【ラブホスタッフの上野さん】3ヶ月前に出会った人と毎週のようにデートをして曖昧な関係が続いています

「付き合ってほしい。」とは言われていないものの、ハグやキスをしたり、体の関係もあります。一緒にいて楽しいのですが、付き合っているのか分からない曖昧な関係にモヤモヤします。なぜ彼は告白をしてくれないのでしょうか。私が「私たち付き合ってるよね?」と確認をするべきでしょうか。(23歳/美容師)

【回答】

【回答】

ご質問誠に有難う御座います。

以前、とある男性からこのようなご質問を頂いたことが御座います。

「私はとあるお店(キャバクラ)で毎月一人の女の子に15万円くらいお金を使っています。そんなに人気のない子なので、多分私が1番だと思います。それなのに彼女は付き合ってくれませんし、アフター(※お店が終わった後に店外でデートをすること)もなかなか来てくれません。どうしてですか?」

このご質問を見て、ご質問者様はどう感じられますか?

「毎月15万円も使っているのに付き合ってくれないのは酷い!」と思うかも知れませんし「この男は何を言ってんだ?」と思われるかも知れません。

どちらの感想を抱かれたかは分かりませんが、そのキャバ嬢がこの男性とアフターすらしない理由は極めて簡単で御座います。その男性とデートしたところで、その女性には何もメリットがないからで御座います。

フランスのデモは戦略的には正しい

一般的な会社員の男性が一ヶ月にキャバクラに使えるお金としては、15万円は限界ギリギリの値でしょう。もちろんこの男性が年収1000万円オーバーのエリートサラリーマンであれば話は違いますが、平均的なサラリーマンであれば毎月15万円という金額はかなりギリギリの値で御座います。

手取りが30万円あったとしても残りは15万円。家賃や光熱費などの必須出費を支払ったら、ほとんどお金は残りません。つまり、女性が男性とデートをしたところでこれ以上の売上は望めないのです。男性がアコムにでも走れば話は別ですが、そんなのは闇金ウシジマくんルート。

2~3ヶ月は持つかも知れませんが、その後は男性が破綻して売り上げが0になってしまうことでしょう。それならば15万円を維持して細く長く搾り取った方が女性にとっては得。つまり女性目線では15万円以上の支払いを男性に望んではないのです。

また、デートをしないことを男性が不満に思い「もう違う子を指名する!」となったら、その場合でもその女性の売上は0になってしまいます。ですが先程の男性のご質問文を読む限り、男性はデートをしていないのに15万円を維持しているのです。

つまりデートをしなくても女性の売上は下がりません。デートをしても売り上げが上がらず、デートをしなくとも売り上げが下がらない。飴も鞭もないのです。そんな状況でデートをしたらそっちの方が異常ですらあると言えるでしょう。

フランスのデモは戦略的には正しい

この記事を書いている時にちょうどフランスのデモが話題になっていましたが、犯罪かどうかはともかく、政府の行動を変えさえる為の戦略としては、あのデモは非常に理にかなった行動で御座います。あれは政府(および国民)に迷惑をかけるという鞭の戦略。「俺たちの要求を聞かなければ、鞭で殴り続けるぞ!」という脅しなのです。

善し悪しはともかくとして、フランスのデモはいつだって非常に効率的に鞭を活用しているのです。例えば、フランスの航空会社がストライキをするのは大抵観光シーズン。会社が最も儲かる時期にストライキをするのです。100万円儲かる日よりも、1億円儲かる日にストライキをした方が航空会社には甚大なダメージを与えることが出来るのは言うまでもありません。

自分の要求を通す為には、「飴」か「鞭」のどちらかの戦略を取らなくてはならないのです。

告白することで彼氏に何のメリットがあるのか?

告白することで彼氏に何のメリットがあるのか?

それでは今回のご質問に戻りましょう。

単刀直入にお伺いさせて頂きますが、彼氏様はご質問者様に告白をして一体どのようなメリットがあるのでしょうか?

ご質問者様にメリットがあるのは分かります。角度を変えて、もう一度ご質問をさせて頂きましょう。彼氏様はご質問者様に告白をしないことで、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

ご質問者様にデメリットがあるのは分かります。ですが彼氏様には一体どのようなデメリットがあるのでしょうか? そしてもしその両方が無かったとしたら、彼氏様は一体どうしてご質問者様に告白をするのでしょうか?

ご質問者様のことを強く責める気は全く御座いませんが、飴も鞭もない状況では人間は行動を起こさないということをご理解いただければ幸いです。

「体の関係もあるのにどうして告白しないのでしょうか?」というご質問を頂くことは非常に、失礼を承知で言えば「一線を越えた相手に何でわざわざ告白するのだ」

Written by ラブホスタッフ 上野

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