初回デートは、お互いの印象が決まる大事な勝負どころ。どれだけ相性が良くても、場所選びを間違えると気まずい雰囲気になってしまうことがあります。
そこで今回は、初回デートで選ぶと失敗しがちなデートスポットをまとめてご紹介。
ぜひ、今後のデートの場所選びの参考にしてくださいね。
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映画館はデート先の定番ですが、初回デートには実は不向き。
上映中は静かに座ってスクリーンを見つめる時間が続くため、お互いを知るための会話がほとんどできません。
実際に「緊張をほぐす間もなく映画が終わった」「何を話せばいいか分からなかった」という人も多い様子。これでは、せっかくの初回デートなのに距離を縮めるチャンスを逃してしまいます。
ふたりとも映画好きで共通の話題があるなら盛り上がる可能性もありますが、そうでないなら初回は避けましょう。映画デートは2回目以降がおすすめです。
ファミレスやチェーン系カフェは手頃で入りやすく安心感がありますが、初回デートで選ぶと少し味気ない印象を与えてしまいがち。
こうした場所には家族連れや学生などが集まりやすく、周囲がにぎやかなため、落ちついて話をするには不向きです。
また、日常的な雰囲気が強すぎて「友達とごはん」感覚になってしまい、恋愛らしいドキドキ感や特別な空気が生まれにくいのも難点。
「せっかくの初デートなのに、なんだか普通だった」「恋愛ムードに欠ける」と感じさせてしまう可能性大です。
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スポーツ観戦やライブは盛り上がるデート先ですが、初回デートには少しリスキーです。
こうした場所には大勢の人が集まるため、ふたりきりで落ち着いて話せる空間がなく、相手との距離を縮めたり、じっくり相手を知ったりすることが難しいもの。
さらに、推しの選手やアーティストへの気持ちの温度差がある場合、どちらかが夢中になりすぎて相手を置いてけぼりにしてしまう……なんてことも起こりがち。
このような盛り上がる場所は、お互いの趣味をよく知ってから行く方が楽しめるでしょう。初回デートは会話に集中できる、比較的静かな場所を選ぶ方が安心です。
海やドライブなどの遠出デートは一見ロマンチックですが、初回デートにはあまりおすすめできません。
まだ関係が浅い段階で長時間一緒に過ごすのは、かなりハードルが高いもの。
もし会話が続かなかったり、気まずい雰囲気になったりすると、「帰りたいけど帰れない……」という逃げ場がない状況に陥りやすく、お互いにストレスを感じてしまうリスクがあります。
まだ信頼関係が築けていない時期は、「この人と長時間一緒にいても安心できる」と感じるまでに時間が必要。初回デートはカフェやランチなど、1〜2時間程度で切り上げられる近場がおすすめです。
人気のテーマパークデートは一見ロマンチックで楽しそうですが、初回デートで選ぶと後悔する人も少なくありません。
テーマパークでは、人が多い場所で長時間行動するうえにアトラクションの待ち時間も多く、思った以上に体力と忍耐力を試されます。
そのため、歩き疲れや人混みのストレスで「楽しかった」よりも「疲れた」という印象が残りがち。
さらに、人によってはテンションやペースの違い、価値観のズレなどが浮き彫りになりやすく、気まずい空気になってしまうこともあります。
居酒屋やバーなどの飲み放題系のお店は、初回デートでは避けたほうが無難です。
お酒の力を借りて距離を縮めようとすると、つい気が緩んで失言してしまったり、下ネタや過度なボディタッチなどで相手を不快にさせてしまうリスクがあります。
さらに、相手のペースを考えずに飲みすぎると、泥酔して印象を悪くしてしまうことも。
初対面やまだ関係が浅い段階では、お酒に頼らず自然体で会話を楽しむほうがよいでしょう。飲み放題ではなく、軽く1杯だけ飲める落ち着いたカフェバーなどを選ぶ方が安心です。
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初回デートの場所に自宅や相手の家を選ぶのも避けたほうが賢明です。
まだ信頼関係ができていない段階で密室に行くと、相手に警戒心を抱かせたり、「下心があるのでは?」と誤解されてしまったりする可能性大。
また、万一何かトラブルが起きたときに逃げ場がないというリスクもあります。
お互いのことをよく知るまでは、人目のあるカフェやレストランなど、安心して話せる場所を選ぶほうが好印象につながります。
初回デートで一番大切なのは、「この人とまた会いたい」と思ってもらうことです。
そのため、落ちついて話せて1〜2時間で終われるような、十分な余白のあるデートプランが理想的。例えば、カフェランチや季節のスイーツ巡り、公園の散歩、美術館など、静かで自然に会話が弾みやすい場所を選ぶとよいでしょう。
また、デート中は相手の話を丁寧に聞く姿勢や気配りが大切です。別れ際には「今日はありがとう」「また話したいね」と自然に伝えることも忘れないで。
無理に盛り上げようとするより、「一緒にいて心地良い」と感じてもらうことを意識しましょう。
Written by 糸野旬