調子のいいことを言って結果が伴わない「口だけの人」。
やる気はみなぎっているように見えるのに、行動が追い付かないタイプの人間をどうやって見抜けばいいのでしょうか?
今回は、「口だけの人」に当てはまる共通点をご紹介します。しっかりとポイントを押さえて、被害に遭う前に人間性を見抜いていきましょう!
口だけの人は、そもそも物事を深く考えていません。
後のことをあまり考えていないため、その場のノリで適当な口約束をしたり、できないことを頼まれ快諾してしまったりします。
自分を大きく見せたい、相手を困らせたくないなど理由はさまざまですが、どんな理由であれつい思ったことを脳内で処理せずそのまま口に出してしまうのが口だけの人の共通点。
できもしない大きなことだって平気で約束して裏切ります。
口だけの人は、見通しを立てて計画的にタスクをこなしていくのが苦手という共通点もあります。
「自分ならできる」思考で仕事を引き受けても、結果を見越してスケジュールを立てていくことができません。
思いつきで挑戦することも多く、やってみたけれど「なんか違う」とすぐに諦めてしまうところも……。
基本的に地道な作業ができないので、手っ取り早く物事が進まないと、口だけで終わってしまう傾向があります。
口だけの人は、誰にでもいい顔をしようとする八方美人タイプがほとんどです。
そのため、本来は明るくて人あたりが良い性格を持ち合わせています。
周りを喜ばせようとするあまり、つい大きなことを言ってしまうなんて日常茶飯事……。
後から後悔して、上司や取引先から怒られてしまうことも多いでしょう。
自尊心が強いのも口だけの人の共通点の1つ。
プライドが高いため、自分のポテンシャルを下に見られることを極端に嫌い、ついキャパオーバーなことまで「できる!」と大口を叩いてしまいます。
周りより能力が高いと思われたいあまり、マウント発言が増えてしまうタイプも……。
見栄っ張りで、他人を貶めて自分を優位に見せようとします。
「口だけの人ってプライドは高いので、仕事もできるタイプだと思っていることが多い。だから、簡単な仕事はどんどん回して『さすがです』と持ち上げて、大切な仕事はあまり任せないようにしています。」(女性/20代/会社員)
口だけの人は、仕事を任せても間に合わないことが多くトラブルを引き起こしがちです。しかし、自分のポテンシャルを上に見ていることが多く、仕事ができないことに気付いていません。
そのため、周りからは、プライドを傷つけずできそうな仕事だけ回さなければならないという厄介者の評価を受けやすいです。
「口だけの人って意外とコミュニケーション能力が高いですよね。深くは関わりたくないけれど、飲み会とか職場で楽しく話す程度なら面白いなと思います。」(女性/30代/会社員)
口だけの人は、その場の雰囲気を盛り上げるのが得意な人葉多いですよね。周りの人からも、飲み会の盛り上げ役としての評価が高いです。
「口だけの人には過度な期待をしていません。そもそも納期が遅れるものだと思っている相手なら、早めの締め切りを伝えたり、こまめに連絡を取り合ったりします。」(男性/30代/会社員)
ひとまず調子の良いことを言ってしまうのが口だけの人の悪いところ……。
ある程度仕事を一緒にしていると、口だけで行動が伴わないことにもすぐに気づいてくるので、過度に期待しないという評価が多く挙がりました。
口だけの人の発言は、絶対に鵜呑みにしないことが大切です。
実現不可能なことだって「自分ならできる」と軽く豪語するので、いちいち本気にしていたら毎回裏切られてしまいます。
できることなら関わらない方がいいですが、どうしても無理な場合は、過度な期待をせずに密な連絡を取り合いながら業務を続けていきましょう。
口約束だけにはとにかく気を付けましょう。
その場のノリのお願いや、軽い口調で依頼した仕事は、まず適当に受け流していることがほとんどです。
絶対に受け流してほしくない約束は、LINEやメールなど記録に残るツールを使用するのがおすすめ。
「聞いてない」と責任転嫁してきても、すぐに証拠を提示できます。
筆者の友人にも口だけの軽い人がいますが、ノリがとても良いのであえてお調子者扱いするのも効果的だと思います。
例えば、その場のノリで大口を叩いているとき、お調子者だと乗っかると、場が盛り上がって和やかな雰囲気になりやすいです。
さらに「○○が言ってることが実現したら本当にすごいよね」なんて褒めちぎると、調子がいいので本当に期待に応えてくれることがまれにありますよ!
口だけの人との上手い付き合い方もまとめましたが、最終的には信じすぎず適度に距離を置くことがストレスを抱えない一番の方法です。
過度な期待をせず、大口を叩いていたとしても軽く受け流すスキルを身に付けましょう。
Written by sumire