好き同士のカップルが行う同棲。一緒に暮らすことで、お互いの相性を深い部分まで判断でき、結婚するかどうかを決める材料にすることができます。
しかし、なにも考えないで同棲を始めるというのは関係悪化につながるリスクがある行為です。同棲前に決めるべきルールというものがあり、これを決めないでしてしまうと最悪の場合、破局につながってしまいます。
この記事では、そんなカップルで一緒に暮らす前に決めておきたいルールを紹介していきます。
同棲解消の原因で多いのが、「ルールを決めておかないから」というもの。自分も実際に女性と同性したことがありますが、一緒に住むこと自体が楽しみすぎて、事前に約束事などを決めずに始めてしまいました。
そうなると、案の定トラブルに発展してしまいます。相手に不満が溜まりますし、ストレスを感じる場面も増えます。
また、金銭的な問題も発生して、「あれだけ好きだったのにどうしてこうなったんだろう……」という状態に。もちろん、そのまま関係を継続させることは困難になり破局へ。
「同棲をするならルール決めは大切なんだな」と、破局をした後に気づきました。最悪の場合、自分のように破局につながってしまうので、しっかり約束事などを決めておくようにしましょう。
では、恋人と一緒に住むときはどのようなルールを決めておけばいいのでしょうか? あれもこれもとガチガチに約束事を決めていては、堅苦しい生活になってしまいます。
そこまで多くの約束事を決める必要はなく、大まかに押さえておきたいいくつかのポイントがあります。
ここでは、最低限決めておいたほうがいい約束事について紹介するので、是非参考にしてくださいね!
「家事は女性がやるべきこと」という考えはもう古いです。円満な関係を築き続けたいのなら、家事は分担するのがいいでしょう。
「料理は彼女がして掃除は彼氏がする」というように、家事ごとに分けるやり方もあれば、「月水金は彼女がして他の曜日は彼氏がする」というように、曜日ごとに分けるやり方もあります。
「手が空いたほうが行う」という決め方もありますが、これは揉める原因になりやすいです。どんな決め方でもいいので、家事についてはどちらがするかを明確にしたほうがいいでしょう。
家事と同じくらい大事になるのがお金に関することです。
・家賃
・光熱費
・食費
など、生活する上でさまざまな出費がかかります。自分もそうでしたが、このお金に関することで揉めるカップルは多いです。
おすすめは、全て折半すること。どんな費用も二人で半分ずつ負担することでトラブルに発展するリスクを抑えられます。
意外に喧嘩の種になりやすい来客問題。お互いが住むところだからこそ、来客があるとどこか気が休まらなくなってしまいます。
知っている人ならいいのですが、知らない人が来るとなると負担も倍増します。
おすすめとしては、来客は全てシャットアウトすること。「誰も家に入れない」というルールを決めておくことで、来客で揉めるリスクを抑えられます。
「何時に寝て、何時に起きる」という生活リズムの部分も決めておきたいポイントの一つ。
生活リズムが合わない相手と一緒に暮らすというのは、ストレスを感じやすくなります。「22時までには帰って来る」というように決めておくことで、お互いの生活リズムを合わせやすくなります。
完全に一致させるのは難しいとしても、揉め事に発展するリスクは抑えられるので、是非決めておきたいところです。
ただルールを決めるだけではなく、それに反したときのペナルティも決めておきたいところ。
例えば、「家事をサボったときはペナルティとして相手に1,000円払う」というようなことを決めておくことで、ルール違反をされた側が気持ちの折り合いをつけやすくなります。
なにも罰がないと、ただ相手に対するストレスだけが膨らみます。「サボられたけど1,000円もらえるからいいか」という気持ちになれるので、余計なストレスを抑えられるでしょう。
揉めないために大切になるのが、一緒に住む家の選び方です。
①彼氏がもともと住む家に彼女が一緒に住み始める
②彼女がもともと住む家に彼氏が一緒に住み始める
③それぞれ住んでいる家を退去して同棲するための新しい部屋を用意する
この中で、①と②は揉めやすい傾向にあります。というのも、もともと住んでいるほうの力が強くなることがあり、均等なパワーバランスで生活できなくなるのです。
相手の家に上がり込むほうは、「相手が住んでいるところに上がり込む恐縮感」を持つことがあります。上がり込まれるほうは、なにか相手に気になることがあると「自分が住んでいた場所なのに好き勝手しやがって」と感じるように。
同棲を成功させるためには、パワーバランスの均衡が大事になります。そう考えると、③のパターンのように、お互いが住んでいる家を退去して新しい家に住み始めるというのが、同棲を成功させるための正解だといえるでしょう。
同棲前のルール決めは、絶対にしたほうがいいです。自分が約束事を決めないで失敗をしたからこそ、実体験として感じます。
この記事で紹介した通り、ガチガチに約束事を決める必要はありません。いくつかのポイントを押さえておくことで、楽しく暮らすことができるでしょう。
結婚に繋げるためにも、是非参考にしてほしいと思います。
Written by 桃田