あなたはついつい他人の目を気にしてしまっていませんか? 他人の目を気にしすぎると、生きづらさや息苦しさを感じますよね。また、本当の自分を見失ってしまう原因にもなります。では、他人の目を気にしてしまう人の原因や、ありのままの自分で生きるためのコツとは一体何なのでしょうか。今回は、素直な自分で生きるための心構えをご紹介します。
自己肯定感が低い人は、他人の目を気にしてしまう傾向があります。自己肯定感とは、ありのままの自分を認め、受け入れる感覚のこと。自己肯定感が低いと、自分の言動や決断に自信が持てなくなってしまいます。
周りからの評価を過剰に気にするあまり、物事の判断基準が”他人”になりがちです。また、無意識のうちに他人から良い評価を得られる選択をしてしまうため、自分らしさを失うことにもなりかねません。
他人の目を気にしてしまう人は、嫌われることへの恐怖心があります。周りから良い評価を得たいがために、実物以上に自分を良く見せようとしがちです。自分が「どう思うか」「何をしたいか」より、他人に「どう思われているか」を過剰に気にしてしまいます。その結果、自分の本当の気持ちややりたいことが分からなくなってしまうのです。
「学生時代にいじめられた経験がある」「信じていた人にひどい裏切られ方をした」「仲が良かった人に裏で悪口を言われた」などの経験がある人は、他人の目を気にしてしまう傾向があります。
過去のトラウマは「嫌われたくない」「裏切られたくない」といった不安を生み出します。その結果、周りからどう思われているかが過剰に気になり、自分の気持ちや意見を素直に伝えることができません。
物事を後ろ向きに考える人も、他人の目を気にしがちです。このタイプは、他人の言葉や行動をネガティブに捉えてしまう傾向があります。相手に悪気はないものの「嫌われたかも」「不快にさせたかも」と勝手に思い込んでしまうことが。
ときには、相手が冗談で言ったことを悪口だと捉えてしまうこともあります。そんなネガティブな性格から、他人の評価に怯える生活を送っている人も少なくありません。
「全員から好かれたい」「誰にも嫌われたくない」と考えていませんか? 育ってきた環境や関わってきた人、今まで経験してきたことは人それぞれ違います。自分と似た考えや価値観を持っている人はいても、全く同じ人はこの世に存在しません。
そのため、意見が食い違ったり、自分の気持ちを理解してもらえなかったりするのはごく自然なことです。周りから好かれようとするのは、決して悪いことではありません。しかし、本音を隠し、自分を着飾っていては、日々の生活の中に心からの楽しさを感じられないでしょう。
関わる人全員に好かれようと、無理をする必要はありません。自分を理解してくれる人や、気にかけてくれる人を大切にするという気持ちがあれば十分です。
あなたが他人の目を気にしてしまうのなら、それは自己肯定感の低さが原因かもしれません。あなたは、ありのままの自分を愛せていますか? 他人と自分を比べ、劣等感を抱くことはありませんか?
あなたという人間はこの世に一人しかいません。自分という一人の人間を愛すのは、豊かな人生を送るためにとても重要なことです。自分を否定するのではなく、肯定する癖をつけましょう。自己肯定感を高めることで自信がつき、他人軸ではなく自分軸で生きられるようになるはずです。
自分にとって魅力的な人を見ると「どうせ私なんて……」と落ち込んでしまいますよね。しかし、どんなに素敵な人でも必ず短所があります。
完璧な人などこの世には存在しません。他人の目を気にしない人は、自分の短所を受け入れています。短所にばかり目を向けるのではなく、長所を伸ばす努力をしましょう。短所を含め、ありのままのあなたを大切にしてくれる人は必ずいます。今のあなたは、そのままでも十分素敵なのです。
今回は、他人の目を気にしてしまう人の特徴や素直な自分で生きるための心構えをご紹介しました。他人の目を気にしすぎる生活は、生きづらさを感じるもの。これをきっかけに、自分自身を見つめ直してみてください。他人軸ではなく、自分軸で生きることにフォーカスしていきましょう。
Written by danon