON STYLE調べの【好きな女性アナウンサーランキング】でも1位は水卜さんとなっています。少し前まではフジテレビの加藤綾子さんが絶大な人気を誇っていましたが、今では「嫌いな女子アナランキング」の1位になることもあるようで……。
お二人が好かれる理由は根本的に違っていて、加藤アナは美人なところが好かれポイントであるのに対して、水卜アナは気取ったところがなく、仕事に真面目で努力家というところが好感度の高い理由になっています。加藤アナもお仕事には真剣に取り組んでらっしゃるんでしょうが、水卜アナの人柄の良さや愛嬌には負けてしまうようです。また、ぽっちゃりした体型や痩せすぎていない丸顔も、大きな愛されポイントとなっているでしょう。
つまり、完璧な美人系より、程良く力が抜けている女性のほうが好かれるということ。ただ眺めるだけなら美女で十分ですが、真剣交際を望むなら一緒にいて安心できるとか、楽しいと思えるなどという点を男性は重視するのです。
■参考:2015年、週刊ポスト【史上最強の女子アナ】ランキング
2014年、ORICON STYLE【好きな女性アナウンサーランキング】
photo by Ivan McClellan