自分だけでなく、相手も関係してくる“恋愛”ってとても難しく感じることもあります。
時には思わず「恋活って難しい」とつぶやいてしまうほど、うまくいかないこともあるでしょう。
恋活したくても自分や相手の心が動かないとできないため、思い通りにいかないこともたくさんあります。そんな恋活の難しさを感じた時の理由や、今後恋活での困難を乗り越えていくための方法をご紹介します。恋活の難しさを感じている方は参考にしてください。
なぜ、恋活は難しいのでしょうか?
主に以下の理由で難しさを感じている人が多くいます。
①理想が高すぎることによるミスマッチ
②出会いのための行動量が不足している
③自分に自信がなく消極的になってしまう
④過去の恋愛経験がブレーキになっている
⑤コミュニケーションへの苦手意識
これらの内容について詳しくみていきましょう。
自分では“普通”と感じてしまう条件が、実は多すぎたり非現実的だったりすることがあります。例えば、高身長、イケメン、優しい、性格がいい、高学歴、趣味が合う、または趣味を理解してくれるなど、相手に求める条件が多い場合、これらをすべてクリアする相手はごくわずかであったり、かなり少なかったりするでしょう。
また、映画やドラマ、漫画などに登場する人物のような素敵な相手を求めている場合も同じです。恋愛も妥協したくないという場合、条件をすべてクリアしない相手とは付き合えないと思う人もいます。このような場合、出会いの機会があっても相手の中身を確認せず、条件だけで候補から外してしまうと出会いの機会もほとんどないでしょう。
恋活に難易度の高さを感じている人の中には、出会いのための行動量が足りていない可能性があります。学生で共学の場合、日常的に異性と関わる機会が特別な行動をしなくてもありますが、出会いの機会そのものが少ない場合は自分から異性に出会うための行動をしなければなりません。周辺で異性との共通点や出会いの機会が少ない場合、マッチングアプリなどへの登録で出会いの機会が設けられます。
しかし、マッチングアプリはただ登録するのではなく、自分から気になる相手へのアプローチをしなければ発展することはありません。また、積極的に出会いの機会が生まれる街コンなどへの参加も大きな一歩となりますが、このような場にも進んで参加しない場合は出会いのきっかけも失っているということです。出会いのきっかけもない状態では、恋活はできないと考えましょう。
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過去に大失恋したり、うまくいかない恋愛に悩まされたりした経験がある場合、恋愛を成功させる自信さえなくしてしまい、消極的になる人もいます。また、恋愛が成功した経験がないと自信がどんどんなくなってしまい、「自分を好きになる人はいない」「誰かを好きになっても振り向いてもらえない」というネガティブさを生み出してしまうでしょう。
このような自己肯定感の低さによって恋愛に積極的に行動できなくなり、自分からアプローチすることさえ戸惑ってしまいます。また、相手からの好意を素直に受け取ることができず「本心かわからない」「実は騙そうとしているのでは?」などの疑いを抱く人もいます。このような気持ちを持っている以上、恋活は難しくなってしまうでしょう。
恋活が難しい理由のひとつに過去の恋愛経験をきっかけにしている人もいます。恋愛に関してトラウマを抱いてしまった場合、恋愛に対して普段以上に臆病になったり怖くなったりします。
例えば、元恋人が素敵な人で結婚も考えていたのに急に振られてしまったり、ずっと好きで恋愛関係に発展したものの失恋したりすると、また恋愛で辛い想いをしたくないという気持ちが強くなり、恋愛に進む気持ちにブレーキをかけてしまうのです。
また、意識していなかったものの新しい出会いを無意識に避けていたり、親密になろうとする気持ちに強く不安になったり、些細なことで相手を必要以上に疑ったりすることもあるでしょう。このような気持ちがある以上、恋活は簡単にいかなくなります。
異性の人や初めて会った人と会話する時、どんなことを話せばいいのか、緊張してうまく話せないと感じている人はいませんか?特に相手に対して好意を抱いている場合、普段以上に緊張してしまうだけでなく「変なことを話してしまわないか」「何か言って嫌われたらどうしよう」など不安な気持ちからどうしていいかわからなくなることもあるでしょう。
コミュニケーションが苦手な人は人見知り、空気が読めない、自己主張が強い、雑談ができないなどの特徴があり、苦手意識が強くなると恋愛も難しくなってしまいます。また、お互いを理解して関係が構築できない場合は恋愛への発展も困難になり、恋活に対して苦手に感じてしまうでしょう。
恋活でつまずきやすい人は、どのような特徴があるのでしょうか?
