言い切ってもいいのだけど、彼は「家デート」と聞くと「やった! 今日はヤレる!」と超喜びます。
誤解しないでいただきたいのですが、これは彼があなたのカラダだけが目的で付き合っていることを意味しません。あなたのカラダも心も、両方とも好きなのです。「だから」ヤレると思ってワクワクするのです。
さて、そんな「ヤリ放題」な家デートですが、じつは家デートって結婚生活の予行演習みたいな要素も持っています。だから彼は家デートのとき、結婚を意識します。それは具体的にどういう瞬間なのか、今回は一緒にみていきたいと思います。
彼と一緒にお風呂に入っている最中は、ふたりでキャッキャしてきっと楽しいことでしょう。あんなことやこんなことをして、さて、彼が「おれ先に出るわ」と言います。
話はここからです。
彼がお風呂を出た後、30分経っても40分経ってもお風呂から出てこない女子っていますよね。毛を剃ったり抜いたり、なんやかんやして、髪を乾かして……そのあいだ、彼は待ちぼうけを食らいます。
でもその時、彼は「超絶暇だなあ」と哀しい気持ちにはなっていません。「彼女と結婚したら、きっと毎晩こんな感じで、おれが先に風呂からあがって、ひとりで彼女が出てくるのを待つ時間が生まれるんだ」と思います。
この「ひとりで彼女を待つ時間」は、彼にとって生まれて初めての経験です。だから彼は新鮮に思うのです。つまり「こういう待ち時間を持てる結婚生活って、いいな」と思うのです。
が、1年も2年も同じように待ちぼうけを食らっていると、そのうちめんどくさくなってくるんだけどね。
家デートでエッチしたあと、ベッドのシーツを変える女子っていますよね。彼はシーツを変える彼女の姿を見ながら、「結婚しても、きっと彼女はベッドのシーツを交換してくれるだろう。なんか家庭的でいいなあ」と思うのでした。
がしかし、よく言われるように「妻は家政婦ではない」のだから、結婚したら彼に交換させるといいです。
今の彼は、シーツを交換する彼女に「母親的なもの」を見ているだけなのです。結婚したら「母親的なもの」もなにもなく、ふたりで協力しあって生活を維持していくしかないのだから。
アレンジパターンとして、彼女の手作り料理を一緒に食べる時、みたいな家庭的な事例があるのだけど、この場合は、「少ない種類の食器や食材」を「うまく使い回しつつ」といった注釈が必要です。
最初から裕福なことをやっていたのでは、彼は結婚を意識しないんですよね。男ってそういうものです。最初は裕福じゃないほうが、結婚を強く意識するのです。
最後に、彼女の部屋に来たらいつでも結婚を意識するという、少々貴重な男子のご意見を紹介しておきます。
男子にとって、女子の部屋ほど特別なものはないのです。なぜなら高校生の時に、普通に女子の部屋に遊びに行ったことのある男子は少ないから。
だから大学生や社会人になったとき、彼女のおうちで家デートするとなったら、彼はすごくドキドキします。「家デート! やった! これまでの人生で見たことのない女子の部屋に入れるんだ!」と思うのです(ただし妹や姉がいない男子に限る)
女子の部屋がどれほど彼にとって特別なものなのかといえば、例えばあなたにとってキャビアやふかひれが特別であるくらい特別なのです。
その「特別さ」に彼はドキドキしてしまって、「彼女と結婚したいな」と思います。
家デートというだけで、彼はあなたと結婚したいと思う……ある意味、こんな特別なことって、ちょっと他にないと思いませんか?
Written by ひとみしょう