無意識に言ってない⁉「嫌われる一言」ベスト5

思わぬ失言で嫌われる人、あなたのまわりにもいませんか?

とはいえ、これは決して他人事ではありません。

なにげなく口にした言葉が原因で大切な人を傷つけたり、怒らせたりすることのないように、主な「嫌われる一言」と上手な言葉の選び方をチェックしていきましょう。

一発アウト! 「嫌われる言葉」ベスト5

円満な人間関係を築く上で、言葉の選び方はとても大切です。

無意識に使っている言葉の中には、知らず知らずのうちに相手を不快にさせているものも。

ここでは「嫌われる言葉」ベスト5とともに、その心理的影響について解説します。

1位:「○○でいいよ」

「○○でいいよ」という言葉は、「積極的に肯定はしないけれど、文句を言うほど不満でもない」スタンスの表明として使われます。

つまり、相手の提案や選択を軽視する言葉です。

たとえば、デートの相手が選んでくれたお店に対して「そのレストランでいいよ」と言った場合、相手は「あまり気に入ってもらえなかったんだな」と感じます。

自分の意見や提案に自信を失い、次回から意見を言いづらくなってしまう可能性も。

そんな事態を防ぐには、「○○でいいよ」の代わりに「○○いいですね」「○○にしましょう」など、肯定的な表現を使うことが大切。

さらに、「素敵な提案をありがとう」のような、相手の提案を積極的に評価する言葉を添えることで、より良好な関係性を築くことができます。

2位:「は?」「はい?」

2位:「は?」「はい?」

意味が理解できない時や、驚いた時に思わず出てしまう「は?」「はい?」。この反応は、相手を小馬鹿にするような印象を与え、時には敵意すら感じさせてしまいます。

ビジネスシーンでは、この一言で会話の雰囲気が一気に悪化する可能性が大。明らかにマナー違反です。

もしも、相手の言葉が聞き取れなかったときは、「すみません、もう一度お願いできますか?」「申し訳ありません、よく聞き取れませんでした」など、丁寧な表現を使いましょう。

また、相手の話が理解できなかった場合には、「具体的にどういうことでしょうか?」など、建設的な質問で対応するのがスマートです。

3位:「○○してあげる」

人のために何かをしようとするとき、「○○してあげる」というのはごく自然な表現です。

ただし、それを直接本人に言うとなると話は別。一気に恩着せがましくなり、相手を不快にさせることに……。

「○○してあげる」と言いたくなったときは、「○○するね」「○○しておくね」と言い換えるのがベター。

さらに、「よかったら○○するよ」といった言い回しを選ぶようにすると、恩着せがましさを感じさせない気持ちよいコミュニケーションになります。

4位:「前にも言ったけど〜」

4位:「前にも言ったけど〜」

「前にも言ったけど〜」この言葉の裏には「前にも言ったのになぜ覚えていないの?」「あなたはわたしの話を聞いていないんだね」という非難の気持ちが込められています。

実際に2度以上伝えている内容だったとしても、相手は素直に受け入れられなくなってしまう可能性が大。

「確かに前にも聞いたけど、そんな言い方をしなくても……」「嫌みっぽい人だな」と思わせてしまう可能性が高く、何のメリットもありません。

ビジネスでもプライベートでも、百害あって一利なしの避けるべき言葉です。

5位:「なるほどです」

一見丁寧な言葉に見える「なるほどです」。

この言葉には、無意識の上から目線が含まれています。

同世代の人に使うのも問題ですが、目上の人や年上の人に対して使った場合、「礼儀知らず」「思い上がっている」といった印象を与えかねません。

相手への同意を示すなら、代わりに「そうなんですね」「なるほど、そういう考え方があるんですね」などの表現がおすすめ。

相手の発言に興味を持っている気持ちをシンプルに示すことで、相手の好感度が高まります。

言葉の選び方で変わる! 嫌われないコミュニケーション術

コミュニケーションの質は、ちょっとした言葉の選び方で大きく変わります。

相手の立場に立って適切な言葉を選ぶことが、円滑な人間関係を築くコツ。ここでは、今日から実践できる具体的な対策を紹介します。

相手と対等な立場で話そう

上下関係や年齢差があっても、一人の人間として相手を尊重する姿勢が大切です。

「教えてあげる」ではなく「一緒に考えよう」。「それは違います」ではなく「別の視点からお話させていただいてもよろしいでしょうか」といった表現を心がけましょう。

経験や知識の差がある関係であればあるほどに、対等な立場で話すことを意識することが大切。

また、相手の発言を遮らない、話を最後まで聞くといった基本的な姿勢も、対等なコミュニケーションには欠かせません。

丁寧に意図を伝えよう

丁寧に意図を伝えよう

急いでいるときや感情的になっているときこそ、一呼吸置いて丁寧に気持ちを伝えましょう。

否定的な内容を伝える場合はなおのこと、相手の立場に立って、どのように受け取られるかを考えることが重要です。

重要な内容は口頭だけでなく、メールやメモで記録を残すなど、誤解を防ぐ工夫も必要です。

建設的な対話を心がけることで、たとえ意見が対立しても、お互いを理解し合える関係性を築くことができます。

相手の気持ちに寄り添おう

相手の発言の背景にある感情や意図を理解しようとする姿勢が、嫌われないコミュニケーションには重要です。

相手が不満を述べているときは、すぐに解決策を提示するのではなく、まず共感の言葉をかけましょう。

「それは大変だったね」「話してくれてありがとう」とワンクッションを置くことで相手は心を開き、その後の会話の流れがスムーズになります。

一言で変わる! あなたの人間関係の質

相手を思いやる気持ちは、必ず相手に伝わります。人から嫌われる言葉は、すなわち思いやりのない言葉です。

一つひとつの言葉に込める思いやりの気持ちこそ、より良い人間関係の鍵。

普段の言葉遣いを意識的に見直すことで、きっとあなたの周りの人間関係もより温かく、より深いものへと変化していくはずですよ。

Written by やまだうめ

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