ここでは、男女共通の理由に加えて性別によって異なる傾向や特有の悩みについて解説します。
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恋活で男性が抱えがちな悩みは、費用の負担、将来設計への不安、リードすべきという無言のプレッシャーなどです。常にデートなどの場で、男性として求められることがチェックされているかのような感覚になり、会話の内容からデート代の負担まで気にしなくてはならないことが多く、一つひとつが負担に感じやすいです。
恋愛相手として面接を受けているような感覚になり、リラックスできずにデートの楽しさを感じない男性もいます。また、恋愛から結婚を意識した場合には家族を支える責任がのしかかり、経済面に関するプレッシャーを重く感じやすいでしょう。
他にも、女性をリードしなければならないという期待を感じる男性は、デート中も常に女性を意識しなければならず、今までより気を遣うなら恋活なんてしなくていいと思う男性も多くいます。このような気持ちやプレッシャーを抱いた場合、恋活につまずきやすくなってしまうのです。
恋活で女性が抱えやすい悩みは、出産や結婚の適齢期、仕事との両立、キャリアアップなどを含めた時間や精神的な制約についてです。
2023年時点で女性の結婚適齢期は29.1歳となり、これまでに比べて年齢があがってきました。
しかし、この年代は社会的進出やキャリアアップなどが盛んな年代であると同時に、出産や結婚の適齢期にもなるのです。
さらに、周囲から「そろそろ結婚した方がいいのでは?」という声があったり、結婚適齢期であることを再認識して焦りを感じたりすることもあるでしょう。
社会的なプレッシャーは気が付かないうちに「できるだけ若いうちに結婚すべき」という固定観念として心に残りやすく、時間的・精神的な制約となってがんじがらめになりやすいです。
男性、女性ともに様々なことを意識してしまい、恋活を難しく感じる人が増えています。
しかし、恋活を難しく捉えることはありません。
自分の気持ちに正直になって、現状を打破することで大きく前進できます。
そこで、恋活を成功させるために以下の5つのステップを意識してみましょう。
①まずは自己分析で「理想の相手」を明確にする
②出会いのチャネルを複数試してみる
③小さな成功体験を積んで自信をつける
④聞き上手から始めるコミュニケーション改善
⑤外見・内面を磨いて魅力を高める
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恋活を難しく感じている場合、もしかしたら自分の出している条件がポイントかもしれません。「恋活アプリには好みの相手がいない」「一度デートしたがその後音信不通になった」「たまに食事に行く以外の進展がない」「お互いに良いと思っているのかわからない」などの気持ちを抱いている場合は、自己分析して自分の「理想の相手の条件」を再認識してみましょう。
もし、恋活アプリなどに登録して条件で検索している場合は、一度条件を紙に書き出して譲れないものと妥協できるものに分類してください。できるだけ譲れないものや順位を付けることで、今までの条件が柔軟になって多くの相手がヒットしやすくなります。理想の相手が決まっていない時ほど、様々なことにぶれやすくなるので「本当に譲れない条件」だけを明確にするだけで、本物の理想の相手がハッキリしてくるでしょう。
恋活の難しさを乗り越えるには、出会いのチャネルを複数試すこともおすすめです。
マッチングアプリ、イベント、社会人サークルなどがあり、それぞれのメリットやデメリットがあります。
マッチングアプリは、利用者の88%以上が異性に出会っているという結果もあり、恋活においてもポピュラーな方法です。
◎メリット
・手軽に登録、連絡しやすくて時間や場所の制限もない
・条件で検索できるので豊富な出会いが期待できる
・将来的に恋活から結婚に発展する可能性もある
・気が合う、趣味のあう異性にも出会いやすい
◎デメリット
・プロフィールの内容と実物のギャップがある可能性
・悪質なユーザーがいる可能性
・競争率が高い
・マッチングが難しい場合もある
恋活イベントでは、企画の内容に合わせて参加できます。
ここで好きなイベントに申し込むことで、楽しみながら恋活ができます。
◎メリット
・自分の好きなイベントに参加できる
・一気に多くの異性に出会える
・共通の趣味や話題で楽しみやすい
・コミュニケーションできる機会が増える
◎デメリット
・1対1で会話しにくい
・イベント毎に参加費用が異なる
・特定の相手と仲良くなりにくい
・積極的に話しかけないと誰とも話せない可能性がある
社会人サークルは、共通の趣味や活動を通じて出会えるのが特徴です。
自然な流れで恋愛に発展しやすい方に向いています。
◎メリット
・趣味などを通じて自然な出会いが期待できる
・少人数のグループ活動で交流できる
・初対面でも参加しやすい
◎デメリット
・相手のプロフィールがほとんどわからない
・連絡先の交換ができるとは限らない
・自分から積極的にならないと今後会えない可能性がある
