「強くあるべき」という固定観念から、弱音は表に出さないことが多い男性。でも実は、何気ない一言で深く傷ついています。そこで今回は、男性が女性から言われて特に傷つく言葉を6つ紹介します。知らず知らずのうちに口にしてはいませんか?
恋愛関係では、何気ない一言が大きな意味を持ちます。ほかの人から言われたらなんでもない言葉でも、好きな人に言われると耐えられないというのはよくある話。ここでは、恋愛にまつわる「男性が女性から言われて傷つく言葉」を紹介します。
「このレストラン、前にも来たことある!」過去の経験を口にする何気ない一言。これが男性の心を刺してしまうことに無自覚な女性は少なくありません。
元カレの存在自体は仕方ない。そう頭では理解していても、自分との思い出が「初めて」であってほしいというのが男性心理。
特に、喜ばせようと考えて選んだデートスポットで「前も来たことあるけどいいところだよね」などと言われると、表面上は平静を装っていても内心はがっかりです。
とはいえ、嘘をつく必要はありません。「連れてきてくれてありがとう」という素直な言葉なら、彼の気持ちも満たされるはず。
「友達の彼氏は毎週お花をプレゼントしてくれるらしいよ」
「同期の旦那さんは料理上手でうらやましい」
こういった比較は男性にとって耐え難いものです。
一般的に男性は、自分のパフォーマンスへの評価やステータスに敏感な傾向があります。比較されることで「自分は彼女にとって二番手なのでは?」と不安になることも。
「お父さんは毎年誕生日に○○へ連れて行ってくれて……」のような話題も要注意。それというのも男性は、たとえ相手が恋人の父親だろうとも、つい「勝った・負けた」で考えてしまいがちな傾向にあるからです。
うっかり誤解を招かないためにも、ほかの男性と比べていると思われてしまうような発言は避けるのが賢明です。
仕事における能力や成果は、男性のアイデンティティと深く結びついています。女性からの何気ない一言で、仕事への自信やモチベーションが左右されてしまうことも。ここでは、仕事にまつわる「男性が女性から言われて傷つく言葉」を紹介します。
「思ってたのと違うね」という言葉の裏には、「もっとできる人だと思ってた」「期待外れだったな」というニュアンスが隠されています。
「期待に応えたい」「頼られたい」という気持ちを強く持ちやすい男性にとって、勝手に期待されて勝手に失望されることほど傷つくことはありません。
特に女性の同僚や上司から「思っていたのと違う」と言われると、単なる仕事の評価を超えて人格否定のように感じることも。
もしも仕事上で男性に何かを指摘する必要があるときは、相手の人格に触れるような言葉は避け、事実のみを淡々と伝えるのがおすすめです。
一見、思いやりのある言葉に聞こえる「無理しなくていいよ」。しかし男性の中には「あなたには無理だよね」「頼りにならないね」と判断されたように受け取る人も。
特に、困難な課題に挑戦している最中にこの言葉をかけられると、「自分は無能と思われているのかも……」と自信を失ってしまいます。
応援の気持ちを伝えたいと思うなら、「大変だけど、○○さんならできるよ」「手伝えることがあれば言ってね」など、相手の能力を信じる言葉の方が効果的。
相手の男性が自信を持って頑張れるよう、応援に徹するのがベストです。
気の置けない友人関係では、いつも以上にくだけた言葉を選びがち。だからこそ、何気ない一言が思わぬ傷になることも。ここでは、友達関係にまつわる「男性が女性から言われて傷つく言葉」を紹介します。
「え、それくらい知ってるでしょ?」
「そんな簡単なことも分からないの?」
こういった言葉は、男性の自尊心に深い傷を残します。
多くの男性は「できる男」「役に立つ男」でありたいと日々努力を重ねて頑張っています。
それにもかかわらず能力を否定された場合、受けるダメージは女性が想像する以上に重いもの。特に「男のくせに」という言葉が付くと、その傷はより深刻なものになってしまいます。
男性に何かを教えたり助言したりする際は、「知らなくても全然OK」「わたしも最近知ったんだけど」といったスタンスで臨むのがおすすめです。
「つまらない人」
「○○くんの話、面白くないね」
そんな女性からの言葉にトラウマを抱える男性は案外多いものです。
それというのも、「つまらない」という言葉は、男性に人格を全否定されたかのような大きなダメージを与えるから。
特に「面白い人でありたい」「センスのある人だと思われたい」という願望を持つ男性にとって、この言葉は致命的といっても大げさではありません。
軽い冗談のつもりでも、この言葉を口にしたら最後、秒で距離を置かれてしまう可能性が大。たとえ本当に「つまらない」と感じたとしても、心に留めておくのが正解です。
男女平等が浸透しつつある現代社会ですが、「男は強くあるべき」という無言の社会的プレッシャーはいまだ存在します。
表面上はなんでもない風を装っていても、女性からのひと言で心に深刻なダメージを受ける男性は決して少なくありません。
「何気なく口にした言葉が目の前の男性を傷つけているかもしれない」女性側がそんな意識を持つことで、リスクはぐっと避けられるはず。お互いを尊重する言葉選びこそが、心地よい関係を築く第一歩です。
Written by やまだうめ