お見合いや結婚を考えている時に様々な形でフォローしてくれる人が仲人です。この記事ではそんな仲人の役割やメリット、仲介人への手土産の例を紹介します。お見合いを控えている方、仲人について知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
仲人とはお見合いや結婚式で仲立ちをする人のことです。仲人は人と人をつなぐ大事な架け橋的存在です。
しかし、仲人がどのような人なのか知らない人も多いです。この記事では、仲人の役割やメリットについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
お見合いの時からお世話になる仲人ですが、お見合いが終われば関係は断ち切るという失礼なことがないようにしましょう。仲人がどちらかの親族であるなら、お見合いが終わった後も関係がずっと続きます。
この先も双方の負担にならないようにするにはどのように関わればいいのでしょうか。仲人との関わり方を4つのパターンにわけてご紹介します。
仲人には2つのパターンがあります。1つは会場まで当人と一緒に入るケース、もう1つは仲人は同席せず当人のみで会場に入るケースです。
お見合い相手同士を引き合わせるだけで、仲人自身は同席しないケースの場合、お見合い相手同士のみなのでリラックスして楽しめるという利点があるでしょう。
仲人が同席した場合、見合い者と同じようにお茶をしたり会話をしたりします。慣れない異性との会話に戸惑っている時に会話の間に入り、会話がスムーズにいくように導いてくれます。
30分もするとお互い少しは打ち解けているため、スムーズな会話ができるようになっているでしょう。仲人がそのようなタイミングを見計らって途中退席することもあります。
お見合いをする場所や日程は仲人が調整して決めてくれますが、お見合いの同行・同席はしない場合もあります。
指定された待ち合わせの場所で顔写真を頼りに初めて会って、会場に入り二人だけでお見合いがスタートされます。仲人がいないほうが気が楽になる場合もあり、デートをしている気持ちになれるでしょう。
仲人を立てることは昔からのしきたりで、時代が変わると風習も変わってきます。最近では、そもそも仲人を立てない場合も多いようです。
相談に乗ってもらったり進行してもらったりしたほうがお見合いをする上で不安が和らぐという場合には、仲人を立てると良いですが、必要不可欠というわけではありません。
先述のとおり、相談者がお見合いをどう進めていいのかわからない時などに、間に入って進行してくれる人のことを仲人と言います。
お見合いの場を取りもってくれる仲人ですが、他に期待する役割とはいったいどのようなことがあるのでしょうか。ここからは、仲人の7つの役割をご紹介します。
交際したい相手とどうやって出会うのかがわからないと悩む人もいます。自分一人の力では限界があると思い込んで諦めてしまう人もいるのではないでしょうか。そのような際に、仲人はお見合い相手の紹介を行ってくれます。
まずは自分の理想やタイプを仲人に伝えるところから始めましょう。相性の合う相手を紹介してくれます。お見合い相手の紹介をしてくれますが、もちろん最終的に相手を選ぶのは自分です。
仲人は、お見合いが無事に成功するように相談者へアドバイスをしてくれます。例えば、姿勢や身なり、自己紹介の仕方などについて教えてくれるでしょう。客観的な視点からみてくれる仲人のアドバイスには、しっかり耳を傾けることをおすすめします。
お見合いの日程や場所の調整も仲人の役割です。あらかじめお見合いする日時や場所の候補を決めて、仲人に伝えておきましょう。
お見合いは旅館やホテルなどで行うことが多く、旅館やホテル側との交渉も仲人がしてくれます。ただ、季節によってイベントごとなどがある場合、希望したお見合い場所が用意できない場合もあるので注意しましょう。
また、お見合い後にお茶をする場所も決めておくといいでしょう。
お見合いをどのように進行していけばいいか分からない、初めての場所に行くので不安という場合もあるでしょう。こういった場合には、お見合い当日に仲人が立ち会ってくれます。仲人という第三者が一緒にいることで、少し気持ちがほぐれることが多いです。
お見合いが終われば今後もお付き合いを続けるのかどうか、相手側へ返事をしなければなりません。その際に仲人が双方の気持ちを聞いて伝達してくれます。
お見合いをしたからといって必ず今後付き合わなければいけないというわけではありません。相性があまり合わなかったら断って他の人とお見合いをするのでもいいですし、相性が合えば次のデートをするというのもいいでしょう。