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恋活では、マッチング数や付き合えた人数などが注目されがちですが、これだけが成果ではありません。マッチング数や付き合えた人数だけに注目してしまうと、比較して自己肯定感を下げるきっかけになりかねません。恋愛では、小さな成功体験を積むことで前向きに恋愛する力が生まれるとされています。恋活の際には、小さな成功体験を意識してみましょう。
例えば、最初のうちは「挨拶をする」や「短いメッセージを送る」などできる範囲で目標を立てます。できたことを日記などに記しておき、自分で確認できる状態にします。小さな目標でも「これしかできていない」と考えることなく、日々できていること、継続していることを前向きに捉えて考えてみましょう。
恋活は、大きな発展だけでなく小さな成功の積み重ねが重要です。小さな成功体験を重ねていって自信をつけるようにしましょう。
恋活や婚活では、相手とのコミュニケーションが求められます。どんなに素敵な相手でもコミュニケーションが上手にできないと良い印象にできません。
そこで、意識したいことは「聞き上手」になることです。会話は大事なキャッチボールであり、相手の話を聞いて共感することが求められます。
自分のことを知って欲しいあまり、相手の話を聞かないと疲れると思われるので気を付けましょう。相手の話は「話す:聞く=3:7」を意識します。
話を聞きながら共感したり頷いたりすると会話がより弾みます。自分のことを話す前に相手に聞くことで、バランスの取れた会話になりやすいので意識してみましょう。
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恋活を成功させるには、外見や内面を磨くことも重要です。ただ、相手に良く見せようとするだけでは中身まで変わったことにはなりません。
自分の価値観、感情、強み、弱みを知ることも魅力を高めるポイントとなり、結果的に自信に繋がっていきます。また、清潔感を意識することも大切です。
自分の体形やパーソナルカラーを知ることで、自分に似合った服や色が理解できます。痩せているだけが正解ではなく、自分らしさを表現することに意味があります。他にも肌に合ったスキンケアやメイクをするのも魅力的に見せるために欠かせないポイントです。
一生懸命恋活を頑張っても、時には疲れを感じることもあるでしょう。疲れた状態では、素敵な相手を見極める力も弱まってしまうので、このような場合は自分の回復のために休む選択が必要です。心の休息とモチベーション回復に繋がる具体的な対処法は、以下のとおりです。
①一時的に恋活から距離を置く
②信頼できる友人に話を聞いてもらう
③専門家(恋愛コンサルタント等)に相談する
恋活に疲れた場合は、一時的に恋活から距離を置いて考える時間をなくしてみましょう。特に恋活が長引いてきたり、なかなか素敵な相手に結び付かなかったりする場合、知らない間に精神的なダメージが蓄積しているかもしれません。無理に恋活をしてもストレスが溜まるだけなので、一度休憩するのもおすすめです。
例えば、アプリを非表示にすると目に入ることがなくなるので一時的に考えずに済みます。今まで恋活に使っていた時間は自分の趣味やリフレッシュの時間に使い、何かに没頭するのも良いでしょう。意図的に恋活から距離を置くことで心からリフレッシュできます。
恋活での悩みを抱え込むと気持ちも落ち込んでしまいます。一人で抱え込むことなく、誰かに話すことで気分も変わってくるので友人などに相談するのもおすすめです。誰かに話すことで自分の考えや意見がまとまったり、客観的な意見が聞けたりします。相手から共感されると気持ちも楽になるので、信頼できる友人に話を聞いてもらうと良いでしょう。
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いくら友人でも恋活のことは話しにくい、より客観的なアドバイスが欲しいという場合は恋愛コンサルトなどの専門家に相談するのも良いでしょう。
話している最中に感情的になりやすかったり、友人に相談しにくかったりする場合は、恋愛コンサルタントなどの専門家の方が、気持ちが楽になることもあります。
カウンセラーなども専門分野に分かれていて、悩みの内容を的確に判断してアドバイスしてくれます。自分を見直すきっかけにもなるので、一度専門家への相談も検討してみましょう。
ここまで恋活が難しいと言われる理由や特有の悩み、乗り越えるためのステップについて解説してきました。
恋活を難しく感じる理由がいくつかあり、これらを解消することで自分らしい恋活ができます。
時には悩むこともありますが、疲れた時は少し休むことも必要です。
自分らしさを相手に伝えて、ピッタリの相手を見つけてみましょう。
結婚相手に向かない「3C」は、時代によって使われる意味が異なる場合があります。
現代の「3C」は、「カメラマン」「クリエイター」「カレーをスパイスから作る男」です。
他にも「借金(Credit)」「浮気(Cheating)」「暴力(Crime)」を「3C」とする場合もあります。
2020年の国勢調査によると、30~34歳の未婚率は男性で51.8%、女性で38.5%となっています。
年代が上がるにつれて未婚率は低下しますが、30代前半は未婚率が男女どちらも比較的高い傾向にあります。
Written by 早紀