彼女の親に挨拶に行くタイミングはさまざま。今回は多くの人が通るであろう、結婚前の挨拶について、マナーや挨拶のOK・NG例、彼女と事前に打ち合わせするべき内容をまとめました。
彼女の家への訪問は緊張しますが、スマートにできるよう事前にチェックしておきましょう。
彼女の家に伺う時の基本の服装はスーツです。ブラックやグレー、ネイビーなどの落ち着いた色味に、シャツやネクタイはシンプルなものが無難。おしゃれさよりも、彼女の親世代に誠実に見えるかどうかを意識して選んでくださいね。
もし「スーツ以外で」と彼女を通じて服装の指定があった場合でも、ジャケットは必須。「普段の格好でいいよ」と言われても、真剣に結婚を考えている意思が服装からも伝わるようにするのがマナーです。
彼女の家に行く際は手土産を持参するのが最低限のマナー。選ぶ時のポイントは、生菓子ではなく日持ちする焼き菓子にすること。賞味期限は最低でも2週間以上、できれば1ヶ月ほど余裕のあるものだといいでしょう。
相場は3,000円〜5,000円。自分の地元の銘菓や、今まで食べておいしかったものだと外さないですよね。なお、どんなに有名なお菓子でも彼女の実家近くで買うのは避けたほうが無難です。渡す時は、紙袋から出して正面を相手に向けて渡すようにしてくださいね。
特にはじめて彼女の親に会う場合は、家に入る前に玄関先で簡単な挨拶をしましょう。
「初めまして。◯◯と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。」と一言あるだけで、丁寧で好印象になります。
コートが必要な季節なら、インターフォンを押す前に脱いでおきましょう。
座る場所は1番入り口に近い下座が理想です。特に席を指定されなかったら下座に座るようにしましょう。ご両親から上座を案内された場合は、「失礼します」と一言伝えてから座ってください。間違っても自ら上座に座ることはないようにしましょう。
訪問時間は1〜2時間で収めるのがマナーです。長居をしてしまうとご両親も疲れてしまうため、きりのいいタイミングでお暇しましょう。
帰り際は「本日はお時間をいただきありがとうございました」と再度お礼を述べると丁寧な印象になります。
彼女の親に挨拶をするのに「なんて言おう」と迷う人も多いと思います。具体的な例をご紹介するので参考にしてくださいね。
彼女の親への挨拶で大切なのが、許可を求める形にすることです。
・「◯◯さんとの結婚を認めていただけないでしょうか」
・「◯◯さんとの結婚をお許しいただけますでしょうか」
結婚を決定事項として伝えるのはもってのほかです。
・「◯◯さんと結婚することにしました」「結婚します」
・「◯◯ちゃん」と彼女をちゃんづけやニックネームで呼ぶのもNG
今後のスケジュールはご両親からも聞かれる内容です。彼女と事前にすり合わせておきましょう。
・いつくらいに入籍予定なのか
・両家顔合わせや結納はどうするのか
・結婚式はするのか
・どこに住む予定なのか
スムーズに答えられないと、彼女の親は心配になってしまいます。安心してもらうためにも今後の予定はしっかりと伝えましょう。
挨拶での会話を弾ませるためにも、ご両親の趣味や仕事、出身地などは事前に彼女に聞いておきましょう。また、好みを聞いておけば手土産を選ぶ際の参考にもなります。
事前の情報収集をしておけば、当日の雑談に困ることはありませんよ。
結婚挨拶のマナーは彼女と共有しておくのがおすすめ。そのうえで、当日の流れも事前に打ち合わせしておきましょう。
彼女の家に行くのがはじめてなら、迷わないように彼女と一緒に向かうのが1番です。ほかにも手土産を渡すタイミングや、切り上げるタイミングもすり合わせておきましょう。
うまく切り上げられる自信がない人は、彼女から「そろそろ時間だし行こうか」と言ってもらうようにお願いしておくと、ダラダラと長居してしまうことを防げます。
結婚をしたらこの先もずっと付き合いが続く彼女の親。最初が何よりも肝心なので、今回ご紹介したマナーは頭に叩き込んでおきましょう。
また、ひとりで抱え込まずに彼女と一緒にどうすれば印象よく挨拶ができるかを考えるのもポイントです。
そのために事前に情報収集をしたり、当日の流れを打ち合わせしたりして、安心して挨拶に伺えるようにしましょう。
Written by yuuki