「結婚適齢期」や「平均結婚年齢」といった言葉を耳にするケースもあり、その年齢に近づいたり過ぎたりしてしまうと多少なりとも焦ってしまう方もいるはずです。
「今は仕事で忙しい」「お金を貯めてからじゃないと無理」と思う一方、友人や知人、同僚などの結婚が続くと焦ってしまうケースもあります。
そこで今回は、結婚の平均年齢をはじめ、結婚する年齢を決める際に考慮すべきポイントや適齢期を気にしすぎるデメリットなどを解説していきます。
婚活すべきなのか悩んでいる方や結婚について考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
「晩婚化が進んでいる」と聞いたことがある方もいますが、実際の結婚平均年齢を知らない方もいるはずです。
ここでは、何歳で結婚する人が多いのか知るためにも、結婚の平均年齢について解説していきましょう。
結婚の平均年齢は、厚生労働省が集計した「人口動態調査」で把握できます。
男女別に2023年の平均初婚年齢を見てみると、以下のようになっています。
・夫……31.1歳
・妻……29.7歳
都道府県別にすると、平均初婚年齢が最も低いのは夫が島根県・宮崎県で30.0歳、妻は島根県28.9歳となります。
また、最も平均が高いのが夫婦ともに東京都となり夫32.3歳、妻30.7歳という結果です。
晩婚化が進んでいるため、昔と比較すると大きな違いがあるのだろうと考える方もいますが、実際の結婚平均年齢の推移は以下のようになっています。
・1995年 夫……28.5歳 妻……26.3歳
・2005年 夫……29.8歳 妻……28.0歳
・2015年 夫……31.1歳 妻……29.4歳
・2020年 夫……31.0歳 妻……29.4歳
・2022年 夫……31.1歳 妻……29.7歳
1995年まで遡ると男女ともに約3歳の差がありますが、それ以降は2023年と比較をしても、それほど大きな差がないことがわかります。
参考文献:厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
参考文献:厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
自分の結婚年齢を決める際には、以下の3つのポイントを考慮して適齢期を見極めてみましょう。
・住宅ローン
・子ども
・仕事
それぞれについて詳しく解説していきます。
結婚をすれば、マイホームを建てたりマンションを購入したりして、新しく生活を進めるケースもあります。
その場合は、住宅ローンを組む必要が出てきます。
住宅ローンは、長い年月をかけて返済していくため、65歳で会社を退職すると仮定すれば、住宅ローンが30年と考えると30歳~35歳までにはローンを組みたいと考えるはずです。
しかし、現在は再雇用制度やシルバー向けの仕事も増えてきているため、定年を迎えても働ける機会は増えています。
そのため、必ずしも30歳~35歳までに住宅ローンを組むべきとは限りません。
また、家庭によってはマイホームを購入しないケースもあります。
手持ち資金があれば、ローンを組んだとしても返済期間が短い場合もあるでしょう。
将来の予測や希望に基づいて、いつまでにローンを組むかを考え、その年齢から逆算をして結婚年齢を考えてみてください。
結婚をすれば子どもについて考える家庭も増えるはずです。
妊娠や出産は年齢が深く関係します。
年齢が上がるにつれて妊娠もしにくくなってしまうため、子どもを望んでいるのであれば「早く結婚したい」と考える女性も中にはいます。
しかし、「子どもはほしいけど、結婚してすぐは夫婦2人の時間を楽しみたい」と考えるケースもあります。
その場合は、いつまでに子どもを産みたいかを考え、逆算をして結婚年齢を割り出してみてください。
また、子どもを育てるにはお金や体力も必要です。
そのため、子育て費用と収入のバランス、育てる耐力があるかを考える必要もあるでしょう。
例えば、30歳で子どもを出産した場合、子どもが20歳になれば親は50歳です。
40歳で子どもを産めば子どもが20歳になった時には自分は60歳になります。
様々なポイントを意識しながら、いつまでに子どもを持ちたいかを考えてみてください。
「今はまだ仕事を優先したい」と考える方もいます。
特に社会人になりたての時や転職したばかりであれば、結婚に意識を向けるのは難しいはずです。
その場合は、「1人で仕事を任されるようになる」「昇進する」など、キャリアのゴールを明確にしておきましょう。
目標を定めてから結婚について焦らず考えてみてください。
また、結婚をするにしてもお金がかかります。
お互いが病気になった時、産休や育休中の生活など、1人分の収入でも問題なく生活できなければ不安も多くなります。
そのため、収入が安定している時期に結婚をするのが一番の理想です。
仕事に対してまだ不安があるのであれば、適齢期だとは言えないのでまずはキャリアを形成することから考えてみてください。
結婚の平均年齢に近づいた時や過ぎてしまえば結婚を焦る気持ちが生まれてしまう方もいるはずです。
しかし、そこで焦ってしまうと様々な失敗を招くリスクがあります。
どういったリスクやデメリットがあるのか、解説していきましょう。
元々は赤の他人だった男女が結婚をして一緒に生活していくため、価値観が合わない部分もあるはずです。
お金や生活、子育ての方針など、重要な部分に対する意見が合わなければ、大きなストレスを抱えてしまいます。
お互いのことをよく知らないまま結婚をしてしまえば、価値観の不一致から些細なことでも喧嘩をしてしまい、最悪の場合は離婚に至るケースもあります。
焦って結婚してしまえば価値観の擦り合わせをせずに結婚してしまう可能性もあるので、結婚前に話し合いを重ねることが重要です。
結婚をすれば結婚式や新居探しなども必要になるケースがあります。
仕事以外の時間を使って結婚式の準備や物件探しをしていくため、多くの時間が必要です。
しかし、結婚の平均年齢や適齢期を気にし過ぎていると、それに合わせて結婚の話を進めていくため結婚式や新居探しまでも焦って決めてしまう可能性があります。
時間がないからと焦って計画をしてしまえば、後から「もっと時間をかけるべきだった」「最初からやり直したい」などと悔やむケースもあります。
理想の結婚式をして、新居での生活を楽しくスタートさせるためにも、十分な準備期間を設けて余裕のある計画を立てていきましょう。
結婚相手となる恋人がいない場合は、相手探しから行う必要があります。
その場合、結婚の平均年齢を気にし過ぎていると、婚活を必死になって行うため、相手にひかれてしまう可能性があります。
その結果、「怖い」「本当に自分を好きなのかわからない」「圧がすごい」などと思われてしまい相手に嫌がられることも少なくありません。
焦って結婚相手を決めてしまえば後悔する可能性もあるので、婚活は時間をかけてゆっくり行うことが大切です。
平均年齢や適齢期を気にし過ぎず婚活を進めていきましょう。
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結婚には適齢期があるとも言われています。
日本においては、男女ともに結婚の平均年齢が30歳前後となっています。
その年齢を既に超えている、もう少しで近づくからと焦って結婚相手を探してしまえば、後悔を招く危険性があるので、婚活は時間をかけてゆっくり行うことが大切です。
自分にあう新しい出会いを探しているのなら、ぜひ街コンジャパンを活用して気の合う異性探しをしてみてください。
Written by 早紀