自己肯定感が高いのはいいけれど、ナルシストだと嫌われる!?
「自信家」には、自己肯定感が高い人とナルシストの2つのタイプに分かれます。自己肯定感が高い人は、中心となったり尊敬されたりすることが多いですが、ナルシストは、周りから扱いにくいとか、関わりたくないなど、嫌な感情を抱かれてしまうでしょう。
ここでは、ナルシストだと思われる人の特徴と、自己肯定感が高い人とナルシストの違いについてご紹介します。
どこにいっても、鏡を見つけるとすぐに自分の姿を確認する人は、ナルシストだと思われてしまいます。ナルシストの人は、いつも自分がかっこよくありたいと、見た目をチェックしています。自分の姿が鏡に写るように立って、話している途中の自分の表情を確認していることもあります。鏡を見つけるとすぐ、髪型を直したり、自分の表情を覗き込んだりしてしまう癖のある人は要注意です。
ナルシストの人は、自分をより良く見せようとします。そのため、自分のすごいところを積極的にアピールするために、よく自慢話をします。
聞かれてもいないのに、積極的に自分の自慢話ばかりしてしまう人は、ナルシストだと思われているでしょう。
人にものを頼む時、「〇〇してくれる?」というのではなく、「〇〇しておいて」と言う人はいませんか。周りの人を動かすために、あれやって、これやってと命令口調で人に頼んでばかりいる人は、ナルシストだと思われているかもしれません。
常に人の上に立っていたい、プライドが高い人なのだと思われてしまうでしょう。
SNSへの投稿は、度がすぎると「自分に自信があるんだ」とナルシストの烙印を押されてしまいます。かわい子アピールや高級品の自慢など、異常にキラキラした投稿は、見栄っ張りで見苦しいと思われてしまうでしょう。
自分の情報を発信するのは、程々にするといいかもしれません。
人の意見にいつも「でも」とか「だって」など否定的なことばかり言っているとナルシストだと思われてしまいます。
ナルシストは、人からの助言や意見を聞き入れようとしません。これは、プライドが高いために、他人の言うことを素直に受け入れることができず、せっかくのアドバイスが自分に対する批判だと受け取ってしまうからです。
いつも強がっていたり、ブランド物や高級品を見せびらかして見栄を張っていたりするような人は、ナルシストだと思われるでしょう。ナルシストは、自分の弱っているところやみすぼらしいところを見せるようなことはしません。自分を犠牲にしてでも、いいところを見せようという美学を持っている人も多く、痛々しいほどに頑張ってしまうこともあります。
自己肯定感が高い人は、自分の功績を無理やりアピールしようとしません。たとえ、自慢できるような大きなことを成し遂げても、自分からそれを主張するようなことはなく、いつも通り振る舞うことができます。このように自己肯定感が高い人は、謙虚です。
一方ナルシストは、自分の成功体験を周りに積極的にアピールします。聞かれてもいないのに押し付けがましく主張するので、鬱陶しがられることも多いです。
自己肯定感の高い人は、周りと無駄に競うことをしません。自分に自信と誇りがあり、自分は自分、人は人ときちんと線引きすることができるからです。
ナルシストは、自分に自信はあるものの、どうしても自分を認めてほしいという気持ちが強いために、自分と人を比べて他人を蹴落とそうとすることがあります。
自己肯定感が高い人は、他人からなにか意見されたり指摘をされたりした時、素直に受け入れることができます。自己肯定感の高い人は、自分を大切にするだけでなく、他人をも大切にすることができるので、自分のための助言をありがたいことだと受け入れることができるからです。
一方ナルシストは、ひたすら自分が可愛いだけであるため、他人からの指摘は、自分に対する批判だと受け取ってしまいがち。それどころか、せっかくアドバイスを受けても「そうやって思われていたんだ」と落ち込んだり、怒りが生まれたり、ネガティブに捉えてしまいます。
自分に自信を持つことはいいことですが、自己肯定感が高い人とナルシストでは、周りからの評価や印象が違います。
ただ自分のことをひたすら愛するだけのナルシストはかわいいのですが、一緒にいる人を不快にさせたり他人に迷惑をかけたりするようなナルシストでは嫌われてしまうので、一度自分の言動をチェックしてみてくださいね。
Written by さあや