世の中には、好きでもない男性に対しても気のあるそぶりをして、ちやほやされる女性が存在します。ただ、こうした傾向もやりすぎると周囲から反感を買うことにも繋がりかねません。そこで今回は、「男にモテたいだけの女」の大きな特徴と心理について、心理カウンセラーの千桜ミモザが解説していきます。
恋愛関係において、男性の好意を引き寄せようとする女性は、間違いなく様々な努力をしています。ただそれは、特定の男性に対しての一途な思いからくる行動でもあるのですが、モテたいだけの場合にはそれとは異なる特徴を持っています。まずは、もっともわかりやすい5つの特徴をご紹介します。
モテたいだけの女は、相手に決定的な言葉で振ることを避けようとします。彼女たちは「ありがとう」「大丈夫」「返事は考えさせて」など、明確な意思表示を避け、相手の男性の思いに対して曖昧な対応をしようとします。これにより、男性は一縷の望みをかけてしまうことになり、いつまでも女性に対する気持ちにけじめをつけることができなくなってしまうのです。女性は自分に都合のいい方向に関係を進展させようとします。
モテたいだけの女は、巧みに男性を思わせぶりな状況に誘導することがあります。彼女たちはあえて不明確な態度を取り、男性が「もしかしたら俺のこと好きなのかな?」などと彼女の気持ちを読み解ろうとすることを期待します。
実は、この流れは彼女のことを考える機会を増やすことになり、心理的に彼女を追求し続けさせることができるようになるのです。
モテたいだけの女は、男性とふたりきりの時間を積極的に作り出そうとします。もし男性からデートに誘われた時に、好きな相手ではなくても快くOKを出して、ふたりで会うことに躊躇しません。
こうした行動は、男性は「俺のこと好きだから会ってくれるんだ」「これはイケるかも! 」と、自分が特別な存在なのだと思い込んでしまうことになるのです。
言葉で相手に対する好意を積極的に表現するのが、モテたいだけの女の特徴です。彼女たちは「好き」といった言葉を迷うことなく使い、相手を喜ばせることを試みます。
ところが、彼女たちが使う「好き」はいわゆるLIKEであってLOVEではありません。「これ美味しい! 好きだなー! 」というのと同じ感覚で使うのですが、男性としては自分のことを好き(LOVE)だといわれているのだと解釈してしまいます。
もちろん、好きと言われて嫌な気持ちになるわけはなく、むしろその女性のことを好きになっていくのです。
モテたいだけの女は、笑顔をよく見せるという特徴があります。彼女たちは明るく、楽しい印象を与えるために笑顔を使い、男性の気分をよくさせようとします。人は、笑顔を向けられると心理的に好感を抱くことになり、もしその相手が魅力的であれば一気に恋心へと発展するでしょう。
さらに、笑顔の多い女性が自分の周りにいることを「楽しい」と感じることが多くなります。
「モテたいだけ」と思っているのであれば、もちろんその行動や言葉にもはっきりとした特徴が出ていますよ。ここではモテたいだけの女がよく使う、言葉のフレーズを厳選して3つあげていきます。
確かに嫌いじゃないけど好きでもない、という男性っていると思うのです。けれど、もし告白をされたならあとあとのお互いのことを考えて、はっきりと返事をするのが礼儀でもあるはず。
しかし、モテたいだけの女は、相手に対してはっきりと拒絶的な言葉を使わないことがあります。かわりに、「嫌いというわけじゃないの」と言うことで、相手に対して完全な拒絶を避け、距離を置きつつも都合のいい関係を続ける可能性を残すのです。ズルいという一言に尽きます。
モテたいだけの女は、将来の恋愛についてはっきりと言わず、ぼんやりとした表現を用いることがあります。
例えば、この先も付き合うつもりがないのにも関わらず、「今は決まった人と付き合うつもりはないの」と言うことで、男性に将来の可能性を匂わせつつ、自分が悪者にならないフレーズを使います。
男性が頼りにされると喜ぶ傾向がある、ということを知っている賢い女性は、「相談があるの」とというフレーズをよく使います。自分が頼りにされていると思った男性は、その女性に対して関心を寄せます。
モテたいだけの女は、自分に好意を抱かせることに興味があるだけなので、ある意味戦略的なアプローチといえるでしょう。
心理カウンセラーとして千桜ミモザが思うことは、「誰だって異性に好かれたい気持ちはある」ということです。ただ、その思いが過剰になると、だれかれ構わず愛されようとして、その結果周囲から嫌われるようなことにもなりかねません。
モテたいだけの人は、自己肯定感が低いために自分の存在価値を異性からの「好意」で認めようとします。また、自分を受け入れてくれる人を求める承認欲求や、自分を見て欲しい、褒めて欲しいという自己顕示欲が強いことが原因で、モテたがることもあるでしょう。
本当に心から愛し愛される人がいない限り、心が満たされることはないでしょうから、その場合には延々と「モテたいだけの女」となってしまうかもしれませんね。
Written by 千桜ミモザ