気遣いはビジネスシーンで良い効果につながります。実は、仕事ができる人は何気なく気遣いをしていることが多いんです!
今回は実際にあった気遣いエピソードと、シーン別気遣いの例文をご紹介します。
「私が残業していると、必ず『大丈夫ですか? 何かお手伝いしますよ!』と気遣ってくれる同僚がいます。自分も疲れているはずなのに、周囲に気を配れる人は素敵だなと思いました。」(女性/32歳/会社員)
「部署が変わったあと、以前の上司からたまに体調や仕事を気遣う連絡を頂けます。仕事とは直接関係のないことなのに、気にかけてくださっていることが嬉しいです。」(女性/21歳/アルバイト)
「激務で疲れきっていた私達を、上司が飲みに誘ってくれた。遅くまで愚痴にも付き合ってくれ、働き方についてもアドバイスをくれた。まだ新卒2年目だったため、そのアドバイスがとても貴重でその後の仕事に役立った。そんな上司になりたいと強く思った。」(女性/28歳/会社員)
「取引相手の方で書類と共に感謝の言葉を書いた手紙を送ってくれた方がいました。とっても気遣いができる心温かい方だなと感動して、今でもその手紙は大切にデスクの引き出しにいれています。中々会えない方ですが、直筆のメッセージを見るとより感動して、相手ともさらに信頼関係が深まった気がします。」(女性/27歳/会社員)
相手からされた気遣いは強く印象に残りますよね。そんなに労力をかけなくても、気遣いする側される側どちらも気持ちよく仕事ができ、さらに仕事の効率が上がったり良い関係性を築くこともできます。
気遣う言葉をかけると、相手は「いい人だな、話しやすいな」と好印象を持ってくれます。
警戒心がなくなったり、相手との距離が縮まることで、仕事の話もスムーズに進めることができます。
会議などでも発言しやすい雰囲気づくりができ、周囲に良い影響を与えることができます。
優しくされると優しく接したくなるし、反対にキツイ言われ方をされるとこちらも似たような態度になってしまいがちです。
普段から相手を気遣っていると、相手からも気遣いの言葉をもらうことが増えます。職場でのストレスが減り、仕事がしやすくなります。
相手に頼む時は申し訳なさそうにするよりも、普段の感謝を添えることをお勧めします。
(例)
「この依頼をお願いします。〇〇さんはいつも仕事が早くて助かっています。」
感謝の気持ちを添えられると、相手も快く依頼を受けてくれますし、お互い気持ちよく仕事ができます。
複数名参加している会議の時は、発言を促すような気遣いをおすすめします。
(例)
「〇〇について、皆さんにご意見を伺いたいのですが、お一人ずつ聞かせていただけますか? まずは〇〇さんからお願いします。」
発言しづらい雰囲気だと意見が少なく、話が先に進まないことがよくあると思いますが、一人ずつの発言時間を確保してあげることで、意見が出しやすくなります。
社内、社外へメールを送る歳に、要件だけではなく相手を労う言葉や感謝の言葉を添えると信頼関係を築きやすくなります。
(例)
「季節の変わり目ですので、体調にお気をつけください。」
「日頃から丁寧にご対応いただきありがとうございます。」
(文末などに一文を添える。)
メールの文章はつい冷たく感じがちですが、一文添えるだけで印象が大きく変わります。
気遣いエピソードでもありましたが、退勤する時はまだ仕事をしている同僚や上司へ一言気遣いの言葉をかけてみましょう。
(例)
「今日の仕事がすべて終わったのですが、他に私が何かお手伝いできることはありますか?」
まだ仕事をしている人がいて帰りにくい雰囲気がある時に気遣いの言葉をかけると帰りやすい雰囲気をつくりやすくなります。
「じゃあコレお願い」と依頼されることもありますが、反対に自分が残業しているときは助けてくれることもあります。
リモートワークになると、とたんにコミュニケーション量が減ってしまいます。メッセージを送る時に何気なく要件以外の内容も添えてみましょう。
(例)
「〇〇についてお願いします。そういえば、緊張するって言っていたプレゼン発表、堂々としていてよかったよ。」
リモートワークでも、自分の仕事をちゃんと見てくれる人がいると思うと、うれしくなりますよね。
たった一言気遣いの言葉を添えるだけで、相手からの印象が大きく変わります。ビジネスシーンだけではなく、プライベートでも使えるテクニックなのでぜひ参考にしてみてください。
気遣いを習慣化して、周囲と良い信頼関係築いてくださいね。
Written by KOIGAKU