相手に気持ちを伝えるには遅くとも1週間が限度です。1週間を超えてしまうと迷惑になってしまいますので早めに連絡するようにしましょう。
もしお見合いをしてみて相性が合わなければ断ってもかまいません。ただ、どう断ればいいのか相手の対応がわからない場合があるでしょう。
その場合、仲人に相談してみましょう。仲人はお見合いをサポートしてくれる存在ですので、相手を断りたい、困ったことやわからないことがあるなど、何かあればまずは仲人に相談しましょう。
交際したあるいは結婚したからといって仲人の仕事が終わりというわけではありません。お見合いの相談に訪れた人はお見合いが成功した後の交際中や結婚後も何かと不安がつきものです。そのような不安が少しでも軽減するように、仲人はフォローしてくれます。
お見合いによって交際や結婚が成功したから仲人の利用はできないのかと考える人もいるでしょう。ですが、交際や結婚が成功した後も相談所を利用する権利はあります。アフターフォローが必要な場合は、しっかりと相談しましょう。
お見合い相手がい二人だけで会うのは気軽ですが、緊張も大きいのではないでしょうか。初めてお見合いをするのであれば、仲人が一緒にいてくれるほうが安心できる場合が多いです。
ここからは、お見合いに仲人が同席するメリットを5つ紹介します。仲人を立てるか迷っている人は、これらのメリットを知った上で検討してみましょう。
初めての場所で初めての人と会うのは不安や緊張などがあります。お見合いは正式な場ですので一人となると初めての場所に行くだけで疲れてしまうでしょう。そんな時に仲人がいることで少し不安や緊張が和らぎます。
仲人は相談している時から一緒にいるため、お見合いに同席してくれるだけで安心できるでしょう。
異性と初めて会話をすると話が途切れてしまう場合があります。元々話をすることが好きな人ならその心配はありませんが、お見合いしている人同士がシャイだった場合、気まずい空気が流れる可能性があります。
そのような際に仲人が会話をつなげるようサポートしてくれます。会話が続くか不安がある人は、仲人を立てるといいでしょう。
失敗は誰にでも起こることです。お見合いの席で失言をしてしまう場合もあるでしょう。お見合い当事者にミスや失言があった時に、仲人はその人の心に寄り添ってフォローしてくれます。
仲人は、お見合いが終わった後にも、相手はどのような人だったのか、次に会う時にはこのような話が合うなど、相手に合わせた助言をしてくれます。お見合い相手同士が気づいたこと以外のことも教えてくれ、次に活かせるようなサポートをしてくれるでしょう。
相手に自分のことをうまく話せるかわからないと言う人は多いです。そのような場合は、仲人に同席してもらって、感じたこと、思ったことをアドバイスしてもらうといいでしょう。第三者がいることで今まで見えてこなかった部分もはっきりと見えるようになります。
アドバイスを参考にしてそれをまとめることで自信がつきます。その後のお見合いの場で、自信をもって相手に伝えられるでしょう。
仲人を立ててお見合いをした場合、段取りの時からたくさんお世話になってきたため、お礼をするようにしましょう。ただ、仲人にお礼をするのは何がいいのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
仲人へのお礼は手土産または御礼がいいでしょう。前もって様々な準備をしてくれていたので、自分から手土産をもって挨拶に伺うのが礼儀です。また、御礼を渡す場合は水引きの付いたご祝儀袋を使って渡しましょう。
お見合いが終わった後、仲人を務めてくれた人にお礼の挨拶に行きましょう。結果がどうであれ、これまで仲人が務めてくれたことに感謝の意を表す必要があります。
結果がうまくいかなかった時は、また仲人にお世話になる可能性があります。今後関わることも考えて、仲人への挨拶はなるべく早めに行うようにしましょう。
お見合いが終わった後のお礼で、手土産を持っていく場合、手土産は何にするのがいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。ここからは、仲人への手土産の例を6つ紹介します。これらを参考にして、仲人の好みも考えながら、手土産を選んでみてください。
手土産と言えば洋菓子と思いつく人もいるのではないでしょうか。洋菓子はお土産でも定番になっているため選びやすい品物です。
ですが、洋菓子で注意したいことは賞味期限がいつかということです。あまりにも賞味期限が迫っているものは控えるようにしましょう。
