「彼氏がフリーターだから、結婚について悩んでいる。彼氏の仕事や収入が安定していないので、結婚に踏ん切りがつかない。でも、彼氏のことは大好きだし、そのうちいい仕事も見つかるかもしれない。……ちょっぴり不安なだけ」という人へ。
フリーター彼氏との結婚をリアルに考えてみました。
結婚する相手が正社員でボーナスも年に2回支給される。そういう男性と結婚すれば将来は絶対に安泰でしょうか?
そんなことないですよね。今の時代どんな大企業でも倒産することはありますし、正社員と言えどクビになってしまうこともあります。
フリーターの人はフットワークが軽い分、色々な仕事を経験していますし、その経験を活かして就職先を見つけることもできるでしょう。
年金や保険に関しても、毎月支払える能力さえあれば、正社員だろうとフリーターであろうと何も変わりません。
フリーターの彼氏と結婚するとなると、どうしても不安なのが「お金」ですよね。「もしかしたら結婚式もできないし、新婚旅行も行けないかもしれないし、子供のことも考えると……」
でもね、お金があんまりなくても意外と何とかなるんですよ。
結婚式は盛大にやろうとしたら費用がとんでもない額になります。
しかし最近では、金銭的余裕のないカップルの為の、家族や親しい友人含めた10人程度の「プライベート婚」というのが人気なようです。
プライベート婚の費用は、安いところで7万円〜。内訳にはタキシード・ドレス・メイク・写真撮影など、式に必要なものは揃っています。
10人程度の小規模であれば、大体20万円もあれば式をあげることができるようなので、フリーター彼氏とでも結婚式はできそうじゃありませんか?
新婚旅行はお金が凄くかかる。確かに行き先やプランによってはかなりのお金が必要でしょう。
しかし、航空券(旅費とホテル代/4泊)のみの格安ツアーであれば、台湾・韓国なら1万円〜3万円、グアムなら4万円くらいあれば行けてしまうようです。
妊娠から出産までにかかる費用は高額です。
・入院料(6日間)/8万円~14万円
・分娩料/23万円~27万円
・新生児管理保育料/4万5,000円~5万5,000円
・検査、薬剤料/3,000円~1万3,000円
・処置、手当料/1万2,000円~3万5,000円
・産科医療補償制度/1万5,000円~1万6,000円
・その他諸経費/2万5,000円~2万8,000円
あなたが妊娠して働くことができなくなれば、フリーター彼氏の収入に頼ることになるので何かと不安でしょう。
ですが、国の助成制度(出産手当金)を申請したり、社会保険の完備されたところであなたが働いていれば、育児休暇給付金というのが支給されるので、自己負担する額はそこまで大きくありません。
今の日本は妊婦健診の助成制度や出産手当時金の給付など、子供を安心して生むことができる制度が整っています。
どんなに愛し合っている二人が結婚しても、離婚してしまうケースはたくさんあります。そして離婚の原因でダントツなのが「旦那の浮気」です。
考えてもみてください。結婚する彼氏が正社員で懐もリッチであれば、「会社の付き合い」と称して夜の街へ繰り出すことは多くなるでしょう。
同僚に女性が多ければちょっとしたきっかけで浮気に発展してしまうこともあるし、飲み屋のお姉ちゃんとデキてしまうこともあります。
その点フリーターの彼氏はどうでしょう。生活の支払いでカツカツなので遊びに行く余裕がありません。当然、夜の付き合いもほとんどないでしょう。
お金の無い男性は結婚においてマイナスなことですが、結婚生活においては軍配があがるのではないでしょうか。
結婚したい彼氏が“どうしてフリーターなのか”をきちんと把握できていますか?
何かやりたい夢があり、その為にフリーターを選んでいる。夢を実現させる為にフリーターを選んでいるのであれば、パートナーであるあなたが支えになってあげるのもいいでしょう。
ですが、なまけ癖が多くてすぐに仕事を辞めたり、その時の気分で働くところを選んでしまう彼は正直将来に不安が残ります。そういう時は二人の将来を見越した話を真剣に話し合ってみるべきですね。
「フリーター彼氏だから結婚後のお金が心配……」と思っていても、結婚してしまえば何とかなるものです。フリーターだから結婚できない、将来安泰じゃない、という考えは間違いでもないですが、正解でもないような気がします。
フリーター彼氏との結婚で悩んでいる女性がこの記事を読んだことで、結婚の後押しになるのであれば幸いです。
Written by Cleva