職場で出会った人を好きになってしまった経験はありませんか?
スーツ姿でテキパキと仕事をする姿や、同じ空間で努力している姿を見ていると、「この人と両思いになれたら……」なんて自然と想像してしまいますよね。
しかし社内恋愛には良い面ばかりでなく、さまざまなデメリットやリスクがともなうのもまた事実。
そこで今回は、社内恋愛に向いている人の特徴5つについて掘り下げていきます。
社内恋愛をする際に気をつけるべきことについてもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
まずは、職場恋愛に向いている人の特徴について詳しくみていきましょう。
オンオフの切り替えが上手な人は、仕事とプライベートの境界がはっきりしているため、社内恋愛がうまくいく傾向にあります。
実際、筆者の知るとあるカップルは、何があっても業務に支障をきたしたくないという思いから、職場では「恋人ではなく同僚」としての対応を貫いていました。
聞けば「仕事中の会話やアイコンタクトは必要最低限」「プライベートであっても職場の人と一緒にいるときは手をつながない」などと具体的な取り決めをして、きっちり実行していたそう。
一方で、お互いの前では恋人でいたいという思いから、デート中は仕事の悩みや愚痴は一切口にしないようにしていたのだとか。
このように、仕事とプライベートをしっかり区別できるカップルは、職場の仲間や友人からも良い印象を持たれやすいといえます。
社内恋愛のデメリットといえば、なんといっても共通の知り合いが多すぎるせいで変に噂されたり茶化されたりする可能性が高いこと。
「あの2人付き合っているらしいよ!」「え~意外! すぐに別れそうじゃない?」
こんな声が耳に入ってくるたびにストレスを感じてイライラしていると、最悪、仕事にも影響が出かねません。
だからこそ、社内恋愛をうまく続けていきたいならスルースキルを磨くことがとても大切。
「何を言われても気にしない」「自分は自分だから、周りの人は関係ない」といった感覚をしっかり持っておきましょう。
社内恋愛をしていると、時には仕事でのプレッシャーと恋愛相手との心のすれ違いが重なり、ストレスが増すことがあります。
お互いが社内で一緒にいるからこそ、仕事と恋愛の2つのストレスから抜け出せず、心理的にがんじがらめの状態になりがち。
そんなときに心のバランスをうまく保つには、趣味やスポーツといった自分なりのリフレッシュ法を見つけておくことが大切です。
仕事と恋愛の板挟みにならないよう、広い視野をもつことを心がけてみて。
人一倍、責任感の強い人ほど、社内恋愛もうまくいく傾向にあります。
たとえば、同じ職場で付き合っているAさんとBさんは、重要なプロジェクトでともに忙しい日々を送っていました。
そんなある日、ついにBさんが体調を崩して早退することに。
周囲はAさんに気遣い「今日くらいは残業は早めに切り上げたら?」と勧めましたが、Aさんはあくまで、Bさんよりも仕事を優先したといいます。
決してBさんを大事に思っていないわけではなく、むしろ体調を崩したBさんの分まで頑張りたいと考えていたAさん。
この思いはBさんにもしっかり伝わり、結果的に2人の仲はより深まり、周囲からもより信頼されるようになったのだそう。
仕事に真剣に取り組みつつも、恋人への思いやりも忘れない姿勢は、やはり人としてかっこいいですよね!
社内恋愛をうまくやっていくには、相手だけでなく上司や同僚、部下への配慮も欠かせません。
仕事中に特定の誰かと頻繁に連絡をしたり、長時間話し込んだりしているところを、周囲の人は驚くほどしっかり見ているものです。
周囲に気まずい思いをさせないためには、仕事の場では私情を挟まず、職場全体の雰囲気に配慮することが大切。
周りに不快な思いをさせていないか気になる場合は、気の置けない同僚などに「何か迷惑かけていないかな?」とさりげなく聞いてみるのも一つの手です。
恋人が同じ職場にいると、場合によっては周囲の人に気を使わせたり「気まずい」と思われたりする可能性も。
ここでは、社内恋愛で特に気をつけるべきことについてご紹介します。
恋愛関係が業務に影響を与える可能性から、企業によっては、社内恋愛を禁止する、あるいは制限する規則を設けていることがあります。
「えっ、じゃあ社内恋愛は諦めないといけないの?」と心配になる人もいるかもしれませんね。
しかし、恋愛そのものを禁止するのではなく、あくまで「業務に支障のない程度」と定められているケースが大半なので安心してください。
ただし、万が一規則に違反した場合は処罰を受けるリスクもあるため要注意。
社内恋愛をする際は、会社のポリシーをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
社内恋愛のリスクの一つとして、人事評価や昇進などに偏りが出る可能性が考えられます。
特に上司と部下の関係で社内恋愛が成立した場合、周囲から「恋人だから、あの子だけ高く評価しているんじゃない?」などと思われてしまうケースも。
たとえ実際に特別扱いをしていなくても、そうした空気は、職場全体のモチベーション低下の原因になりがちです。
無用なトラブルを避けるためにも、職場での特別扱いは絶対にNG。周囲への気遣いや配慮も忘れないようにしましょう。
社内恋愛が公になると、万が一関係がうまくいかなくなった場合、本人たちだけでなく職場全体に気まずい雰囲気が生じることがあります。
また「あの2人、別れたんだって……」「どっちがフッたのかな?」などと、関係のない人から変に噂される可能性も。
さらに、同じチームや部門で仕事をしていた場合、別れた後に業務に支障が出る可能性も否定できません。
別れた際のリスクを最小限にするためにも、関係がうまくいっているうちに、あらゆる事態を想定した対処法を話し合っておくことが大切です。
社内恋愛にはよいことばかりでなく、さまざまなリスクやデメリットがつきもの。
恋愛関係を維持するには、職場に迷惑がかからないよう、プライベートと仕事の切り替えをうまく行いメリハリをつけることが重要です。
パートナーと話し合いながら仕事と恋愛をうまく両立できる方法を探して、バランスの取れた生活を目指してくださいね。
Written by 糸野旬