好きな人ができると毎日が楽しくなったり、ちょっとしたことでも嬉しくなったりしますよね。しかし、中には恋愛恐怖症で好きな人ができても、仲良くなれなかったり、自分から恋愛を遠ざけてしまったりする人もいます。本当は楽しい恋愛をしたいのに、恋愛恐怖症によって一歩が踏み出せない場合、自分だけで克服するのは難しいですよね。
この記事では、恋愛恐怖症の特徴や恋愛するための対処法などを紹介します。
それでは、そもそも恋愛恐怖症とはどのようなものなのかを解説していきましょう。
恋愛恐怖症とは、本来楽しいはずの恋愛に対して恐怖心や不安感が強く出てしまい、好きな人ができても相手と良好な関係性を築くのが難しい状態のことを指します。
あまり恋愛に興味がない人にとっては、そこまで問題に感じないかもしれません。しかし、本当は楽しい恋愛をしたい、好きな人ともう1歩近づきたいと思っている人にとっては、もどかしい状態から抜け出せずに悩んでしまう原因になるのです。
ひとくちに恋愛恐怖症と言っても、いくつかのタイプがあります。主な恋愛恐怖症の特徴を、以下にピックアップしました。
1つ目は、自己評価が低いタイプです。このようなタイプは、好きな人に自分を好きになってもらえると思えずに、「自分なんて。」という言葉をよく使います。
どんな人でも、必ず長所はありますし短所すらも好きな人ならば許せてしまうケースも多いと思いますが、このようなタイプの人は外見だけでなく内面に対しても自己評価が低いので、恋愛に積極的になれないことが多いのです。
2つ目は、過去の恋愛のトラウマが強いタイプです。過去に、とても好きだった人に裏切られた経験があったり、信じていた人に騙された経験などがあったりすると、人を信じることが怖くなり、好きな人に対しても積極的に行動できなくなってしまいます。
好きな人に対して本気になればなるほど、それを失ったときの恐怖心が強くなり、避けてしまうのです。
3つ目は、完璧主義なタイプです。このようなタイプの人は、恋愛において常に完璧さを求めてしまうので、理想が高いとも言えるでしょう。
まわりの人と自分の恋愛を比べて、最低でも同じかそれ以上の充実した恋愛や条件の高い相手ではないとダメだと思ってしまうのです。その結果、自分自身でどんどん恋愛のハードルを上げ、踏み出せなくなってしまうケースがあります。
そして4つ目は、自立し過ぎているタイプです。このタイプは、基本的に何でも自分でできてしまい、何をするにも必ず誰かを必要としません。
あえて新しい人間関係を築くことにも煩わしさを感じ、結果的に恋愛恐怖症に繋がってしまうのです。
恋愛恐怖症になるには、さまざまな理由があります。しかし、本当は素敵な出会いや恋愛、結婚をしたいと思っている人は少なくないでしょう。
最後に、恋愛恐怖症の人が良い恋愛をするための対処法をお伝えします。
まずは、自分がどのタイプの恋愛恐怖症なのかを把握することから始めましょう。恋愛恐怖症と言っても、それぞれのタイプは多種多様なので、自分がどのような要因で恋愛恐怖症になっているのかを知らないと、対処法を実践しても効果が半減してしまいます。
たとえば、過去の恋愛によるトラウマが強いタイプならば、そのトラウマを癒すことが必要ですし、自己評価が低くて恋愛に臆病になっている場合は、自分自身を受け入れるところから取り組む必要があります。
2つ目は、専門家に相談することも大切です。過去のトラウマや自己評価が低いというように、自分自身の内側と向き合う必要のある場合は、専門家によるカウンセリングを受けると、恐怖心を軽減するヒントが見つかるケースがあります。
また、対面でのカウンセリングは気が引けるという人でも、最近ではオンラインでカウンセリングが受けられるところもあるので、自分に合ったものを選んでみると良いでしょう。
そして3つ目は、友人を通して徐々に恋愛に慣れていく方法です。好きな人といきなり2人きりで過ごすのは恋愛恐怖症の人にとっては難しいので、そのような場合は友人を交えながら食事をしたり、少しずつ楽しい会話をしたりすることから慣れていくのがおすすめです。
しだいに、成功体験を積み重ねれば自信もつきますし、恋愛に対して前向きになれるでしょう。
恋愛恐怖症は、さまざまな要因によって本来は楽しいはずの恋愛から自ら遠ざかってしまったり積極的になれなかったりします。しかし、自分自身のタイプを見極めて適切な対処法を取り入れれば、徐々に恋愛に前向きになることができます。
焦らず、ゆっくりと自分自身と向き合いながら理想の恋愛を叶えていきましょう。
Written by 久木田(くきた)みすづ