歳の差婚って、いいの? 悪いの? 歳の差婚に悩んでいるならば、ぜひご参考までにご覧ください!
世間一般が抱いている歳の差婚のイメージや、実際の歳の差婚メリットデメリットについて詳しくお話ししていきます。
年の差婚とは、夫婦の年齢差があいている結婚のことをいいます。何歳位年齢差があれば、歳の差婚と呼ぶのでしょう?
実際のところ、歳の差婚に明確な定義はありません。しかしながら、例えば5歳程度の歳の差ならば歳の差婚と呼ばない場合がほとんどです。
子供の頃は5歳違えば大きな成長差が出てきますが、大人にもなると5歳程度は同世代の範囲で捉えられるようになってきます。
一般的なイメージとしては、10歳以上の年齢差から歳の差婚と呼ぶことが増えてくるでしょう。
同世代だと、どうしても自分の考えを押し通したくて衝突してしまいがち。しかし年齢差があれば、どこかであきらめの気持ちがつくのです。
特に年上のパートナーは、年下のパートナーに対し包容力を発揮するでしょう。結果、どちらかが受け入れたり許したりして大きな喧嘩になりにくいのです。
同世代だと相手に譲ることができなくても、歳の差があると譲れるものです。
歳の差婚と言うことは、どちらかが大きく年上。一般的には、男性が年上のパターンが圧倒的に多いです。となると、男性側は経済的に安定しています。
妻にしてみれば、同世代の夫婦よりも豊かな暮らしができるでしょう。また、精神面でも同様のことがいえます。血気盛んな若者とは比べ物にならない位に、年上のパートナーは精神的に落ち着いています。
仕事でイライラしたり、転職を繰り返すようなこともなくなりますね。結果、穏やかな家庭に行き着くのです。
新鮮な気持ちを長く継続できるのが、歳の差婚のメリットの1つです。同世代だと、学生時代に流行っていたテレビや歌が同じで、話題も盛り上がるでしょう。
しかし年齢差があると、互いにまるで違う時代を生きてきました。そのため、好きな芸能人が違っていたり、夢中になった流行もまた異なっていたりするのです。
同じではないからこそ、何年経っても相手に新しい発見があり、マンネリしにくいです。
「マンネリしにくい」の項目でもお話ししたように、年齢差があるほどに生きてきた時代が違います。流行のもの、遊び方、感性、あらゆる部分で違いが出てきます。
つまり、見てきたものや知っているものが別々なので、一緒にいるだけで刺激しあえると言うこと。長く一緒にいても、知らなかった一面を知れたり、互いにはない知識を教えあったり。
常に、刺激が得られる夫婦となれるのです。
歳の差が広がるほどに、年上のパートナーは人生経験が豊富です。年下のパートナーよりも、いろいろな壁を乗り越え解決策を練ってきたことでしょう。
人生を歩む中で、様々な局面に対しての答えを見つけてきたはずです。ですので歳の差婚の夫婦が何かしらトラブルに見舞われた場合、年上のパートナーがすごく頼りになります。
これまでの経験をいかし、良いアドバイスをくれたり、正しい選択肢を与えてくれるでしょう。
年齢が違うからこそ、その違いを楽しめるのが歳の差婚のメリット。しかし、このメリットはデメリットにもなり得るのです。
違うからこそ学ぶことが多く刺激がある、と感じられたら良いのですが……単純に、会話が噛み合わなかったり価値観の相違が生まれたりすることも少なくありません。
流行っていたものが違う、好きな歌が知らない歌。何もかもずれていて、ギャップを感じずにはいられない局面も出てくるでしょう。
結婚は、自分たちだけの問題ではありません。両親の了承もなければなりませんし、やはり兄弟姉妹や友達から純粋に祝福してほしいですよね。
しかしながら、歳の差婚は年齢差が広がるほどに、どうしても周囲の理解を得ることが難しくなってしまうでしょう。
両親から反対されたり、兄弟姉妹から偏見の目を持たれたり、友達から引かれたり……愛情だけでは乗り切れない問題が発生してきます。
年齢差が広がれば広がるほど、婚姻期間が短くなってしまう可能性が出てきます。例えば年下のパートナーが20歳前後で、年上のパートナーが50歳前後の場合、30歳差の歳の差婚です。
年下のパートナーが、同世代の相手と結婚したら、例えば90歳まで元気に過ごすとして、婚姻期間は70年はあるでしょう。しかし、前述した30歳差の歳の差婚パターンならば、長くても婚姻期間は50年位です。
もっと短くなってしまう可能性も、否定できません。同世代カップルよりもどちらかが早く老人になり、介護問題なども出てくるのですから楽観視はできません。
男性が年上の場合、男性の方が早く現役を引退します。つまり、仕事においても定年がやってくるのです。女性が年上の場合は、高齢出産についても考えなければなりません。
このように、どちらかが年上だとあらゆる面でタイムリミットが出てくるのです。
以上、歳の差婚のメリットやデメリットについてお話ししました。歳の差婚はメリットも多いですが、デメリットに焦点が当てられて偏見を持たれがちです。
歳の差婚に、躊躇してしまうカップルも出てくるでしょう。ただ、たとえ年齢差がなくとも同世代夫婦で離婚している人たちは、それこそ数え切れない位にいます。
逆に歳の差婚で、ずっと一緒に暮らしている人たちも。つまるところ、年齢差うんぬんよりも人として相性が合うかどうかというのが、結婚生活においては大きなポイントとなってくるのですね!
Written by みなみ