学生であっても、社会人であっても、生きていく上で人と関わることを避けて通ることはできません。「人間関係って面倒だな、ストレスだな」と思う人も多いでしょう。しかし、その人間関係から多くの学びがあります。
今回は、みなさんのエピソードをもとに「人間関係で学んだこと」をご紹介します。
「動物園などに行く時は必ずお弁当をこしらえたり、休みの日を合わせたりと彼氏中心に動いていました。裏を返せば嫌われたくないという不安から自分を良く見せようとしていただけでした。5年以上付き合った人とも結婚できず。その彼に言われたのは自由でいたいと。自分の気持ちを押し殺してきたのに結果は散々で落ちるとこまで落ちました。尽くすこと=好かれるではなく、自分らしくいることが好かれる一番の近道だと学びました。」(女性/30代/パート)
「昔ある人とお付き合いさせてもらっていた。その人は自分に友達やご両親を紹介してくれて、自分もその人に自分の友人と両親を紹介した。ほぼ毎晩電話をして、24時間ずっといるような生活を一年ほどしていましたが、一年後、本当に話す話題がなくなり、別れました。お互いの人生に干渉しすぎると、話す話題がなくなるんです。」(男性/20歳未満/飲食)
「遠距離で別れるのはしようがないと思いました。会いに行くと言っていたけど一度も私のところには来ませんでした。環境が変われば心も変わります。付き合う人も変わります。」(女性/30代/自営業)
恋愛には正解がないので、沢山悩み苦しいことが多いですよね。その中でも、エピソードにあったように「自分を無理に変えないこと」そして「相手も変えさせようとしないこと」が良好な関係を作るのには一番大切かもしれません。お互いがありのままの自分でいられる相手を選ぶべきでしょう。
「結婚して子供を産んだ時に、旦那のことを理不尽に責めていました。旦那がきつく言ってくれたから良かったが、そのままだったら自分はとても横暴な人間になっていたと思います。親しき中にも礼儀ありという言葉を胸に刻みました。」(女性/20代/主婦)
「若いときは、結婚相手は経済力はなくてもなんとかなると思っていたけど、いざ結婚して経済力がないことで、ほんとに何をするにも経済の問題でつまずいた苦労を経験しています。経済力があればあるほど、生活にゆとりが生まれ、余裕のある暮らしができるんだなと思っています。」(女性/20代/主婦)
「子供が産まれて、育児や家事を夫婦は一緒にするのが当たり前だと思っていたけど旦那の感覚では自分は補助だから言われなければ何もしないとそもそもの考え方が違ったのできちんと口に出して話をすることが大事だと思いました。」(女性/20代/主婦)
結婚生活は二人で協力し、お互い思いあわないとうまくいきません。「言わなくてもわかるでしょ。」と思うこともあるかもしれませんが、やはり自分の気持ちを伝えてコミュニケーションをとることは大切です。
「私はアパレル関係で働いていた時期がありましたが、毎日人の事でこんなに悩む事があるのかという風に感じて過ごしていました。世代によって伝える難しさを1番学んだ気がします。同じ内容でも受け取り手の解釈によって全然違うので、学生にはプロセスからしっかり伝えて最終的に結論を伝える方がその当初は効果的でした。上司にはまず結果から。そしてなぜこうなったのかを紐解くのが伝える際に意識してました。」(女性/20代/会社員)
「会社で陰口や言葉の暴力を3年間受け続けて爆発してしまった。色んなパワハラに耐え続けてしまったそれを耐えることには何の意味もないことだと感じました。環境を変えることが一番の近道だなと思いました。これからは行動していこうと思いました。」(男性/20代/会社員)
「よく内緒話をする機会があるかと思います。しかし、『誰にも言わないでね』と、いくら仲が良い友人と話しても、数日後には周りに広まっているので、本当にバレたくないことは自分の中に秘めている方がいいのだと学びました。」(女性/20代/派遣社員)
「友達に対してデリカシーのない発言をしてしまったことがあり、少し気まずい時がありました。それから自分で考えてから発言するようにしています。場の空気を読むということを学生生活という小さなコミュニティで学びました。」(男性/20歳未満/学生)
日々生活していると「人間関係面倒だな……」と思ってしまうことは多々ありますよね。しかし、その面倒な人間関係から学ぶことがたくさんあります。
面倒くささやトラブルに悲観的にならず、そこから学ぼうという姿勢が大切でしょう。
Written by KOIGAKU