恋人同士になる前は毎日LINE(ライン)をくれたし、こちらから送ればすぐに既読になったのに……付き合い始めた途端にLINEが来なくなり、既読スルーも当たり前になった彼氏。
一体どんな本音を抱えて、何を考えているんでしょうか?
多くの男性にとって、恋愛のゴールは交際できることなのかもしれません。けれど女性にとっては、彼氏・彼女の関係になってからが恋愛であり、「本番」なのでしょう。
その為、好きな女性を自分のものにした時点で、ほとんどの男性は頑張らなくなります。特に用事もないのにマメにLINEをすることは、「もう必要ないだろう」と見なされてしまうんです。
女性からすれば、「せっかく付き合えたのに、怠けないでほしい!」と苛立つはず。でも、マメに連絡してこないということは、それだけ彼氏が安心しているという証拠なんです。
男性は恋人に対して安心や癒しを求めますから、LINEが来ないほど、彼に理想的な彼女だと思われているのでしょう。
恋人同士になれば週に一度、あるいは少なくとも月に一度は顔を合わせるはず。その為男性は、何か用があればその時に話せばいいと考えてしまうようです。
急用でもない限り、「今LINEでわざわざ言うことでもない」と、メッセージを送るのを控えてしまうんですね。
ほとんどの男性にとってLINEは連絡ツールですが、女性にとってはコミュニケーションツールだといえます。女性は用事がなくても何か送ってほしいし、彼氏とは常に繋がっていたいはず。
そんな価値観の違いが、女性たちの「連絡してこない彼って何なの?」という苛立ちになるんです。男性の中には「会って口頭で話したいから、あえてLINEは使わない」という、良かれと思ってのことと考える人もいるかもしれません。
男性は20代後半~30代にもなれば、仕事が忙しくなってきます。管理職に就いたり、責任の重い業務を任されたりして、単純に「恋愛にかける時間<仕事に費やす時間」となっていくでしょう。
その為、交際がスタートするまでは何とかマメにLINEしていたとしても、その頻度は彼氏にとって、なかなかキツイものだったのかもしれません。
交際後に「もう無理をしなくていい」と安心して通常モードに戻るのですが、それは女性からすれば不安を抱くほどに少ない頻度だったり……。
仕事が忙しい彼氏の場合、通常モードがどれくらいなのかは聞いておいた方が良さそうです。
男性は女性よりも早く、交際後に一人の寂しさを感じにくくなるようです。
「恋人として付き合っているのだから……」と、離れていても不安より信頼の方を強く感じるのでしょう。女性のように、一人でいることに居たたまれなくなって思わずLINEする、という人は少ないといえます。
LINEでの連絡頻度については男女によって違いますし、人によってもだいぶ変わってきます。その為、少しでも違和感を覚えたら「そもそもどのくらいのペースでLINEするの?」と、彼氏に聞いてみると良いかもしれません。
その答え次第で、彼が怠慢から連絡してこないのか、あるいはそれが通常モードなのかが分かるはずです。
Written by 沙木貴咲