男女の恋愛において、相手のことを理解しようとしても全くわからなかったり、逆に「どうしてこんなこともわかってくれないの!」と喧嘩になったりすることはないでしょうか? そこには男女間の脳の構造の違いが影響しているとも言われています。今回は「男性脳」と「女性脳」について、違いや気を付けたいポイントなどご紹介します! 男女の脳の構造や働きの違いを理解すれば、感情のすれ違いを防ぐこともできますよ。
一般的に「女性脳」は、バランス良く直感や感性を重視して考え、「男性脳」は場面によって言語や思考に偏りが出やすいと言われています。傾向として男性脳は男性に、女性脳は女性に多いのですが、性別で判断できるものではなく、男性でも女性脳を持つタイプもいます。
それぞれの違いについて説明しましょう。
男性脳は抽象的なイメージを記憶することに長けており、地図や道順など全体のイメージを把握し記憶します。一方、女性脳は情報を耳から記憶し、聞いたことは忘れません。
小さな頃から女の子におしゃべり上手が多いのも耳の発達が良く、それを言葉にするのが上手な女性脳の影響と言えるでしょう。
何か問題が発生した時、男性脳のタイプでは論理的に原因を追究して解決を試みます。女性脳のタイプの場合では、過去の経験や体験から相応しい対処法を探し、解決策を探します。
女性脳は、左脳と右脳を連絡させる脳梁が男性の50倍も太いため、記憶のアウトプットに長けているのが特徴です。
あの時もこうだった! と喧嘩の際に昨日あった出来事のように引っ張り出すことも可能なのです。男性側からすると、喧嘩の度に過去を持ち出してくるのでストレスになるでしょう。
男性脳は、会話の中で結論を求め、交渉や商談などを得意とします。それに対して女性脳は、プロセスを重視し、頻繁に変わる話題を楽しみ、会話の中に共感を求める傾向が強いでしょう。
女性脳は察知する能力も長けており、変化の激しい雑談からでも行間を汲み取り、会話を弾ませられます。男性脳のタイプは、会話に解決や結論を求めるので、女性の雑談に対して不要なアドバイスをしてしまったり、結論が読めない雑談にコメントできなかったり不得手なケースが見受けられます。
女性脳タイプは、家事をしながら複数の用事をこなし、効率良く動く人が多いです。反対に、男性脳は職人の様に1つのことに集中して作業を行うことに向いています。例えば、男性に「これとこれをやっておいてね」とお願いしても、1つのことだけ完璧にやり遂げて他のことは手を付けていなかったり、女性が洗濯機を回している間に電話をしながら拭き掃除をしたりするケースが該当します。
どちらの脳のタイプが優れているわけではなく、それぞれの脳が得意な取り組み方が存在するのです。
男性脳と女性脳の違いを理解すると「この発言は男性脳からきているからしょうがない」と、否定せずに相手を受け入れられるようになります。こうした脳の違いを活かし、恋愛につなげることも可能です。
上記で紹介した脳の違いから、自分がどの脳タイプに当てはまるか判断します。もし脳のタイプが判断しにくい場合、指の長さが脳タイプに影響するとされているので、人差指と薬指の長さをチェックしても良いでしょう。
薬指が短い場合は女性脳と言われています。すれ違いでよく見られるケースから、行動を改めてみましょう。
例えば女性が男性に愚痴をこぼした場合、良かれと思って真剣にアドバイスしたのに女性から「何であなたにそんなこと言われなくちゃいけないの?」と険悪になるケースがあります。
この場合、女性はアドバイスに腹を立てるのではなく、男性脳が働いて私を助けたかったのだなと受け止めてみましょう。男性は、愚痴を受け止めるだけで良かったのだと考え、次回から聞き役に徹すればいいのです。
また、ありがちなケースとして仕事を頑張る男性に対して「私と仕事、どっちが大切なの?」と口にしてしまう場合もあります。このケースでは、男性脳だと仕事に集中しているので発言が理解できない上にストレスを感じてしまいます。
また、女性脳の場合は過去の記憶が渦巻いてモヤモヤした気持ちをぶつけたいとなり、お互い歩み寄ることができません。男性は仕事モードで1つのことに集中している場合、他のことは目に入りません。女性は相手の状況を理解し、タイミングを改めるなどして妨げになる行動は取らないようにすると良いでしょう。
責めるのではなく「仕事大変そうだね、余裕ができたら私の話も聞いてね!」と、自分も相手に構わず違うことに時間を使えば良いのです。このように男女の恋愛において、すれ違いの場面は多々発生しますが、脳のタイプの違いを知っていればいくらかは受け入れられることができるようになります。
今回は、男性脳と女性脳の違いについてご紹介しました。脳のタイプによって考え方や行動パターンが変わってきます。時には、理解しがたくお互いにストレスを感じることもあるかもしれません。
大切なことは、相手との違いを理解して、尊重することです。考え方の違いや行動を責めるのではなく、受け入れられるよう理解を深めましょう。お互いを補う関係性はより確かな信頼を生み、良好なパートナーシップを築けることを可能にします。
Written by 早紀