現在、日本の成人男女の婚姻率は低下の一途をたどり続けています。理由は様々です。いい相手がいない。結婚するほどの資金的余裕がない。結婚を急かされることもなくなった、などなど。
本来結婚って、どうしてもしなきゃいけないものでもありませんでしたので、こういう不景気の時代になったことで、結婚の重圧から脱却できたということは言えるかもしれませんね。
しかし、筆者も未婚の男性。周囲を見渡してみると、アラフォー、アラフィフになっても結婚願望を消し切れていない同性はよく見かけるところです。
それらの中には、40代で実家暮らしの男性という、一見すると「この人と結婚するメリットとは?」と思いたくなる連中もいます。
今回は、この40代実家暮らし男性との結婚、恋愛をする意味についてスポットを当ててみたいと思うのです……。
率直に書くと、筆者の知る限りの40代未婚実家暮らし男性の大半は、男性的な魅力を持ち合わせていないことが多いものです。
一人暮らしの願望もないままおっさんになり、そのまま実家暮らしで両親と一緒に飯を食べ、何なら飯も作ってもらい、布団は定期的に母親に干してもらって、酷い場合には衣服すら親に買ってきてもらう。こういう40代男性は実在します。
筆者は現在35歳ですが、同級生のIくんは3人兄弟の末っ子。そしてこの三人がみな、現在も実家暮らしという地獄みたいな状況に身を置いているわけですが、当然こういうことになっちゃってる男性って、イケメンでもなく、社会性が高いわけでもありません。
実家以外に居場所がないので実家暮らし。そういう40代男性は、かなり多いものです。みんなね、鼻毛も出ててね。子供の頃から同じ理髪店でダサい髪型にさせられてね。ちょっと恐ろしいレベルで、女性と縁のない人生を歩んでいるんです。
そんな男性と恋愛ができますか? 結婚ができますか? できるとして、何でそこまで我慢しなきゃならないのかって話ですよね。でもそういう男性が大勢いるのが、現代社会なのです。
では、40代実家暮らし男性と恋愛をするメリット。結婚をするメリットってものに、今度は注目していきましょう。ハッキリ書いてしまうと、デメリットばかりです。無理に仲良くしても、ロクなことはありません。
でも数少ないながらも、メリット自体はあります。例えば実家が大きい場合、両親が資産家であったりする可能性はありますよね。
つまり玉の輿を狙える可能性は、ないわけではありません。ただ当人に生産性がない無駄飯食らいなので、そんなのと一緒になって果たして幸せなのかという話ですけども。
また、もう1つのメリットとしては、決してイケメンがいないわけでもないという点ですね。中には物凄いイケメンだけど社会性が培われることなく、40代になっても実家暮らしというケースもあります。そういう40代男性をゲットできれば、ある程度のメリットを手にしたと考えることはできるでしょう。
まあこれは本当にレアケースなのですが……。つまり現実的ではないということです。実際の40代実家暮らし男性なんて、収入はさておきルックスに関しては「ああ……」と言いたくなるような輩ばかりです。
そもそも40代の実家暮らし男性なんて、様々な事柄に意欲を見せることなく年齢を重ねただけ。
そりゃあ実家暮らしの方が一人暮らしよりは金銭的には浮くものですが、だからと言ってずっと子供部屋で過ごすなんて、ちょっと理解できないところ。
おじさんになってまで子供部屋に居座っているというのは、どうにも理解できないですし、彼らはそれを普通とみなしているわけですから、仮にそんな男性と仲良くなっても、色々と話が通じないことは間違いないでしょう。
実家暮らしなんて、普通の男性は20代前半までで脱却したくなるものです。ただし、両親の介護が必要になって実家に戻ってきたという男性はその限りではありません。
むしろ親孝行な息子さんです。でもまあ、恋愛や結婚の対象にはしない方がいいでしょう。
Written by 松本 ミゾレ