手土産に飲料を渡すのもおすすめです。健康志向の方も増えているため野菜ジュースやフルーツジュースなどが人気です。お酒は人によって好き嫌いがありますので、好みを理解したうえで贈ってあげると喜ばれるでしょう。
ギフトの一つとして人気が高いのがバスグッズです。食料品以外をギフトとして考えている方におすすめです。入浴剤や石鹸は消耗品なので、すでに家にあったとしても困らないでしょう。
入浴剤は色々な香りがあるため、人によっては苦手な香りである可能性がありますので気をつけましょう。
ギフトとしてよく使われるのがタオル類です。タオルは日々使用するものですが、自分で高価なタオルやハンカチを買う機会は少なく、高価なタオル類をもらうと嬉しいものです。
また、タオルは1つや2つで渡すのではなく、セットにして手土産として渡すと喜ばれます。
食器もギフトとしてよく選ばれる品物です。お菓子ばかりを贈っている人は少し変化をつけるためにも食器に変えてみるのもいいでしょう。高級な食器なら自分で買うことも少ないですし、もともと家にある食器と被ることも避けられるでしょう。
ティーセットを贈ることもおすすめです、少し休憩するためにお茶をすることもあります。おしゃれなティーセットでお茶をすると気分転換になるため、喜んでもらえるでしょう。
結婚式の引き出物にもよく選ばれる、カタログギフトもおすすめです。自分で好きなものを選べるというのが嬉しいようです。相手が選んだ手土産も十分気持ちがこもっていて嬉しいものですが、欲しいものを自分で選べるという利点がカタログギフトにはあります。何を渡すか迷って選べない場合にも、カタログギフトがいいでしょう。
仲人には先述のようなメリットがあり、お見合いが成功するようにサポート受けるため、仲人に同席してもらう場合があります。
しかしお見合いの場であっても仲人に同席してほしくない人もいます。せっかくの二人の場なのに邪魔されたくないと感じている人もいるようです。時と場合によりますが、今回は同席してほしくないケースを5つご紹介します。
年齢が近いと話しやすいという人も中にはいます。ですが、出会いが欲しくて相談にきているのであって、話をただ聴いてもらうために来ているのではありません。年齢が近いと確かに話しやすい傾向にありますが、友達関係になってしまう可能性があるため、注意が必要です。
一人の仲人に対して相談に来る人が多いと仲人に休みがありません。元々は一人一人に寄り添うことをモットーにしていた仲人であっても、相談に来る人が多いと業務でいっぱいになってしまいます。
仲人が忙しくしていると相談したいことがあるのに相談できないという事態に陥る可能性があります。
仲人が高齢の人の場合もあるでしょう。高齢の仲人だからといって緊張する必要はなく、困っている時は隣から助け舟を出してくれます。ただ、お見合い当事者と年齢が離れすぎている場合、共通の話題がわからないなど、会話がかみ合わないこともあります。
どこに行くにしても常に一緒に行動して、過保護になりすぎる仲人のことです。自分がしてあげなくてはと思うため何をするにも口出しをしてしまいます。お見合いの成功や結婚の成功は自分にかかっていると思い込んでいる場合もあります。
アドバイスをもらえるのはありがたいことで、次のお見合いの参考になります。ですが、さすがに出すぎてしまうと相談者は窮屈になってしまうでしょう。
自分のためを思って言ってくれていると思うけれど、どこか説教されている口調に聞こえてしまうという人もいます。相談に乗って欲しかったり、アドバイスをもらいたいだけなのに口調が説教じみた感じになると、相談したくても相談できなくなってしまうことがあるでしょう。
仲人の様子を伺いながらお見合いを進める形になってしまい、お見合いもうまくいかなくなってしまう恐れがあります。
仲人にも種類があり、仲人型結婚相談所という場所があります。こちらは規模が小さいためより綿密に一人一人に寄り添って相談に乗ってくれる傾向あります。初めて結婚相談所を訪れた人にもわかりやすく丁寧に教えてくれるでしょう。
相手への連絡は一回相談所を通すため、負担が軽減されます。交際を断りづらいという場合でも、相談員が間に入ってくれるので安心できます。
仲人の役割やメリット、挨拶のマナーなどについて解説しました。素敵な人と出会う前にまずは仲人と相談する必要があります。仲人と良好な関係を築き、お見合いの成功率を上げましょう。
仲人とよりよい関係を築くためには話し合いを重ねることが大切です。仲人と話し合うことで、自分自身や相手のことを少しでも理解することができます。お見合いを成功するためにまずは仲人との仲を深めましょう。
Written by KOIGAKU