若い頃、年上の女性と会話をした際「この人おばさんぽいな~」と思った経験はありませんか。年齢を感じさせてしまう無意識の行動は、内面的な意味での“老け見え”に繋がってしまいます。せっかく見た目に気を遣っていても、行動やしぐさで損をするのは非常にもったいないでしょう。
おばさんではなく素敵な年上女性と思われるためには、上品さを身につけるのがカギ。心がけ次第でおばさん行動はやめられるので、心当たりがあるのならぜひ今日から意識してみてください。
どこかガサツで下品な印象を受け、年齢の差を感じさせてしまう……。まず“おばさんぽい”という言葉自体がマイナスイメージですよね。
年齢を重ねると無意識のうちに図々しい言動や、若い世代へ年上特有の独特な接し方をしがちに。それがおばさんっぽさを与えてしまうため、以下の項目に当てはまる数が多い方は要注意!
自分が若い頃「この人、おばさんっぽい」と感じた言動はどのようなものだったかを一度振り返ってみましょう。もしドキッっとしたのなら、あなたは知らず知らずうちにおばさん行動をしているかもしれません。
同い年や年齢が近い人同士で話している時、ついつい「今時の若い子」なんてフレーズを使っていませんか。
さらに「今の子達は本当に〇〇だよね」「私たちの頃はこうじゃなかったのに、今の子は……」と自分たちの世代と比べ、批判するような発言はおばさん感が拭えません。
過去を振り返るのは決しておかしなことはでないでしょう。けれどもわざわざ下の世代と比較して批判する必要性はないですよね。時代が進めば人の在り方が変わるのは当然のことだからです。
変化についていけない姿勢や「自分の世代が一番」と言わんばかりの発言は、おばさんっぽい印象が強いので注意しましょう。寄ってたかって井戸端会議、会話の話題は若い世代への批判…… なんてのは、特にNGです。
歳を取るとやってしまいがちな、下の世代へのタメ口! 会社の部下や店員さんなどに敬語を使わない人は多いですが、若者はそんな大人たちの行動を見ています。
冷静に考えれば気心が知れていない相手に敬語を使うのは当たり前の話。いくら年下と言えどいきなりタメ口を利くのは失礼ですから、図々しく配慮がないのは立派なおばさん的行動です。
特にビジネスシーンでは目下の人間と分かっていても、最初は必ず敬語で接しましょう。タメ口はおばさんらしく思われるだけでなく、相手によっては不快に感じる可能性も高いからです。
今はインターネットやSNSが発達し、昔では考えられないような流行やツールが続々と登場しています。めざましい変化のスピードについていけない人も多いでしょう。
時代の最先端を全て追いかけるのは難しいことですが、かといって受け入れを拒むのもまた問題です。新たなものを受け入れる柔軟性のなさは頭が堅いと見なされ、おばさんぽさを助長させます。
少々複雑なツールも増えていますが、世の中が便利になっているのは事実ですよね。昔のままでいい、と頑なにアップデートしないよりも、受け入れるキャパを広げる方があなた自身も損をせずに済むでしょう。
どうしても年齢を重ねると新たなものを受け入れることに抵抗感を覚えがち。
柔らかい頭を持つのは気持ちが若くいられるコツなので入り口から拒否をせず、一度は触れてみる、最新情報を取り入れるなどの心掛けをすると、“内面のアンチエイジング”にも繋がるでしょう。
細い眉毛に囲み目のアイライン、日焼けした肌、抜きっぱなしのブリーチなどなど。一昔前を彷彿させるメイクやファッションは時代に取り残されている印象が強く、おばさんぽさが拭えません。
先ほどの③と少し内容が被りますが、これも自分自身のアップデートができていないからこそ起こる現象と言えましょう。好きだったファッションやメイクをしていたよりも、確実に年齢を重ねているのです。
何年経っても年相応を意識できず、昔と変わらぬ見た目のままでいるのは良くありません。過去にしがみついているような印象を受け、場合によっては「痛い」と思われてしまいますからね。
無理な若作りよりも年齢と共に落ち着きを得て、今の自分に相応しい格好をすれば、その年齢特有の“美しさ”が出ます。必ずしも昔と同じが絶対にいい! とは限らないのです。
「図々しい動き」とは抽象的な言い方なので、分かりやすく例を挙げますね。
・電車やバスの空席を人をかき分けてでも取る
・順番を守らずに横入り
・許可を取らず人の物を借りる・使う
・個数が決まっているものに対し、余分に要求するetc.
どれもやられたら嫌なことばかりですが、実際にこのようなおばさん行動をしている人は少なくはありません。年齢を重ねると若い頃抱いていた恥じらいが薄れやすく、良くも悪くも堂々と振る舞いがちです。
大人の女性として堂々と振る舞うのは頼もしいことですが、間違った方向に振ればただの図々しくて横柄な人としか見なされないでしょう。
人間は社会に出る以上、常に誰かに見られているもの。他人の目線を多少なりとも気にすることができれば、周囲が顔をしかめるようなおばさん行動には走らずに済むと思います。
おばさんっぽい=ガサツ、下品といったイメージなら、その逆をいけば周囲にプラスの印象を与えやすいです。仕草や発言などちょっとした時に雑な部分が出がちなので、常に上品さを意識すると露骨なおばさん行動が減っていくでしょう。
ただ上品と一口に言われても、あまりピンとこないかも知れないですね。どうすれば品の良さが身につくかというと、まずは「余裕」を持つことです。
心が広く余裕がある大人はせかせかしておらず、前のめりな姿勢ではありません。程よく一歩引き、頭の柔軟性に富む人が余裕のある女性。この要素が揃っていれば多くの人があなたをおばさんぽいとは思わないはず。
発言やしぐさで相手からの見られ方は大きく変わるもの。心がけ次第で好印象を与えることもできますから、下品なおばさん行動を卒業し、素敵な女性にレベルアップしましょう。
Written by たかなし亜妖